Etrex10について
GarminのEtrex10は高感度GPSロガーとして、なかなかの性能です。現在地の座標の表示も出来るので、緯度経度の表示のある地図があれば現在地がどこか把握できます。また、標高も表示されるので大体何割くらい登ったか把握するには便利です。
ただし、地図の表示は弱いです。標準のままではほとんど使えません。
けれども、ネットの世界を調べてみるとEtrex10に自作地図を入れて表示させている人もいるようです。このままではEtrex10の性能を使い切っていない気がするので、地図表示に挑戦してみました。
その時の忘備録です。
Etrex10の特徴
1.測位感度に定評のあるGPSユニット
2.メモリは内蔵10MBのみ、SDカード等の追加は不可
3.表示は白黒の液晶
4.地図の選択は出来ない(ベースマップ以外には1つのみ)
ただし、地図の表示は弱いです。標準のままではほとんど使えません。
けれども、ネットの世界を調べてみるとEtrex10に自作地図を入れて表示させている人もいるようです。このままではEtrex10の性能を使い切っていない気がするので、地図表示に挑戦してみました。
その時の忘備録です。
Etrex10の特徴
1.測位感度に定評のあるGPSユニット
2.メモリは内蔵10MBのみ、SDカード等の追加は不可
3.表示は白黒の液晶
4.地図の選択は出来ない(ベースマップ以外には1つのみ)
地図作成手順
1.地図情報入手
国土地理院の基盤地図情報より
http://www.gsi.go.jp/kiban/index.html
ダウンロードするもの
1)基盤地図情報
・基本項目(道路や建物、基準点など)
・数値標高モデル(このデータから等高線を作成、10mメッシュ推奨、5mメッシュはデータの無い
領域あり使いにくい。GPS用の等高線作成なら10mで十分)
2)基盤地図情報ビューア(FGDV)
2.基盤地図情報ビューア(FGDV)
1)基本項目を読み込み「エクスポート」→「エクスポート」
(1)変換種別「シェープファイル」
(2)直角座標系に変換(系を選択、山梨県ならVIIIになる)
※直角座標系は参照 http://www.gsi.go.jp/LAW/heimencho.html
(3)すべてON
(4)出力先フォルダ指定してシェープファイルを作成
3.QGIS
1)入手先
QGIS
http://qgis.org/ja/site/
fgddemImporter
http://space.geocities.jp/bischofia_vb/qgis-plugins/fgddemImporter/
2)等高線の作成
(1)plug-in「fgddemImporter」で数値標高モデルデータをimpoprtする
→geotiffファイル作成
(2)必要に応じてgeotiffファイルの結合
「ラスタ」→「その他」→「結合」
(3)必要に応じてgeotiffファイルの必要部分の切り出し
「ラスタ」→「抽出」→「クリッパー」
(4)等高線の作成
「ラスタ」→「抽出」→「等高線」
10m、50m、200mあたりが使いやすい。(人によると思います)
※データを減らすには
「ベクタ」→「ジオメトリツール」→「ジオメトリツールの簡素化」
4.GPSMapEdit
1.入手先
GPSMapEdit
http://www.geopainting.com/index.php?lang=ja_JP
cgpsmapper
http://www.cgpsmapper.com/
※GPSMapEditにはガーミン形式のファイルを出力できないので
cgpsmapperを組み込んで使用します
2.etrex10で表示する地図の作成
1)「ファイル」→「インポート」→「シェープファイル(*.shp)」
等高線間隔の小さいもの(10mとか)からインポートする
2)「ファイル」→「地図のプロパティ」→「ヘッダー」
(1)種類の集合「ガーミン」
(2)地図のユニークな整数
ID:任意の8桁の整数
名前:半角アルファベットで任意の名前
(3)標高のユニット「メートル」
(4)「適用」
3)「ファイル」→「地図のプロパティ」→「レベル」
(1)「前に挿入」で必要なレベルを追加
※最大のレベルには何もデータを付与できません
4)「ファイル」→「インポート」→「シェープファイル(*.shp)」
等高線、道等をそれぞれのlevelにインポートする
「ラベルのためのフィールドを選択」はチェックをオフが無難
例 等高線 0x0021 等高線
道路縁 0x0016 小道
水涯線 0x0018 小川
水域 0x003b body of water
建築物 0x000c 工業団地
建築外周 0x0000 道路
基準点 0x6616 頂上
5)「ファイル」→「地図のプロパティ」→「レベル」
GPSのズーム、MapSouceのズームを調整する
例 level0 24 120m zoom0(<1.2km) (10m等高線)
level1 21 800m-1.2km zoom1(1.2-3km) (50m等高線)
level2 20 2km zoom2(3km-8km) (200m等高線)
level3 18 5km-8km zoom3(8km-12km)
6)「ファイル」→「エクスポート」→「ガーミンimg」
ファイル名指定
7)cgpsmapper.exeへのパス
cgpsmapperがインストールされているパスを入力
例 C:\Program Files\cGPSmapper\cgpsmapper.exe
5.USBでファイル転送、改名
1)転送
etrex10をUSB接続し、「Garmin」フォルダへ作成したimgファイルを転送
2)改名
転送したファイルを「gmaptz.img」へ改名、元のファイルはバックアップのこと
以上で、etrex10にも地図が表示されます
国土地理院の基盤地図情報より
http://www.gsi.go.jp/kiban/index.html
ダウンロードするもの
1)基盤地図情報
・基本項目(道路や建物、基準点など)
・数値標高モデル(このデータから等高線を作成、10mメッシュ推奨、5mメッシュはデータの無い
領域あり使いにくい。GPS用の等高線作成なら10mで十分)
2)基盤地図情報ビューア(FGDV)
2.基盤地図情報ビューア(FGDV)
1)基本項目を読み込み「エクスポート」→「エクスポート」
(1)変換種別「シェープファイル」
(2)直角座標系に変換(系を選択、山梨県ならVIIIになる)
※直角座標系は参照 http://www.gsi.go.jp/LAW/heimencho.html
(3)すべてON
(4)出力先フォルダ指定してシェープファイルを作成
3.QGIS
1)入手先
QGIS
http://qgis.org/ja/site/
fgddemImporter
http://space.geocities.jp/bischofia_vb/qgis-plugins/fgddemImporter/
2)等高線の作成
(1)plug-in「fgddemImporter」で数値標高モデルデータをimpoprtする
→geotiffファイル作成
(2)必要に応じてgeotiffファイルの結合
「ラスタ」→「その他」→「結合」
(3)必要に応じてgeotiffファイルの必要部分の切り出し
「ラスタ」→「抽出」→「クリッパー」
(4)等高線の作成
「ラスタ」→「抽出」→「等高線」
10m、50m、200mあたりが使いやすい。(人によると思います)
※データを減らすには
「ベクタ」→「ジオメトリツール」→「ジオメトリツールの簡素化」
4.GPSMapEdit
1.入手先
GPSMapEdit
http://www.geopainting.com/index.php?lang=ja_JP
cgpsmapper
http://www.cgpsmapper.com/
※GPSMapEditにはガーミン形式のファイルを出力できないので
cgpsmapperを組み込んで使用します
2.etrex10で表示する地図の作成
1)「ファイル」→「インポート」→「シェープファイル(*.shp)」
等高線間隔の小さいもの(10mとか)からインポートする
2)「ファイル」→「地図のプロパティ」→「ヘッダー」
(1)種類の集合「ガーミン」
(2)地図のユニークな整数
ID:任意の8桁の整数
名前:半角アルファベットで任意の名前
(3)標高のユニット「メートル」
(4)「適用」
3)「ファイル」→「地図のプロパティ」→「レベル」
(1)「前に挿入」で必要なレベルを追加
※最大のレベルには何もデータを付与できません
4)「ファイル」→「インポート」→「シェープファイル(*.shp)」
等高線、道等をそれぞれのlevelにインポートする
「ラベルのためのフィールドを選択」はチェックをオフが無難
例 等高線 0x0021 等高線
道路縁 0x0016 小道
水涯線 0x0018 小川
水域 0x003b body of water
建築物 0x000c 工業団地
建築外周 0x0000 道路
基準点 0x6616 頂上
5)「ファイル」→「地図のプロパティ」→「レベル」
GPSのズーム、MapSouceのズームを調整する
例 level0 24 120m zoom0(<1.2km) (10m等高線)
level1 21 800m-1.2km zoom1(1.2-3km) (50m等高線)
level2 20 2km zoom2(3km-8km) (200m等高線)
level3 18 5km-8km zoom3(8km-12km)
6)「ファイル」→「エクスポート」→「ガーミンimg」
ファイル名指定
7)cgpsmapper.exeへのパス
cgpsmapperがインストールされているパスを入力
例 C:\Program Files\cGPSmapper\cgpsmapper.exe
5.USBでファイル転送、改名
1)転送
etrex10をUSB接続し、「Garmin」フォルダへ作成したimgファイルを転送
2)改名
転送したファイルを「gmaptz.img」へ改名、元のファイルはバックアップのこと
以上で、etrex10にも地図が表示されます
最後に
表示は出来ました。労力の割りに合わない気がします・・・。また、細かい点を調整していけば、もっと見やすくなると思いますので、使う人がそれぞれ最適にしていければ良いと思います。
やはり、地図を表示したければ、その上のEtrex20を選択するのが無難な気がします。カラーの地図は見やすいと思いますし、メモリも沢山積んでいるし、地図も選択できるようですから。
山歩いている時に、そんなにGPSで地図見るか?いや、見ないだろ。紙の地図見ますよね。見やすいもん。
まあ買っちゃったし、壊れるまでEtrex10で行こうと思います。
やはり、地図を表示したければ、その上のEtrex20を選択するのが無難な気がします。カラーの地図は見やすいと思いますし、メモリも沢山積んでいるし、地図も選択できるようですから。
山歩いている時に、そんなにGPSで地図見るか?いや、見ないだろ。紙の地図見ますよね。見やすいもん。
まあ買っちゃったし、壊れるまでEtrex10で行こうと思います。
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