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5月の飯豊連峰(梶川尾根〜門内小屋〈泊〉〜北股岳〜飯豊山〜ダイグラ尾根)

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日程 2日    山小屋泊    往復/周回ルート
エリア飯豊山
ジャンル積雪期ピークハント/縦走
技術レベル 5/5 ※技術レベルの目安
体力レベル 5/5 ※体力レベルの目安
見どころ 眺望あり
距離/時間
[注意]
水平移動距離: 37.53km
最高点の標高: 2064m
最低点の標高: 290m
累積標高(登り): 3687m
累積標高(下り): 3691m
アクセス 車・バイク   
通行止めの地点に車10台くらいの駐車スペースがある。
コースタイム 通行止めゲート ---(50分)--- 飯豊山荘上駐車場 ---(120分)--- 湯沢峰 ---(180分)--- 梶川峰 ---(60分)--- 扇ノ地神 ---(25分)--- 門内小屋 ---(60分)--- 北股岳 ---(20分)--- 梅花皮小屋 ---(45分)--- 梅花皮岳 ---(20分)--- 烏帽子岳 ---(140分)--- 御西小屋 ---(70分)--- 飯豊山 ---(360分)--- 飯豊山荘上駐車場 ---(60分)--- 通行止めゲート

ルート説明:

2012年5月に歩いての紹介である。ダイグラ尾根があるので技術•体力共に最高レベルの5とした。梶川尾根や稜線上はレベル4ぐらいと思う。

梶川尾根では梶川峰手前の1400〜1500m付近の急斜面でアイゼン、ピッケルが必要。ダイグラ尾根はその地形に加えて夏道がとぎれとぎれなので、アイゼン、ピッケルに加えて登攀具もあった方が良い。午後になり気温が上がると、雪庇が崩れる場合があるので注意。桧山沢の吊り橋はこの時期は使用不可。運良くスノーブリッジがある年であれば、なんなく渡渉できる。総じて5月のダイグラ尾根は決して多くの方にお勧めできるルートではない。

<gpxファイルの可用性評価>
種別:手入力
ルート:◎・・地形図のルートと概ね一致しています
標高:○・・目安になります

ルート詳細

1. 通行止めゲート (300m)
2012年5/19〜20の山行では通行止めのため飯豊山荘まで車は入れなかった。およそ4kmの舗装路を歩いた。地元の人たちは自転車やミニバイクで飯豊山荘まで入っているようだった。道路脇の雪壁は3m程あり、落石の痕跡が観察された。
2. 飯豊山荘上駐車場 [詳細]
梶川尾根は前半からかなりの急登を強いられる。左手には石転び沢の絶景と美しいクサイグラ尾根が広がる。1200m位までは所々夏道が出ていた。
3. 湯沢峰 (1021m) [詳細]
梶川峰手前の1400〜1500m付近は急斜面で直登は厳しい。1500m付近まで終始、虫の大群に付きまとわれるので注意。
4. 梶川峰 (1692m) [詳細]
梶川峰以降は緩やかな斜面が稜線まで続く。
5. 扇ノ地神 [詳細]
稜線上はほとんど笹薮の夏道が出ていたが、脇の雪上を歩くことも出来る。得意な路面の選択が可能。比較的広く、とりわけ危険な箇所もなかったので、自由な稜線闊歩を満喫できる。
6. 門内小屋
中に何枚かブランケットがある。トイレは鍵がかかっていて使えなかった。16:00の時点で室温8℃ほど。明け方は2℃まで下がる。
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
7. 門内岳 (1887m) [詳細]
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
8. 北股岳 (2024m) [詳細]
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
9. 梅花皮小屋 [詳細]
梅花皮小屋のトイレは鍵が開いていて使えるようだった。
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
10. 梅花皮岳 (2000m) [詳細]
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
11. 烏帽子岳 (2018m) [詳細]
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
12. 御西小屋 [詳細]
御西小屋のトイレは使用できなかった。
とりわけ危険な箇所もなく、自由な稜線闊歩を満喫できる。
13. 飯豊山 (2105m) [詳細]
ダイグラ尾根を下り始めてすぐのP1969を過ぎるとかなりの急斜面。1850m地点でいつの間にか北西の沢に誘導されそうになり、慌てず戻った。案内標識は一切無い。ここから先はナイフリッジな尾根伝いに数えきれないほどの小ピークを幾つも越えて行く。夏道はあったり無かったりする。尾根西側は薮なので、ほぼ東側の雪上を通過する。

しかし今にも崩壊しそうな雪庇の淵、または雪庇の下を通らざるを得ない場面に何度か遭遇する。それを嫌うとすれば、岩稜の薮を漕いで行くしか無い。危険を冒して雪庇を通過するか、または時間と体力を消耗する藪漕ぎを選択するか、心の葛藤が続く。最大の難所は宝珠山手前の急峻な岩稜と巨大雪庇地帯を通過するところ。東側は500mほど切れ落ちた広大な急斜面。尾根側には今にも崩れ落ちそうな巨大な雪庇がある。雪庇を遠く巻きながらトラバースして無事に通過できたとしても先はほぼ垂直に見える崖になっていて、登攀するしか無い。

最後には吊り橋の無い広大な桧山沢の渡渉が待ち構えている。2012年5月は運良く上流部にスノーブリッジが架かっていたが、積雪が少ない年は早く消えてしまうようだ。

なお、飯豊連峰の山行は以下のサイトが参考になる。
飯豊朝日連峰の登山者情報 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
14. 飯豊山荘上駐車場 [詳細]
15. 通行止めゲート (300m)
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