草津の手前の長野原町では、桜が満開から少し散り始め。ここは、標高が
650メートルあります。農家の庭先のタラの芽は、採りごろを少し、過ぎ
始めたものもありました。
水上では、温泉街は同じく満開でやや散りかけでしたが、湯檜曽方面と奥
利根方面の分岐あたりまで進むと、満開でした。そして、タラの芽もちょうど
摘みごろのものが見つかりました。同じ場所にハリギリがありますが、これは
2、3日早め。
そこから藤原方面へ登ると、桜は8分咲き、タラの芽はまだ帽子をかぶった
ものが多い状況でした。
桜の満開と並走して、タラの芽前線はようやく、上信越の山々の登山口あた
りまで達しようとしています。
「標高が40メートル上がるごとに、開花日と満開日は1日遅くなる」と
書きましたが、もう一つ、この経験式には、
「緯度が7分30秒上がると、開花日と満開日は1日遅くなる」という条件
があります。(私の知り合いのNさんが経験的に割り出した式です。)
実際は、山間部の町では緯度や標高以外にも開化と満開を遅らせる環境がある
一方、春の温度上昇は必ずしも日付どおりに単純にすすまないなど、誤差を生む
原因があります。
試みに、前橋市と水上町を比べると、
標高差は、390メートル 9・75日遅れる
緯度差は、23分 3日遅れる
ということで、合計で、12日〜13日、満開日とタラの芽の旬とは遅れることに
なります。
今年の観測では、前橋市の満開日は4月6日でした。
そして、水上町は、今日か昨日に満開。4月20〜21日で、差は14〜15日。
経験則の予測は、実際の現地確認と、ほどほどによく一致していると思います。
ということは、例年、前橋市の桜の満開日発表から2週間とちょっとあとに水上へ行け
ば、桜は満開だし、タラの芽も採れるということになります。