酉谷山避難小屋の水場は完全に涸れてしまっていて、水を採ることはできません。この小屋の利用をあらかじめ計画している方は、必要な水を担ぎ上げる必要があります。
以下の日記は2017年の情報です。今は水源が完全に枯渇しているので、どうしようもない状態です。
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【画像1 抜かれたゴムシート】
【画像2 修復後】
【画像3 酉谷山避難小屋】
【この日記の主意は、「自分で使う水は持ち上げるとなんの心配もいらないし変な心を起こして悪さをする必要もない」というところにあります。】
2017/ 1/18
人間とは愚かな存在である。何度も警鐘を鳴らした酉谷山避難小屋の水場の荒し行為だが、相変わらずの乱暴狼藉が続いている。犯罪的行為である。
1月18日、オロセ尾根から酉谷山避難小屋へ向かった。気にしていた小屋の水場は、不幸なことに人的な要因で水が採れないような状態になっていた。理由は簡単だ。水を受けているゴムシートが抜かれていたからであった。
こうも何回も壊されてしまうので、善意の小屋の利用者にも泣いてもらい、その怒りの声を上げてもらおうと、本当に直さないこととした。人間10人いれば1人は泥棒・犯罪人という言い伝えもあるが、残る9人は善良な人である。
しかし、自分の水も少なくなったし、その善良な人たちのためにと思って翌朝水場を修復した。石を弄ったからとて、ゴムシートを抜いたからとて水が余計に湧き出てくるわけでもない。この時期はほんの少ししか流れ出てこない水を、どのようにして集めるかということしかない。
何年たっても愚か者は酉谷山避難小屋の水場に、その愚かな手で余分なことをしてしまう。愚か者は、酉谷山避難小屋の水場の水を冬場に確保するのに繊細な配慮を欠いては愚かな結果しか得られないということも考えらない。
【多くの普通の心根をお持ちの方へ】
この時期は水は細くなりますが水が採れなくなることは、このような人為的なことでもなければめったにありません。
水場が荒らされていて水がどうしても取れない場合は、小川谷方向に2〜3m下りてすぐ下にあるコンクリートの桝の蓋を開けて見てください。本来の水場のコンクリート桝に水が伝わって出ていたら、ここから汲むことが期待できます。
【荒らされた水場を直してみたいという方へ】
水場が荒らされているときのみ試みてください。画像2のようにゴムシートの配置、石の配置ができれば流れを受け止められるかもしれません。
画像2の状態が維持されているのに水場の形状を変更することは、あってはならない行為となりますので、好奇心の発露は無用です。
【酉谷山避難小屋のこれまでの記録】
http://yamatabi-hanatabi.com/toritaniyama.html
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