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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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緊急度 3山の情報
動けない負傷者に代わって救助要請する場合の連絡先と連絡方法
質問2018年10月15日 10:42 (2018年10月17日 04:58更新)
先日の尾瀬ハイクで負傷事故を目撃、docomo圏外のためその場からの連絡ができず、ご本人とご主人の了解を得て山小屋まで歩き協力を要請しましたが断られました。救援には大金がかかるためか本人が救助要請するしかないとお考えのようでした。
やむなく周囲にいらした方にお願いしてビジターセンターに電話を繋いでいただき(auは圏内)、救助要請をいったん受けていただきました(ビジターセンターに連絡することが果たして良かったのか?)。
けれどもビジターセンターの方は事故現場まで徒歩でいかれご本人と何らかの手続きをされてから救助の手配が行われたようで、実際に救助が行われたのは事故からほぼ3時間が経過していたようです。
自分はどのように行動すればよかったのか別のSNSで相談したところでは、警察(110番か所轄警察署)か消防(119番)に連絡すべきとのご意見が複数ありました。
同じような事故に遭遇した場合、あるいは自分自身が負傷した場合に備えてベストな対応方法を知っておきたいので教えていただけないでしょうか?
(1)救助要請する場合の連絡先は、警察または消防でよいでしょうか。
(2)他の登山者に救助要請の取り次ぎをお願いする場合、住所、氏名、年齢、携帯番号、事故現場の位置、ケガの状況、登山届の有無、山岳保険の有無をメモした紙をお預けすればよいでしょうか。
(3)事故現場から電波が届きそうな場所まで移動するのに数時間を要する場合、アマチュア無線の所持・利用は有効でしょうか。見ず知らずの方に救助要請を代行していただくことになるので、果たしてうまく通じるものかわかりません。
(4)救助隊に関わっていない山小屋の方に協力を要請する場合、断られにくい方法はありますでしょうか。間に入ってもらうよりも電話を借りるだけの方が良いのかなと。
回答2018年10月16日 15:38 (2018年10月17日 04:58更新)
件の尾瀬山小屋の対応、全く解せないですね。
単独で意識が無かったらどうするんでしょう?
遭難者が自力で歩行し救難依頼を出来るなら「遭難」たり得ません。

ただ山小屋レベルでは人を駆り出しての救助活動が出来るとは限りまし連絡だけお願いして応急処置は現場に居る人間だけで行うこともあります。

(1)…以前、南アで仲間が大けがをしたときは所轄警察署の電話番号を控えていたので携帯からかけましたが119番へ掛け直すよう指示されました。「え?」と思いましたが怪我の状況や現在地の伝達等、直で伝えた方が間違いが無いという判断だと思われます。
その時は同じパーティ全員の携帯番号を教え、メインで使う番号以外は全て電源を切り(バッテリー節約のため)長期戦に備えるよう指示されました。

(2)…遭難者の住所だと一人暮らしの場合どうにもなりません。対応できる親兄弟や会社関係も必要です。
その為のメモは必須。保険の有無などどうでも良いことです。

(3)…必要と思い資格は取りましたが携帯で圏外だと無線もあまり通らない(T.T)ことがあります。
でも一縷の望みではありますね。

(4)上にも述べましたが山小屋のバイトではどうにもならない場合があります。
動いてくれたらラッキー! せめて所轄への連絡くらいは山小屋営業者の義務だと思います。
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
chiroさん、アドバイスありがとうございます。
(1)南アルプスでの出来事、SNSでも警察より消防へという事例を含めたアドバイスがありました。南アルプス特有なのかわかりませんが、119を優先します。
(2)本人に意識がないような状況の場合は代わりに対応できる近親者等と連絡が取れるだけの情報が必要なんですね。計画書に記載があればそれで。
(3)一縷の望みをハンディ無線機にと思って準備中です。
(4)山小屋には過度の期待は危険かもしれませんね。
回答2018年10月16日 12:35 (2018年10月17日 04:58更新)
ご確認いただきありがとうございます。
4/3アマについてはテキストも豊富ですので、仕事の休み時間などつかわれるとよいかと思います。

(2)についてですが、紙とペン持参も大変良いと思います。
もう少し確実性を上げるとすれば、それこそスマホや携帯のボイスレコーダー機能(或いはアプリ)を活用するのが確実かなと思います。アプリ入れるのが面倒ならそれこそ動画撮影機能でも良いかもです。

参考となれば幸いです。
お礼 
B_tsukachanさん、ありがとうございます。
昨日、試験対策で教本と問題集を取り寄せて受験勉強(笑)を始めました。
動画やボイスレコーダーは負傷者の状況や救助要請の意思確認に有効でしょうね。ただし伝送は難しいので小屋番さんに協力要請する場合に使うくらいでしょうかね。
回答2018年10月15日 21:10 (2018年10月17日 04:58更新)
初めまして。負傷事故(遭難)の目撃、大変気苦労されたかと思われますが、最終的に大事にならずすんだようで何よりです。
ご質問の件についてはjROにガイドラインがあります。

https://www.sangakujro.com/%E6%95%91%E5%8A%A9%E8%A6%81%E8%AB%8B%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95/

(1)
基本的には連絡がつくようであれば携帯等で警察または消防となります。
優先順位的には警察の方が高いです。

(2)
伝えるべき事柄は割と多いようです。
事故者の氏名、連絡先、所属団体、ケガの度合、事故発生場所、救助要請者(取り次いだ方)の氏名と連絡先、現場との通信手段、ヘリコプターの出動の有無

(3)
かつて本業でしたので覚えている限り回答します。
アマチュア無線については古くから信頼のおける通信手段ですが、免許が必要になります。
非常通信を盾にする例がありますが、そもそも無線局ですので登録したうえで初めて無線機の携行と使用が許可されると思ってください。「非常時に便利だから」と、本来は「免許を受けるべき無線機を免許を受けずに準備」している場合は電波法第四条(だったかな)に違反する恐れがあります。また、非常通信にも作法があるかつ、使用する周波数帯の特性、アンテナの特性等も知識として知っておかなければならない点も忘れてはなりません。ここらへんがおろそかだとたとえ無線機があっても回線が成立せずに,悪戯に電波を垂れ流すだけとなります。
免許をお持ちでしたら良い通信手段となりますので、体力と相談の上、携行されるとよいかと思います。
(負傷者がたまたま免許された無線機を有していて、その人の意識がないかつ明らかに命の危険がある場合は恐らく許されるかと思いますが...。レアケースかと。)

(4)
これがよくわかりませんが、断る山小屋が存在することが少々納得いかないところです。
頼み方については恐らく通報の依頼となるのかなと思います。これを断るようでは山小屋の存在意義が少々怪しい感じになるかと思いますが...。明確に解答できずすいません。
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
N_tsukachanさん、回答ありがとうございます。jROのそのサイトは帰宅後に検索していて見つけました。事前知識として持っていなければいけませんね。

(1)は警察、消防の順序ですね。

(2)は結構多いですね。今回の現場ではご主人に住所、氏名、年齢、電話番号をメモ書きしていただき(メモ帳とボールペンはご主人がお持ちでした。これは立派!)、口頭で加入されている山岳保険を確認したうえでビジターセンターに向かい、現場に駆けつける途中の係りの方と出会ってメモ書きをお渡ししました。自分が負傷した場合に備えて、必要な情報を記入済みの紙を持っていた方がいいですね。
なお、本人や近親者以外が救助要請する場合には救助費用を負担することの本人の同意がないと山小屋では対応を拒まれることがあるようですので、「同意しました」と自書していただくと信じてもらえるかも知れません。

(3)本気で国家試験の受験と無線機の購入、局の登録を考えています。北アルプスなどでは稜線に出れば携帯電話の電波がキャッチできる地点は少なくありませんが、尾瀬は歩きスマホ等のリスクもあって電波環境の改善に慎重なようです。

(4)今回は「衛星電話はありますか?」と質問して「ない」との回答だったので、諦めてしまいました。尾瀬の山小屋内はauが使えるようですから、「通じる電話をお借りしたい」と言えば、電話が借りられて救助要請もスムーズになり時間短縮できたかもしれません。

ありがとうございました。