高川山(破線ルート・屏風岩経由)
- GPS
- 06:29
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 836m
- 下り
- 782m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR初狩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1 シラノサワコース(登り) (1) 一部滑りやすいトラバース路がある。 (2) 高川山山頂直下は,約75度,10mの急な岩場(ロープ・鎖あり)につき,初心者は注意。 2 高川山から屏風岩まで(縦走) (1) 羽根子山直下は,かなりの急斜面であり,人によっては,四つん這いで登る場合もある。ただし,一部ロープが設置されている。 (2) 鍵掛峠付近は,支尾根が多く,道間違えをしやすい。あやしい分岐点においては,GPS又はコンパス及び地形図で進路を確認するべきである。 (3) 屏風岩までは,踏み跡一部不明瞭。 3 屏風岩から下山口まで(下山) 下山口近くは,やや深い笹薮の道であり,歩行が難航する。また,雨上りは,大変滑りやすい。(今回は,やむなくシリセードで臨んだ。) |
その他周辺情報 | 今回の下山口付近(初狩駅南側)にある八幡神社の宿坊となっていた八幡荘に日帰り温泉あり。おでん付きで1000円。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
着替え
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感想
今回は,高川山を中心とした周辺の山々を縦走する山行をした。友人の助言があって,充実した山行となった。高川山は,基本的には,短時間で実に気楽に登れる山であり,富嶽12景のスポットでもあり富士の景色が見事で,人気が高い。しかし,今回は,昭文社の地図でいうところのいわゆる「破線ルート」をたどり,厳しい高川山の様相を味わうものとなった。これが私には,興味深いのである。
具体的には,富士急線禾生駅を起点とし,徒歩約40,50分の所にある高川山登山口(シラノサワコース)から地味な登山道を40分ほど歩く。このような紅葉シーズンで人気のある高川山において,道中,誰にも会わなかった。基本的には,単調な登りである。そして,山頂直下は,傾度75度ほど,高さ10mの岩場があり,これを登ることになる。ロープや鎖が設置しているので心配はいらないが,初心者においては,ややホールドが少ないこともあり,注意が必要ではある。
高川山山頂は,多くの登山者でにぎわっていた。まだ10時台である。12時頃は,とんでもないことになるだろうと思い,食事をとることなく,早々に山頂を後にした。
一般道を少し進んだところに羽根子山への分岐がある。道標はあるものの,文字が消えている。しばらくトラバースをした後,細かいアップダウンのある尾根に出る。踏み跡明瞭な普通の道である。しかし,羽根子山山頂直下は,かなりの急斜面となり,一部ロープが設置してあるものの,歩行に相当難儀する。私は,薄い踏み跡に気付かず,ロープも使わず,急斜面を直登した。滑落の危険が高かった。登った後に見ると,踏み跡が付いているのがわかる。ここは,下り向けかもしれない。
羽根子山に到着してしばらくすると,20名ほどの団体登山者が進路方向から登ってきた。さすがは,紅葉シーズン。このようなマイナールートにおいても人がいるのである。団体登山者が来たので,早々に山頂を後にし,屏風岩を目指す。
カンバ沢ノ頭を過ぎた辺りの地点において,地図に載っていない明瞭な分岐点があった。支尾根である。私は,誤った支尾根を選択し進もうとしてしまったが,同伴者の助言により,再度GPSにより方角を確認したところ,誤りを確認した。この辺は,道間違いをしやすい場所であるので,登山時は,よく注意されたい。
峠とは言い難い荒れた鍵掛峠を過ぎ,登りを進めると,いよいよ屏風岩にたどり着く。屏風岩は,溶岩でできたと思われる切り立った崖の上にある。松の木に風情があり,富士の眺望が素晴しい。昔は,犬のオブジェがあったとのこと。
屏風岩からは,下山である。ちょっとしたピークをやり越した後,笹薮に入る。「最後の最後に・・・。」といいたくなる滑りやすい荒れた道を歩く。雨上がりの日でもあったため,一部,普通に立って進むことができず,やむなくシリセードで滑り進んだ。また,2回ほど滑りこけた。その後,やや深い藪道を藪をかき分けて進み,やっとのことで車道に出た。ズボンは,土まみれである。
下山口近くの八幡神社に併設されている八幡荘に行き,日帰り温泉に入った。ここは,昔,八幡神社の宿坊としてにぎわっていた所である。現在は,かなり寂れた雰囲気となっている。しかし,貸切状態でのお風呂は,大変満足である。
その後,JR初狩駅に向かい,登山者で混雑している列車に乗り,反省会の後,帰路についた。
今回は,高川山周辺を踏破することができ,とても充実した山行となった。
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