細々としたモノ、頻繁に出し入れするモノがあるとすれば、それをザックの中に入れておいては、いちいち出し入れする時にザックを下さないとおけないというわけです。そんなの面倒臭。前面にちょとしたバッグがあれば、そんなのを入れておけるというわけです。ウェストポーチがあるでないのというわけですが、それはなんというか、脚を上げた時に腿に当たるのが嫌と申しますか、歩いているとベルトが緩んできてタルタルになると言いますか。締め直してやればよいのですけど、それもまた面倒といいますか。そんなわけで、ウェストポーチは山では使いたくないのです。で。胸の前に背負うってアイテムのご登壇となるわけでした。
実は。この手のバッグの黎明期?の商品かどうか知りませんけど、かつて「パスファインダーチェストバッグ」というのを使ってました。大きくてペットボトルも収納できるほどの容量があったのです。まあ、便利ではあったのですけど、背面、つまり体に接触する側がメッシュでなかったので、使用後は蒸れて汗でベットリでした。おまけに私の用途では大きすぎて、中に入れるモノがあんまりなかったので、中はいつもスカスカ。かと言って、中がいっぱいになるほどモノを詰めると重たくなって肌に密着するので、余計に蒸れる。ペットボトルは比較的頻繁に出し入れするけども、コレをチャックで開け閉めするところに収納するのは、出し入れが実に手間。かといって、チャックを開けたままにしとくわけにもいかないし。また、ペットボトルを出し入れする際に、中に収納してある他の物が、こぼれ落ちてしまわないかと心配にもなる。
そんなわけで、私にとっての胸バッグは、小さいモノで十分なのです。では。何を収納するのか。
・SDカード
・カメラの予備バッテリー
・携帯電話
・マップ
・GPS
・車のカギ
・行動食
うーん。これくらいしかない。これなんで、小さいので十分なのです。
というわけでアルパインチェストバッグですが。SサイズとMサイズがあります。値段もたいして変わりませんけど、Sサイズです。重量は実測で162g。サイズから考えると少々重たくはある。けど、便利だから仕方ない。色はガンメタル。実は、買ったのは旧モデルなのです。新モデルも、100円増しで売っていたのですけど、色が好かなかったので、旧モデルにしました。別に、色が違うだけで、機能的にはそう変わるものでもないでしょう。購入価格は3割引きでハンバーガー18個分くらいでした。
まずは。前面にマジックテープで開閉するマップホルダーがついてます(写真・中)。ここにマップを収納する際には、マップを小さく折りたたむ必要があります。バッグそのものが小さいので、マップホルダーも小さいのです。このマップホルダーだけ、ベローンと出したまま歩くのも面白いかも。マップホルダーとは別に本体側に小さなポッケもついてます。
メインのバッグのほうはジッパーによる開閉です(写真・右)。身体に接触する側には、ジッパーで開くポケット。反対側にはポケットとキーフックがついてます。バッグの背面、つまり体に接触する部分はメッシュですので、蒸れも軽減されます。これ重要。
このチェストバッグと似たようなので、オスプレーのグラブバッグというのを持ってますけど、こっちは重量が80gしかなくて軽量なのはよいのですけども、バッグにカメラのような重たいモノを入れていると、歩いているうちに取り付けベルトが如実にゆるんできて、バッグが下にさがってきます。緩まない工夫をすれば、それはそれで面白いバッグではありますけどね。ま、それはさておき。
アルパインチェストバッグには取り付け方法を記した説明書などが一切付属しませんけど、取付けは簡単なので問題ないのです。実際にザックへの取りつけは、また次回。だって、日記では写真が3枚しか掲載できないし。5枚くらい掲載できたらよいのに。ちなみに、「前にも背負え」ってのは、確かパスファインダーチェストバッグのキャッチフレーズだったような気がします。面白いバッグだったんだけど、いつしか使わなくなってたなあ。