しかし、今年は、と昨日出かけたら、1週間ほど遅れ気味で、小粒でした。
(写真1枚目)
でも、このぐらい若い青山椒を使った「ちりめん山椒」は、またおつなものです。
下ごしらえの、煮こぼしや、水にさらす行程はなし。
小さめの実をそのまま使いました。
実の大きさに合わせて、かなり細やかなちりめんを、合わせて、日本酒、お醤油、ごく少しの砂糖で、たき込みました。
さきほど、熱々のご飯にのせて、初物をいただきました。
(写真3枚目)
やさしいけれど、しっかりした青山椒の香り。
これを食べると、梅雨がいよいよ本番です。
今度は、一回り生長し、ちょうど摘みごろの青山椒で、稚鮎のあっさり佃煮を仕込みます。
例年は、写真2枚目くらいに生長した青山椒を使います。
(山椒は雌雄異株で、実はメスの木にしかなりません。
オスの木の10分の1も数がなく、登山道を一日歩いても、実をつけた木は1本も見つからない場合もあります。この事情は、山ブドウや、コクワ=サルナシ探しにも、通じますね。青山椒を良い時期に入手するには、常日ごろのセンサスが大事です。8月後半、実山椒が赤く染まって目立つ時期が、下調べに良いシーズンです。)
うう、うまそうですね。
庭にでもあれば気づくのですが、山では気をつける目がないとみつかりません。
以前の借り屋の庭にはあったのですが、今は無く、写真をみて口中にぴりぴりを再現しました。
yoneyamaさん、実がなる山椒の木は、庭で大事に育てて楽しんでいる方もおられますね。
こぼれた実から、周囲に山椒の幼苗が自然に増えていったりします。
山で山椒の雌の木を探すときの、コツの一つがこれです。歩いていて、幼木がやたら目につく場所に出たら、斜面の上方を探すと、高さ3〜4mもある、母親の山椒の木が見つかります。
実がつくまで育った木は、移植不可能なので、青山椒を求めるときにそこに通うことになります。
あとは、接ぎ木や、挿し木で増やすなどですね。
「新特産シリーズ サンショウ 実・花・木ノ芽の安定多収栽培と加工利用」(内藤一夫、2004年、農文協)
という本を、先週、家のそばの市立図書館から借りてきて、挿し木の勉強をしました。
私には、挿し木もむずかしく、成功したことありません。雌の木は、苗で買えば400円くらいなんですが、やっぱり、旬の時期に山に会いに行くのがいいですね。
>>実がつくまで育った木は、移植不可能なので、
そうでしたか、以前実家の母から持って行けといわれてもらったけれど根を付けませんでした。実がなるので確実と思って期待したのですが。
>>>実がつくまで育った木は、移植不可能なので、
>そうでしたか、以前実家の母から持って行けと
>いわれてもらったけれど根を付けませんでした
誤解を招く書き方をしてすみません。
移植不可能というのは、実がなるまで育ったメスの山椒の木は、背丈も根も大きく育ちすぎで、物理的に移植はむずかしい、ということです。
背丈が低いもので実があるものがあれば、挑戦してもいいと思います。
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