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記録ID: 1011563 全員に公開 ハイキング甲信越

守門岳(吉ヶ平から古道を行く)

日程 2016年11月13日(日) [日帰り]
メンバー myoukohiuti
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク

表示切替:

コースタイム [注]

日帰り
山行
11時間40分
休憩
1時間30分
合計
13時間10分
S吉ヶ平06:2008:00桂のへつり(徒渉)08:2009:00田ノ倉沢手前09:2011:30天狗ノ田11:5013:00田ノ倉越15:10網張15:2015:40大岳15:5017:10網張山17:2018:40網張山登山口19:30吉ヶ平G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
ナビ不調のため軌跡は取れませんでした
コース状況/
危険箇所等
吉ヶ平〜天狗ノ田間は踏み跡程度
渡渉箇所あり
天狗ノ田〜網張間は藪優勢
その他周辺情報吉ヶ平に吉ヶ平山荘あり 営業期間中は宿泊可

写真

出発地点 吉ヶ平山荘
2016年11月13日 06:23撮影 by Canon IXY 640, Canon
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出発地点 吉ヶ平山荘
工事用道路を歩き河原へ降りて砂防ダムを越える
2016年11月13日 06:46撮影 by Canon IXY 640, Canon
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工事用道路を歩き河原へ降りて砂防ダムを越える
1
草の生い茂る踏み跡をたどる
2016年11月13日 07:04撮影 by Canon IXY 640, Canon
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草の生い茂る踏み跡をたどる
椿の花 雪ツバキかな?
2016年11月13日 07:10撮影 by Canon IXY 640, Canon
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椿の花 雪ツバキかな?
1
ロープが張られていて有難い
2016年11月13日 07:24撮影 by Canon IXY 640, Canon
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ロープが張られていて有難い
川の左岸を行く
2016年11月13日 07:38撮影 by Canon IXY 640, Canon
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川の左岸を行く
2
水溜りの道(-_-;)
2016年11月13日 07:46撮影 by Canon IXY 640, Canon
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水溜りの道(-_-;)
前方守門岳〜袴腰の斜面は雪だ
2016年11月13日 07:52撮影 by Canon IXY 640, Canon
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前方守門岳〜袴腰の斜面は雪だ
3
振りかえるとなだらかな番屋山
2016年11月13日 07:56撮影 by Canon IXY 640, Canon
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振りかえるとなだらかな番屋山
1
桂のへつりの標柱
2016年11月13日 08:02撮影 by Canon IXY 640, Canon
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桂のへつりの標柱
標柱は「桂のへつり」だがへつりは無理
渡渉する
2016年11月13日 08:05撮影 by Canon IXY 640, Canon
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標柱は「桂のへつり」だがへつりは無理
渡渉する
1
再度徒渉して左岸に渡る
2016年11月13日 08:12撮影 by Canon IXY 640, Canon
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再度徒渉して左岸に渡る
1
ヒドが入り込む辺りは道が寸断されていることが多い
テープや踏み跡を確認しながら進む
2016年11月13日 08:15撮影 by Canon IXY 640, Canon
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ヒドが入り込む辺りは道が寸断されていることが多い
テープや踏み跡を確認しながら進む
枝沢も多い
2016年11月13日 08:16撮影 by Canon IXY 640, Canon
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枝沢も多い
岩盤を削って開かれたと思われる道
往時の人々の苦労がしのばれる
2016年11月13日 08:29撮影 by Canon IXY 640, Canon
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岩盤を削って開かれたと思われる道
往時の人々の苦労がしのばれる
2
雪だ!
2016年11月13日 08:32撮影 by Canon IXY 640, Canon
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雪だ!
3
山の神様の小さな祠
2016年11月13日 08:36撮影 by Canon IXY 640, Canon
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山の神様の小さな祠
3
岩を食む守門川
2016年11月13日 08:36撮影 by Canon IXY 640, Canon
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岩を食む守門川
1
岩の間をすり抜ける 岩を削って足場が確保されている
2016年11月13日 08:46撮影 by Canon IXY 640, Canon
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岩の間をすり抜ける 岩を削って足場が確保されている
4
気持ちの良い流れ
2016年11月13日 08:57撮影 by Canon IXY 640, Canon
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気持ちの良い流れ
2
からっとしたブナ林
2016年11月13日 09:26撮影 by Canon IXY 640, Canon
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からっとしたブナ林
2
たびたび枝沢を越える
2016年11月13日 10:00撮影 by Canon IXY 640, Canon
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たびたび枝沢を越える
大岳の稜線が見えた
2016年11月13日 10:02撮影 by Canon IXY 640, Canon
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大岳の稜線が見えた
2
いよいよ雪が連続する
2016年11月13日 10:23撮影 by Canon IXY 640, Canon
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いよいよ雪が連続する
2
ナメコだ!
近寄ってみると裏側にもびっしり生えていた(^^)/
2016年11月13日 10:27撮影 by Canon IXY 640, Canon
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ナメコだ!
近寄ってみると裏側にもびっしり生えていた(^^)/
6
ブナの林が続く
2016年11月13日 10:53撮影 by Canon IXY 640, Canon
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ブナの林が続く
1
こんなとこにもナメコが
2016年11月13日 10:56撮影 by Canon IXY 640, Canon
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こんなとこにもナメコが
田ノ倉沢から大岳の稜線
2016年11月13日 11:06撮影 by Canon IXY 640, Canon
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田ノ倉沢から大岳の稜線
1
田ノ倉沢は右岸をへツル
2016年11月13日 11:11撮影 by Canon IXY 640, Canon
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田ノ倉沢は右岸をへツル
宝石のようなナメコ
2016年11月13日 11:23撮影 by Canon IXY 640, Canon
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宝石のようなナメコ
3
天狗ノ田から大岳稜線のパノラマ
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天狗ノ田から大岳稜線のパノラマ
3
天狗ノ田
2016年11月13日 11:36撮影 by Canon IXY 640, Canon
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天狗ノ田
1
田ノ倉越から天狗ノ田を見下ろす 前方に粟ヶ岳が姿を見せる
2016年11月13日 11:52撮影 by Canon IXY 640, Canon
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田ノ倉越から天狗ノ田を見下ろす 前方に粟ヶ岳が姿を見せる
田ノ倉平 前方右側は袴腰〜守門岳の稜線
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田ノ倉平 前方右側は袴腰〜守門岳の稜線
3
大崩平から網張の鞍部のパノラマ
この写真の真ん中あたりを登る
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大崩平から網張の鞍部のパノラマ
この写真の真ん中あたりを登る
3
番屋山・粟ヶ岳の連なり
2016年11月13日 12:07撮影 by Canon IXY 640, Canon
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番屋山・粟ヶ岳の連なり
烏帽子山〜袴腰の稜線
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烏帽子山〜袴腰の稜線
大崩平を俯瞰する
2016年11月13日 13:58撮影 by Canon IXY 640, Canon
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大崩平を俯瞰する
1
網張の鞍部から烏帽子山〜守門岳の稜線
稜線中央後方の山は黒姫
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網張の鞍部から烏帽子山〜守門岳の稜線
稜線中央後方の山は黒姫
3
中津又岳へは雪の道
2016年11月13日 15:50撮影 by Canon IXY 640, Canon
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中津又岳へは雪の道
中津又岳から大岳、守門岳を望む
2016年11月13日 16:01撮影 by Canon IXY 640, Canon
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中津又岳から大岳、守門岳を望む
2
中津又岳から網張山へのトレース
2016年11月13日 16:03撮影 by Canon IXY 640, Canon
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中津又岳から網張山へのトレース
守門岳〜烏帽子岳の稜線上には黒姫、浅草岳が顔を見せる
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守門岳〜烏帽子岳の稜線上には黒姫、浅草岳が顔を見せる
1
守門岳アップ
2016年11月13日 16:12撮影 by Canon IXY 640, Canon
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守門岳アップ
4
夕闇が迫る
2016年11月13日 16:29撮影 by Canon IXY 640, Canon
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夕闇が迫る
2
東にはお月様
2016年11月13日 16:34撮影 by Canon IXY 640, Canon
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東にはお月様
1
木々の間から大きなお月様が
68年ぶりのスーパームーン一日前とは知らなかった
2016年11月13日 16:59撮影 by Canon IXY 640, Canon
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木々の間から大きなお月様が
68年ぶりのスーパームーン一日前とは知らなかった
3
日が沈む
2016年11月13日 17:01撮影 by Canon IXY 640, Canon
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日が沈む
そして懐電歩行になった(-_-;)
2016年11月13日 19:33撮影 by Canon IXY 640, Canon
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そして懐電歩行になった(-_-;)
1
撮影機材:

感想/記録

先週は思いもしなかった、フォーストビバークへと追い込まれて、猛省の山行となった。よくよく考えてみると、そうなる萌芽は計画を練り始める前から始まっていたのだ。そろそろ山行スタイルの変更を余儀なくされる段階に入ったのかも知れない。しかし、あと数か所バリエーション的なルートで歩いてみたいところはある。その一つが今回のルート、吉ケ平から田ノ倉越経由で大岳に至るコースだ。残雪期に歩いたことは有る。その時は何の破たんも無く登ることが出来た。しかし、過去の人々が歩いた痕跡を直に感じながら歩いてみたいのだ。木々の葉が落ちる晩秋は、その適期だと思っている。

出発地点吉ケ平の駐車場には2台の車が停まっていた。広い駐車場だが、先行者の車に沿って駐車する。先行者は、大池の辺りを散策するとのことだ。守門川に沿って道なりに進む。最初は、砂防工事用の道だ。直ぐに道型ははっきりしなくなり、河原の中を進み、砂防ダムを越える。しばらく川沿いの踏み跡程度の道を進む。要所、要所にはテープが下がっていて注意深く進めば、大きく道を外すことは無いが、気の抜けない道だ。

“桂のヘツリ”の標柱があり、わずかに進むと崖っぷちに出て渡渉点となる。もともとは、左岸にヘツリ道が有ったのだろうが、いまは崩れて崖になっていて道はない。ロープ伝いに河原に降り、適当な個所を選んで徒渉する。すでに、靴もズボンも朝つゆでぬれてしまったので両方とも身に着けたまま川を渡り、少し河原を歩き、再度、徒渉して左岸に戻る。

30分位歩くと山の神の小さな祠が有る。草の上にポツンと小さな雪の塊が出てきた。山は雪か。そのうち雪の塊が大きくなり、連続するようになる。雪の深さは2儖未澄B瑤領れ込む辺りには沢クルミの木が多く、堆積物が平たく積もっている。草丈も長く伸びているので、踏み跡が分かりづらい。注意深く進み、おかしいと思ったら確信の持てるまで探しながら進む。

田ノ倉沢に入る手前で休憩。これからが正念場だ、と気合を入れ直す。谷も深くなったなあ、と流れの方に目をやると、枯れた楢ノ木にナメコがびっしりついていた。しかも食べごろだ。近くまで行って見ると、木の裏側にもびっしりとついている。こんなに大量のナメコを見るのは初めてだ。ナイフを使ってきれいに取ればいいのだろうが、そんなことをしていたら時間がかかるだけだ。手袋をはめたままゴリゴリとこそぎ、25僉35儖未離咼法璽訛泙忙阿勅茲辰拭その10倍くらいは取れただろうが、リュックはパンパンに膨れて限界だった。ザックがズシリと重い。おいおい大丈夫か。まだ先は長いのだぞ、と思う。

まあ、しかし、これは頑張るしかないのだ。ここまで意外に時間がかかっているのだ。懐電山行のおそれもある。これから先、稜線の網張まで藪こぎが続くが戻るも同じ。かえって沢筋の歩行の方が危険だ。先に進むしかないのだ。神さんには、遅くとも18時までには帰って来なさいと言われている。それはもう無理かもしれない。その時のために、ナメコは背負って帰らざるを得ないのだ。「イヤ〜、ナメコが重くて歩けなかった」とナメコを言いわけの小道具として使うためである。深謀遠慮。家庭内に居場所を保つための涙ぐましい努力である(-_-;)

微かに硫黄の匂いがした。硫黄沢と湯又沢の合流点辺りまで来たようだ。踏みあとは田ノ倉沢右岸を進むヘツリ道である。雪が切れ目なく続くようになった。滑りやすい道となり灌木頼りに進むところもある。沢が細く緩やかになると、枯れた草が生い茂る天狗ノ田となる。その奥には枯れた灌木の茶色の斜面が広がる。東洋随一と言われる雪庇の発達する稜線である。峨々として覆いかぶさってくるような光景だ。雪の深さは、10儖幣紊呂△襦守門岳から袴腰にかけての斜面は雪が張り付いて早くも厳しい冬を感じさせる。

藪をこいで田ノ倉越に出る。鞍部から細い溝状の地形が派生しているので、ここが田ノ倉越であることは間違いない。下った先に見える平坦地が田ノ倉平、その山側の平坦地が大崩平であろう。ここから大岳には直接登れそうだが、灌木藪の連続だからこれは論外だ。体力が持たないし、気力も萎えてしまうであろう。前回の残雪期には、網張の鞍部に直接続く沢を登ったが、水は無く、何の苦労もなく雪上歩行で登れた。今は、沢水が流れ落ち、ノドの部分は岩が剥き出しだ。これは危険と判断して断念。せっかく、田ノ倉平も大崩平も見えているので、そこには足跡を残したい。そこは外さずに、右手の沢筋を登ることとした。こちらの沢は、上部で行き詰まっても、左手を巻き灌木藪をこざいて行けば問題ないと判断した。

田ノ倉平、大崩平と進み、ゴーロ状の細い沢を登る。水は流れているが、殆ど濡れずに登ることが出来た。沢の最上部は、一枚岩の絶壁にスダレのように水が流れ落ちていたが、予想通り左手から巻いて藪へ突入する。しばらく藪をこざき雪の積もったヒドを登る。積雪は、深い所は50cmくらい有った。雪は、まだザラメ状だが、木の杖を差し込み、水平に打ち付けて安全を確保して登ったところもある。ピッケル代わりに持ってきた手製の木の棒が活躍する。ようやく空しか見えなくなって稜線に出た。間違いなく道である。大きな岩が一個、ここでいいんだよ、と言わんばかりに鎮座していた。

見慣れた風景とは言え、山腹に張り付いた雪と晩秋の日差しが作り出す光景は、豪快さと裏腹に寂しさを感じさせた。弱々しい日差しの中に、浅草岳、烏帽子山から袴腰、守門岳と続く爆裂火口のような地形。粟ヶ岳・川内の山々。毛無山の鉄兜のような山頂が過去の山行を思い出させた。

大岳まで進み家に電話を入れる。しかし、繋がらなかった。ちょっと不謹慎だとは思ったが、祠の鎮座する石の上に乗ってかけたら繋がった。遅くなると伝えて、まあ、一安心。一休みして吉が平を目指す。中津又岳に栃尾側から登る登山道は標柱に×印があり廃道になっていた。ここは何年か前に歩いていたのでラッキーだったと思う。

今日のお月様はやけに大きい。満月はこんなものか、と思うが写真を数枚撮った。これが68年ぶりのスーパームーン一日前の月とは後で知る。どおりで大きなお月様である。今時分の山の端の黒々とした連なりも好きな風景だ。道には5儖未寮磴積もっていて歩きづらかった。“雨晴”とある標識の所で懐電の準備、腹ごしらえをして出発。網張山と入塩川の分岐から懐電歩行となる。

網張山から吉ケ平までは整備された道なので、注意深く進めば問題は無いだろうと思う。このルートは、下部が問題である。ブナの根の張り出した急な道なのだ。上部の方はなだらかなブナの林である。春の残雪時に登った時がそうだった。確かになだらかなブナ林の道が続いた。暗くて詳細は分からないが、こんなところで一晩泊まりたいなあ、と思わせる所である。やっぱりルートの下部は急で、根っこが張り出し、崩れているところもあり、神経を使う下降となった。それも木製の階段道となって広い道に出て終わりとなる。

昨年この辺で山ぶどうが取れたが、いくら月明かりが有るとしても、ヘッドランプの光ではなんの役にも立たなかった。広い道をぶらぶら歩いて駐車場に戻る。吉ケ平山荘には明かりが灯っていた。ほっとする明かりである。携帯が通じる辺りまで走り家に電話を入れる。最後の言葉は、先週と同じ。「風呂だけ焚いておいて」だった(-_-;)

ん、ナメコはどうなったって。もちろん絶大な効果を発揮した、と思っている。お咎めなしだが、早晩、山行スタイルの変更をしなければならないだろうと思っている。
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この記録へのコメント

登録日: 2013/11/21
投稿数: 1219
2016/11/21 16:54
 スーパームーン
こちらは雲で見えなかったんですよ。

木枯らしと思えば暖かい雨、
雪があるのにナメコも出てとまどいの様子。

暗くなるまで長時間の山行
おかみさまもホッとされたでしょう。
ナメコでにっこり(^^)
登録日: 2015/3/25
投稿数: 886
2016/11/21 20:03
 効果てきめん?
ナメコ、煮漬けて置いたものを大根おろし和えで今日も食べました。今日で完食と思ったら、あとワンパックあるんだって。それも神さんが、知り合いの所にあちこちおすそ分けしたのにです。ほんと大漁でした。それで大根や白菜のお返しを頂いたりして、神さんまんざらでもないようです。重かったけど持って帰ってよかったです。

ナメコ収穫は、たまたまですからね〜。いつもこの手は使えないし、やっぱり余裕の持てる方向に転換しなければならないようですね。日帰りを一泊、テント泊を小屋泊りにするとか。まあ、そんなところで考えてみるか、と思っています。
登録日: 2011/1/23
投稿数: 303
2016/11/26 9:55
 天狗ノ田
こんにちは、相変わらずの寝坊です。

懐電下山の2連チャンとはファイトがありますね。
もっとも時間が当てにならないのが”ヤブヤマ”なのですが・・。

「天狗ノ田」とはロマンのある名称ですね。どんなところでしょうか?
守門北方は魅惑的な山域で憧れの地ですから、私も是非お邪魔したいと思っているところです。

関東は54年振りの降雪(11月)で一気に寒くなりました。
この分では恐らく会越国境の林道も車両通行不能と思われ、事実上今シーズンは終わった気がします。年内あと1座のチャンスを窺っていたのですが、手遅れでした。
登録日: 2015/3/25
投稿数: 886
2016/11/26 20:53
 Re: 天狗ノ田
こんばんは〜

明るいうちには帰れると思ったのですが、計画通りにはいきませんでした(-_-;)陽も短くなってますからね。計画がいまいちでした。
天狗ノ田は湿地ですね。池のようになっていたところもありました。葦か萱か分かりませんが、萱状の植物が繁茂していました。前回行った時は残雪期でしたので大部分が雪に埋れてました。ここまではゼンマイ取りなどが入っているようです。

守門岳北方というと川内山塊ですね。川内の中枢部は、心技体が一致しないと、なかなか足が出ませんね。気力が満ち溢れて来たら、室谷辺りから見える、格好いい駒形山には行ってみたいなあ、と思っています。端山ですけど(-_-;)
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
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