【竜ヶ岳】本栖湖キャンプ場からピストン
- GPS
- 05:21
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 626m
- 下り
- 614m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場:本栖湖キャンプ場(2016年9月〜有料@\500) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○整備されていて特に危険個所は無し。 ○山頂手前からの笹道も刈込まれ歩き易い。 ○山頂は広い草原、テーブルベンチが3基。 目の前に富士山がドーンと、振り返ると南アルプスの冠雪の山脈、 晴れていれば眺望は素晴らしい。 |
その他周辺情報 | ○本栖湖キャンプ場 : http://www.motosuko-camp.com/ ○富士眺望の湯ゆらり: http://www.fuji-yurari.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料水
ティッシュ
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
ハイドレーション
時計
行動食
ファーストエイドキット
カメラ
GPS
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感想
久々に大学院生の次男坊とのお山歩、
発表の準備で研究室に泊まり込みで運動不足気味、
運動不足解消にハードじゃない、車で行けるお手頃の
ハイキングコースへ一緒に連れてってくれ、
と、珍しく次男坊からのお誘い。
急に「お手頃」と言われても・・・、しばし思案。
元々ハードなところへ行っているつもりではないのだが、
どこでも息が上がってしまう私にとって、
「お手頃」ってどこがよいか。
結局、15年ほど前までは毎年の様に、
夏の恒例行事としてファミリーオートキャンプで
訪れていた想い出の地であり、
昨年、同時期に訪れて見事な紅葉に感激した
本栖湖の森と間近で見る大きな富士山を期待して
本栖湖からの竜ヶ岳に決定。
次男坊の運転で夜中に出発し、
空いている中央自動車道を安全運転で順調に
本栖湖まで約110Kmを一時間半で到着。
夜が明けて明るくなるまで車中で仮眠。
簡単に朝食を済ませ、山仕度をしてAM7:15に出発。
予報では午前中は晴れであるが、
朝もやが降りていて陽は出ていない。
キャンプ場内の木々はしっとりとした感じで色付いている。
「竜ヶ岳登山口」の道標に沿ってキャンプ場内を抜け、
舗装車道を渡って、本栖湖の森の中へと進む。
この辺りの木々は色付きも良い、
紅葉の気配を感じる。
ただ、靄っているせいか、
昨年来たときほどの鮮やかさは感じない。
森の中の車止めゲートの横を通り、
遊歩道を左折して進むと、直ぐに登山口がある。
林間の登山道に入ると登り始めから、
やや急な登りが続き、息があがる。
寝不足と食後直後に動き始めたせいか、
テンションも低く、ペースも上がらない。
それどころか、冷や汗が出てやや貧血気味。
細身で長いコンパスで軽快に先を進んでいた倅が、
戻ってきて「大丈夫?、顔色が良くないよ」と、心配顔。
上着脱ぎ、ザックに仕舞い、タオルで汗を拭い、一息つく。
「大丈夫、ゆっくり登るから、先のベンチで待っていてくれ」、
いやぁ、情けない、やはり寄る年波、体力では全く追い付けない。
それにしても、体重は相当落とさないとならぬと痛感。
木々の間から陽射しを感じるようになっていたが、
少し開けたベンチのあるところまで辿り着くと、
先ず、右手に紺碧の本栖湖が眼下に映り、
左手には眩しい朝陽の逆光の中に、ドーンと大きな富士山。
一気にテンションが上がり元気になる。
昨年はこの辺りからの紅葉も綺麗だったはず、
今年はそうでも無い、未だ時期早いのかと思ったが、
そうでは無かった、良く木々を見ると、
葉は緑色のまま霜枯れの様に枯れている。
考えると今年は「心地よい秋」が少なかったようだ、
ほんの少し前まで、冷房の効いた電車やバスが快適だったが、
直ぐに暖房のスイッチを入れ始めた感じであった。
この辺りの山々もそんな感じであったようだ。
石仏の見晴らしは、遮るものが何もない、
大きな富士山を見るにはとても良い場所である、
見上げれば、竜ヶ岳の形の良い笹山も青空に浮かんでいる。
ここからは、笹道の中を右に左にと、
概ね20回くらい切換えし、ジグザクに登って行く。
左に切換えして登り詰めるたびに、富士山と対面する。
その度ごとに元気をもらう。
倅は、ヒョイヒョイと軽快に駆け上がり、
とっくに姿が見えなくなっていた。
山頂手前の本栖湖への分岐点からの笹道、
昨年は背丈以上に伸び迫り、道幅も一人分も無く、
ストックで藪漕ぎしながら進んだが、
今年は綺麗に刈り込まれ、気持ち良く歩ける。
山頂は広々とした草原で気持ちが良い。
草原にの転がって腕枕で、
形の良い冠雪した富士山とちょうど同じ目線。
西側の山頂隅からは、やはり冠雪した南アルプスの山脈。
良い処である、先着していた倅も目を細めている。
山頂には他に人影も無く、素晴らしい景色を独占、
中央のベストポジションのテーブルベンチを確保。
ザックを降ろし、湯を沸かしランチタイム。
一時間ほど、素晴らしい景色を堪能していると、
徐々にハイカーも増え、ファミリー、グループと、
賑わってきたので、テーブルを後着のグループに譲り、
山頂を後にした。
昨年は、真っ赤に染まる紅葉の北斜面を
本栖湖に向かって降りるコースで下山したのだが、
今回は、富士山があまりにも美しく映えていたので、
吸い込まれるように、
往き来たコースをそのまま降りることにした。
倅は、ピョンピョンと跳ねるように小走りに降りて行った。
登山口の本栖湖の森に着くと、どんよりした朝とは違って、
澄んだ陽射しでとても気持ちの良い明るい森になっていた。
木々の紅葉も鮮やかに感じた。
本栖湖の湖畔まで降りて水辺を覗き込むと、
水温も低く綺麗な水で透明度も良く、
さざ波の湖面が陽射しでキラキラ揺れ、とても綺麗。
帰り道に、富士眺望の湯「ゆらり」に立ち寄った。
清潔でとても気持ちの良い温泉で、
湯船に浸かってまったりと眺める富士山も良い。
風呂上りに、瓶入りコーヒー牛乳とソフトクリームで乾杯。
休み処のリクライニングチェアで30分ほど寛いで帰路に着いた。
やはり、富士山を眺めると元気が出る。
倅も、富士山を堪能し、運動不足も解消した様子で、
久々の親子山行は楽しい想い出になった。
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