藤原岳(天狗岩)裏道↑表道↓
- GPS
- 07:51
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,085m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:35
天候 | 快晴、気温スタート時15℃、昼食時(藤原山荘付近)18℃、下山時15℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一度、大貝戸パーキング(無料)へ寄ってから向かう場合は、手前の電気店のある交差点を左折し、廃校間近な西藤原小学校を目指して行くと、小学校を過ぎたところに観光駐車場の入口があります。(右折して下る形です) 観光駐車場は300円/日、水洗トイレと靴洗い場があります。両者とも私は使用していませんのでコメントできません。 また、私は西藤原小からの進入路とは逆のR306方面から直接、観光駐車場へ進入しましたが、料金は自己申告で料金所へ支払いに行きました。管理人さんが目敏く見つけて集金するという形態ではありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
裏道(聖宝寺道)を初めて使いましたが、登山口まで長い石段を登り、聖宝寺を迂回する形で長く感じました。登山口には大貝戸(表)道と同様の登山ポスト(用紙・筆記具あり)があります。 登山口からすぐに大きな砂防堰堤があり、堰堤を越えるのに段差の大きい階段が初っ端から体力を奪います。 堰堤を越えた地点(徒渉点)が実際の登山口と云っても良いでしょう。 ここから結構な急登が始まります。一合目までも長く感じましたが、一合目を過ぎると谷沿いの道に変わり、そのまま谷を詰めて行くようにも見えましたが、実際は途中で高巻きするように登山道は整備されていました。 この後、五合目までは九十九折に進み、六合目がやや平坦な休憩適地です。六合目から先は整備が行き届いておらず、踏み跡も明瞭さを欠くようになります。しかし、古いマーキングはありますから、それを見つけながら進めば道を失うことはありません。 八合目で大貝戸(表)道と合流しますが、裏道の八合目手前では八合目から九合目へ向かうハイカーの姿が木立越しに散見されました。すなわち、八合目の合流ポイントに向かうには左に折れる必要があります。ハイカーが見えたら左へです。 |
その他周辺情報 | 下山後の日帰り入浴は今回も、阿下喜温泉・あじさいの里(500円)です。 http://ajisainosato.com/ 今回は午後5時前の到着だったので、先週(10/29)ほど混んでいませんでした。 |
写真
感想
当初は御池岳を目指して自宅を出発しましたが、登山口(鞍掛峠)にトイレがないことに難色を示した嫁はんの要望を容れ、藤原岳に変更となりました。
手前のコンビニ(セブンイレブン)で買い物(トイレも拝借)をしたことにより、大貝戸パーキング(無料)は諦め、観光駐車場(300円)へ直行しました。過去の藤原岳登山はすべて大貝戸パーキング利用の表道(大貝戸道)で、今回は観光駐車場スタートということもあり、裏道(聖宝寺道)を使ってみることにしました。
観光駐車場の管理のおじさんに裏道登山口への行き方を聞きましたが、「裏道は険しいので表道を勧める。」と云われました。でも、登山口への道順は教えて下さいました。
観光駐車場を出発し、街中を歩いて鳴谷(なるたに)神社で安全祈願してから、聖宝寺(しょうぼうじ)を目指して石段(300段弱くらい)を登ります。石段を登り切ったところに養魚場、その脇を通って突き当たりにトイレ棟、更に進むと東海自然歩道と出合い、そこを左折してしばらく行って初めて登山ポストのある登山口到着です。
ある意味、入道ヶ岳と椿大神社(つばきおおかみやしろ)の関係に似ています。
登山口を出発すると、すぐに大きな砂防堰堤です。この堰堤は開口部があるタイプで、御在所岳の裏道にあるタイプと同じです。御在所岳裏道の場合はその開口部を通ることが可能ですが、こちらは流れがあり無理そうでした。また、堰堤を越えるための階段(一段の段差が大きい)が整備されており、掟破りはご法度(はっと)のようです。
堰堤を越えて下りてくると、そこには丸太橋があり実際の登山口はここのように感じました。
ここまで、出会ったハイカーはソロの男性お一人のみ、当然のこと道をお譲りしました。表道に比べ人気がないようです。結局、八合目までに4〜5組に道をお譲りしたでしょうか。下って来られた方はお二方のみ、その内のお一人からは「六合目から道が分りづらくなるが、上にあるマーカーを探せば大丈夫。」とのアドバイスをいただきました。仰せの通りの状況でした。この場を借りてお礼申し上げます。
藤原岳の裏道は集中豪雨で壊滅状態となり、砂防堰堤が作られ、期を一にして整備復活したと記憶しています。私たちが登山を始めてしばらくしての豪雨災害だったので、裏道は使いたくても使えない状態でした。
今回初めて裏道(聖宝寺道)を利用して感じたことは、二合目を過ぎ谷筋から高巻き道に変わってから六合目までは植林地帯ということもあり、よく整備されています。逆の云い方をすると”面白味に欠ける”とも云えるかとも思います。
二合目までと六合目から八合目の表道との合流地点までは、表道(大貝戸道)より魅力的に感じました。観光駐車場の管理のおじさんが云われた、「険しい」という表現は、勾配以外のものも含まれていると思いますが、概ね正しいと思われます。
そして、この時期(気温15℃前後)はヤマビルを見ることはありませんでしたが、石灰岩質でひとたび雨が降ると泥濘が予想される登山道は、ヤマビルの絶好の生息域と思われます。
さて、今回の山行の目的地は藤原岳最高地点の”天狗岩”としました。前回、展望丘へ行っているので今回は天狗岩という感じです。多くの方は両方へ登られると思いますが、私たちにはオーバーワークとなりますので、どちらか一方だけです。
今回、同じ方(ご年配の男性ペア)に八合目と天狗岩へ向かう途中の一つ目のピークでシャッター押しを頼まれました。私はすぐに気付きましたが、当のご本には全く気付かれていない様子でした。その方は「天狗岩という眺望の良いところがあって、そこへ行こうと思ったが、時間がなくなるのでやめて引き返している。」とのことでした。
その言葉を聞いたとき、一瞬ドキリとしましたが、私たちは聞かなかったことにして天狗岩へ向かいました。藤原山荘から天狗岩まで往復1時間を見ていましたので、午後2時過ぎには藤原山荘へ戻って来れるとの読みです。
登山届には16時30分の下山予定としていましたので、今回はほぼ予定通りに行動できたと思います。下山時も多くの方々に道をお譲りしました。超スローペースのご老体のお二人はパスさせていただきましたが、そのお二人からは逆に希望を頂いたように思います。
私は現在でも遅いことに掛けては”人後に落ちない”と自覚していますが、もっと遅くなったとしても山歩きは可能であると・・・
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