宮ヶ瀬ダムは中津川をせき止め2000年12月に完成したが、宮ヶ瀬湖自体は宮ヶ瀬ダム完成前の試験湛水によって1998年にできていた。
関連する記録
宮ヶ瀬湖ー丹沢三峰ー丹沢山ー塔ー大倉 2014年01月31日(金) [日帰り]
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-403164.html
宮ヶ瀬湖ー県道70号ー丹ー蛭 2014年04月26日(土) [日帰り]
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-433397.html
宮ヶ瀬側から、”丹沢三峰ー丹”に入るには、本厚木駅からバスに乗り土山峠を越え、終点宮ヶ瀬湖(ビジターセンターがある)の一つ手前、三又路から尾根に乗っかるのが、一般的でしょう。
上の記録には書いていませんが、終点・宮ヶ瀬湖周辺(写真1−2)に、旅館やみやげ物屋が集まっている地域がある。
なんとも立地が不自然。あたりに人家も無い。。
ここにはよく自転車で訪問していたが、これはもしやダムに沈んだ旅館の移転保障ではないか??
と行く度に思っていた。
たまたま図書館で読んだ本(写真3)、「宮ヶ瀬ダム〜湖底に沈んだ望郷の記録」神奈川新聞社、を読んだところ
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渓谷 清流と共に生き
「ブルが泥を押すたび涙が出ましたよ」。中津渓谷を見下ろす旧県道脇に一軒だけ残る”旅館みはる” (中略) キャンプで賑わった河原が閉ざされていく。(中略)旅館は1958年に開業した。新聞の全国観光地百選投票で中津渓谷が第4位に入り、見物客が増え始めた頃だ。下流の石小屋地区でも6軒余りの旅館やみやげもの店が建っていた。
青味がかった流れは今、全長2キロ、毎秒最大800トンの水を飲み込む巨大トンネルに移った。
トンネル完工前、建設省が地元の為に催した内部見学で、見学者がフェルトペンでそれぞれの思いを暗い壁に書き連ねた。
「トンネルの見学寒き正月に父母の残せし山も沈みぬ」と歌にした住民もあったなか、春代さんは「さようなら渓谷、ありがとう自然美」と記した。
(中略)旅館みはるは、今秋、宮ヶ瀬の高台のB代替地への移転が決まっている。
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とのことで、写真2にある旅館みはるは、”水没したみはる”の移転(B代替地という)ということが解った。
ついでに書けば、他のみやげもの店も、水没移転の可能性が非常に高い。
冒頭、関連する記録の”丹沢三峰”の写真にある”上社?”に対する”下社”も水没している可能性が高いわけで(要検証)、
遊覧船やクリスマスツリーを見に来る人の何%がこれらの事を知っているか、、
★いや、いや、こういうマイナスイメージは封印するのが、広報課の役目だ★
先日の山歩きも、宮ヶ瀬湖絡みだったので、なんか胸のつかえが取れたのと同時に、大きな勢力の集団にかかっては、”村の数個の壊滅など造作もない”
そんなこんな山の抱えている問題を思っていると、今回三浦アルプスに対しての地主(大和ハウス)の取った行動は、正直素晴しすぎると思う。。
偉い人たちは、仕事や計画をする前に、それが神の目(神でなくお天道様でも宜しいw)から見て、正しいことかどうか、お祈りをしてくださいね。いやマジで
なお移転保障費用の平均は一世帯あたり一億円とのことです(30年前のお値段です)
公益財団法人 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団
http://www.miyagase.or.jp/
子ども達の遠足前に、ちょっとだけダムを造る是非について話しました。
私が地方から出てきて、山を始めた頃に工事中だったのか、このダムを造る是非について熱く語る授業を受け、それから宮ヶ瀬はしんみりしたイメージになりました。
その後、一度北側から蛭ヶ岳へ登った時に見た、美しく景色でかなり明るいイメージに変わりました。
また行きたいと思いつつ、今の自分の足では、日帰りは厳しいコースが多くて、地図を眺めるだけで終わってます。(笑)
seakaoliさん、こんにちは
平野部に、なんとかドームや、なんとかタワーや、何とかカントリー倶楽部、なんとかゲレンデを造る分には無関心な人が多いですが
海を埋めてなんとかランド、高尾山をくりぬき住人立ち退かせて高速道路、なんとかリニアの車両基地などは目立ちますからね(爆)
特に郷土を痛めつけるだけ痛めつけ、環境意識に芽生えた神奈川県。。リニア何とか、第2東名計画、相模川沿いの高速を見ていると、残念ながら環境意識が高いとはいえないかもですね
※どうした鳥屋。宮ヶ瀬湖、道志導水路で痛めつけられて、とうとうリニアで立ち退きって。。
> 私が地方から出てきて
地方のほうがやりたい放題に見えますが、需要がない分、激しい開発はしないようですね
> 山を始めた頃に工事中だったのか、このダムを造る是非について熱く語る授業を受け、それから宮ヶ瀬はしんみりしたイメージになりました。
逆に自分は、このような問題が面白くて(スミマセン)山にいっている部分がありますから。というか山を知れば知るほど現実が迫ってくる。。
大山周辺のゴルフ場を見ていると笑うしかない。。
お子様も実体験できるので、小さいうちから色々考えるところはあるかもですね。
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ブナの枯死はトンネルの影響もあるようですね。トンネルだらけの丹沢どうなるの(爆)
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/Konogoro.cgi?id=372
> 導水路は2本ともトンネルで、その掘削により、トンネルの上の山の木が枯れるのではないかと危惧されたが、いろいろと文献など調べると、150m以上の被りがあればあまり問題が生じていないようであるし、発破をかけて掘るのではなく、トンネルボーリングマシンでガリガリ掘って、すぐにライニングをするから心配は要らないと地元に説明した。
> 本気でそう信じていて、自信をもって説明したのだが、実際の工事では湧水が多く、山の木も枯れて、補償するはめになったようだ。いわゆる緑のダムから水を汲み出すと木が枯れてしまうという当たり前の事実が、はからずも実証されたということでもある
私が丹沢に通っていた時には宮ヶ瀬ダムなどありませんでした、何時も大倉から蛭ヶ岳でどっちに行くか一瞬考えていました、
当然玄倉の丹沢湖もない時代でしたが、この間テレビで丹沢の登山の事をやっているのを見ましたが、
ヤビツからも階段などが出来ていて変わっていましたね、塔ヶ岳までの途中に鎖場もあるなんて丹沢の余りの変わり様に愕然としました、
naiden46さん、こんにちは
> 私が丹沢に通っていた時には宮ヶ瀬ダムなどありませんでした、何時も大倉から蛭ヶ岳でどっちに行くか一瞬考えていました、
> 当然玄倉の丹沢湖もない時代でしたが、
丹沢湖(三保ダム)が出来た副作用で、世附渓谷と集落が水没し、鮎は遡上できなくなり、送電の鉄塔が丹沢湖・大山の北側、秦野周辺に乱立しました。
鮎は丹沢湖から上は放流も無いのですが、津久井湖に入る道志川水系は湖産と海産を放流してますね(海産のほうは海に降れず卵を抱えたまま津久井湖に降りて死ぬ)
ただ、原発でなくダムでまだ良かったです(爆笑)
> ヤビツからも階段などが出来ていて変わっていましたね、塔ヶ岳までの途中に鎖場もあるなんて丹沢の余りの変わり様に愕然としました、
階段については、登山客の増加による”土の流失=U字溝を防ぐ”目的なので仕方ないかな。と思っています。残念ですがヤビツだけではなく県が管理する登山道全てが階段だらけです。
クサリ場は、登山客に安全に楽しんでもらう。もしくは転落でもされて管理している県に苦情を持ち込まれても困る。。的なクレーマー対策が本当の理由かもしれません
そんな丹沢も、これから山ビルが出る季節になるので静かな山歩きが出来ると思います。
雨上がりに入らない、足元の対策する、などすればそう怖いモンでもないです。
利権に目がくらんだ権力者のほうが100万倍怖いです(笑)
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