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2015年07月10日 22:19クライミング全体に公開

クライミングのすすめ

あくまで、私見。


GWに石鎚山の東稜で、地元の登山者にいろいろアドバイスをいただいた。その時、自分がクライミングもやっている話をしたら、彼はたずねてきた。

「自分は、バリエーションが好きで、こんなところばかり歩いているが、クライミングもやった方がいいか?」

即座に答えた。

「自然が好きで、バリエーションを歩いているだけなら、クライミングはやらなくてもいい。」


単独行で、岩場のバリエーションを歩くのは、自然を楽しむという意味では最高だ。

それなら、アルパインクライミングをやってみようかとなると、これが勝手が違ってくる。

●ルートが決まっている。
←ルートは自分で、決めるのが楽しい。

●道具はいろいろ必要になる。
←道具が増えれば、増えるほど、自然からは遠ざかる。また、自然に集中できなくなる。なぜなら、脳の仕組みからそうなっているから。
※これは、とても重要なことで、「そんなことないよ。」と自分勝手な思い込みを言うようなヤツがいたら、関わらない方がいい。
いざという時、人間の脳の仕組みや自然の仕組みを無視するからだ。
要は、最初から判断ミスしているので、遭難する確率が高いということだ。技術や体力のレベルが高いのに、判断力のレベルが低いのは、本当におそろしいことだ。

●エイドが大前提となっている。
←これでは、狭義の意味での自己責任は成り立たない。(広義の意味では、やはり高度な自己責任は必要。)
根っからの単独行者には無理だろう。

そもそも、アルパインクライミングはヨーロッパで発達したもので、厳しい岩稜地帯をいかに登るかが問題であって、自然を楽しむなどという余裕などない。
そのなれの果てとして、ヒマラヤの山がゴミだらけとなって、野口健などが、それこそ命がけで回収するなどという事態に陥っている。

そうは言っても、やはりクライミングをやっておくと、少なくとも安全につながるし、登山というものがどういうものか分かるようになる。

また、パーティを構成して登るというのは、それはそれで面白みがあるし、岩を登るのは、また楽しいのである。何より、仲間に恵まれないと、外岩はできない。機会があるうちにやった方がいいとは思う。

取りあえず、登山の安全も考えて、クライミングジムでボルダリングは、最低限やるべきとは思う。それが楽しければ、アルパインやフリーをやってみるという道もある。また、なぜアルパインが衰退して、フリーが全盛となってしまったのか、その理由はやっているうちに分かる。そういうものなのだ。

ただ、個人的には、人工壁相手に本気になれるかというと、それは無理。筋力維持の意味も含めて、週一をキープするのが精いっぱい。
アルパインクライマーの中には、インドアはきらいなので行かないという人も多い。(全く別物と言えば、別物。)

まあ、クライミングジムでいろいろ話を聞くと、視野は広くなるので、経験だと思って行くのも楽しいし、自分のレベルアップにつながるのは、間違いない。
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