(写真は鹿島槍の帰りに種池山荘を振り返って)
山小屋周辺の簡易ヘリポートを見られた方も多いはず。
高速でまっしぐらに飛んでいるのは救助のための可能性が高いと思います(◎-◎;)
山での話題では、よく「ヘリで救助されれば最低でも50万」という話を耳にしますが、そう単純に救助されれば、まだ運がいい方なんじゃないかなぁと私は思っています。
高地の稜線上のようにヘリの接近、ウインチによるピックアップが容易な場所であればよいかも知れませんが、転・滑落など山の斜面上であったり、沢登り、道迷いなど樹林の多い渓谷部では、気流が悪かったり、機体の大きさがいっぱいいっぱい(20メートル以上の空きが必要と思います。)だったりヘリコプターの現場への接近は、より困難になってきます。
(ちなみにウインチは50mから90mあるそうです。)
2009年の奥穂、2010年の秩父で発生した航空機事故のように救助にあたるパイロット、救助隊員の方々も命がけで救助にあたってくれているわけです。当然ながら天候による視界不良などによって飛べないこともあるわけです((((((゜ロ゜;
はたして「50万円」は高いのでしょうか?
登山の原則は自力によるものであって、たとえヘリコプターを要請することになったとしても、現在地の把握と自己の位置がホイストに適した場所なのか?くらいの考えは常々持っておいたほうがいいと思います。
いよいよ、夏山シーズン!私も安全登山に心がけます。
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