守屋山 〜諏訪の里山 最後の輝きを見せる晩秋の森歩き〜

2016年11月17日(木) [日帰り]

• GPS: 03:56
• 距離: 9.2km
• 登り: 697m
• 下り: 699m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:28
• 合計: 3:53

10:18 杖突峠口
10:44 10:49 分杭平
11:28 11:29 守屋山東峰
11:44 11:45 守屋山中嶽
11:56 12:13 守屋山
12:22 12:22 守屋山中嶽
12:47 12:49 守屋山東峰
13:40 13:42 守屋神社口
13:57 13:57 立石口
14:10 14:10 杖突峠口
14:11 ゴール地点

天候

晴れ　北陸方面は曇りがちで北アルプスは霞んで

アクセス

利用交通機関：

自家用車

杖突峠の駐車スペースを利用

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
・杖突峠コース
全体的に緩やかな登りで危険個所無し。
東峰手前に一か所鎖がかかる岩場があるが、鎖の補助が必要なほど険しくはない。

・立石口コース
危険個所は無いが、カラーテープのマーキングが少ないので道迷いに注意。
尾根筋を外さないように歩きましょう。
秋は落ち葉がトレースを隠してしまうので少し先の方まで眺めて確実なコース取りをされたし。

≪危険動物情報≫
・ヘビ：遭遇せず。
・クマ：遭遇せず。
・ヤマビル：遭遇せず。今の季節もう心配は無用か。

その他周辺情報

≪トイレ≫
・杖突峠登山口付近にはトイレ無し。
・杖突峠コース途中のキャンプ場に簡易トイレ有。ペーパーはあるトイレと無いトイレが半々。持参すると万全かと。
・西峰直下にある小屋(ラビットハウス)は休憩所にはなるが、トイレは無い。
・立石口コースもコース中にはトイレ無し。登山口の神社にはトイレらしきものがあったが確認しなかった。

≪商店・コンビニ≫
・伊那インターから高遠経由で来ると高遠市街手前のセブンイレブンが最終コンビニ。
・登山口付近には商店・自販機無し。

写真

11/17 10:19

杖突峠登山口横にはソーラー発電所
以前は別荘のモデルハウスであった東南アジア風の建物があったようだ

11/17 10:20

ソーラー発電所の傍らにある登山口

11/17 10:22

カラマツ林の中を登る
ほとんど落葉してしまったが、森は明るい

11/17 10:30

不思議な形をした平らな岩

11/17 10:33

ひと登りするとキャンプ場まで林道歩き

11/17 10:35

守屋山東峰山頂が見える

11/17 10:43

キャンプ場手前
損傷の危険がある木道らしいが、しっかりしていて危険は感じなかった

11/17 10:44

気持ちのいいせせらぎ
春はザゼンソウの咲く

11/17 10:56

キャンプ場傍らにある守屋山登山口

11/17 10:58

ここから先もカラマツ林の中の登り

11/17 10:59

太陽に向かって登る

11/17 11:16

鎖がかかる箇所もあるが、岩場というほどでもない

11/17 11:21

かつては火山であったことが伺える溶岩の痕跡

11/17 11:22

守屋山東峰山頂

11/17 11:27

たくさんの名峰を眺められるようです

11/17 11:30

遥か浅間山まで見える「

11/17 11:30

北八ヶ岳　蓼科山・北横岳

11/17 11:31

南八ヶ岳

11/17 11:31

南八ヶ岳核心部
硫黄岳・横岳・赤岳
初夏には向こうからここを見ていたんだ

11/17 11:32

南八ヶ岳北部
甲斐駒ケ岳・北岳・仙丈ケ岳

11/17 11:37

西峰へはいったん下って登り返し

11/17 11:38

落ち葉でふかふか

11/17 11:43

ブナの木もすっかり葉を落として冬支度完了

11/17 11:44

葉を落とした森
光を遮るものがないので清々しい明るさ

11/17 11:46

カモシカ岩

11/17 11:49

日陰には少々残雪も

11/17 11:53

春にはいろいろな花が見れるようだ
ハクサンコザクラも咲くのですか？？

11/17 11:53

西峰直下にあるラビットハウス

11/17 11:54

ドライフラワーになった花

11/17 11:55

翁草が咲く
花のシーズンも楽しい山のようだ

11/17 11:55

守屋山西峰山頂

11/17 12:14

守屋山西峰山頂に到達

11/17 11:58

諏訪湖
背後には美ヶ原

11/17 11:58

霧ヶ峰

11/17 11:59

鷲ヶ峰
去年はあちらからここを眺めていた

11/17 11:59

八ヶ岳

11/17 12:00

南アルプス北部

11/17 12:03

西峰からのパノラマ　諏訪湖・八ヶ岳方面

11/17 12:04

西峰からのパノラマ　南・中央アルプス

11/17 12:13

中央アルプスは少々曇りがち

11/17 12:21

明るい森を歩いて再び東峰へ

11/17 12:29

ススキと八ヶ岳核心部

11/17 12:49

南アルプス北部
手前の森は紅葉が見事だがカメラでは写せないのね・・・

11/17 12:35

南アルプス南部　霞んでいなければ聖岳まで見れるようだ

11/17 12:36

東峰からの展望　八ヶ岳と南アルプス

11/17 12:42

北アルプスは霞んで見えず…

11/17 12:49

八ヶ岳を見るなら東峰からがおすすめ

11/17 12:54

立岩口コースで下山

11/17 12:57

序盤はアカマツの森を行く

11/17 12:58

人の横顔に見える岩

5/2 14:21

≪参考≫
北陸の銀杏峰で見つけたこれは猿の横顔に見えませんか？？

11/17 13:07

落ち葉がトレールを隠すのでどこが道か慎重に見極める

11/17 13:10

御手洗水なる水場

11/17 13:15

紅葉が残る高度まで降りて来た

11/17 13:20

どこでも歩けそうな落ち葉ロード

11/17 13:21

鮮やかな紅葉

11/17 13:23

青空をバックに

11/17 13:23

11/17 13:26

11/17 13:27

神社の神木であったであろう木

11/17 13:28

西日を浴びて森が輝く

11/17 13:37

青空と紅葉と

11/17 13:43

季節を間違え咲いてしまったタンポポ

11/17 13:46

青空とカラマツと

11/17 13:56

モミジも赤く色づく

11/17 14:10

杖突峠のソーラー発電所に戻ると山旅もおしまい

11/17 14:55

帰り道の途中
紅葉が山里にも降りて来た
なんだか箱庭みたい

11/17 15:00

鮮やかに色付くモミジ

11/17 15:24

紅葉の山と仙丈ケ岳
手前のクレーンのケーブルが惜しい…

11/17 15:56

西日浴びるカラマツと仙丈ケ岳

11/17 16:23

帰り道　伊那市街から望む仙丈ケ岳

11/17 16:23

鋸岳・甲斐駒ケ岳
今年も甲斐駒ケ岳に足跡を残すことはかなわなかったので残念

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

iPad Air 2 Wi-Fiモデル 16GB Apple

感想

Tomi-Ton

紅葉前線も平地まで到達する今日この頃。
山の紅葉も終盤となったので、紅葉よりも展望が良い山は無いかな。
雲一つない快晴だった昨日なら行先には悩まずに済んだのですが、今日は全般的に晴天ながら気圧の谷が通過する北陸は天気が今一つとのこと。
南アルプス方面は天気が良いようなので、南北中央アルプスと八ヶ岳の展望が抜群と評判の諏訪の里山である守屋山に出かけてきました。

今日は伊那インターから国道361号と152号を通って登山口の杖突峠へ。
高遠を過ぎると山里に降りて来た紅葉が朝日を浴びてきれいでした。
紅葉はあまり期待していなかったけれど、守屋山でもギリギリ紅葉が楽しめるかな？

杖突峠コースから入山し、序盤はカラマツ林の中を行く緩やかな道を進みます。
展望は無いけれど、ほとんど葉を落としたカラマツ林は明るくて気持ちのいい森歩き。
少し登ると林道に合流して途中のキャンプ場までしばらく林道歩き。
ここまでは別荘分譲地でもあったようで、いたるところで車道や別荘地建設の跡が見られる人の手の入りまくった山という感じでした。
東峰手前まで同じような風景の中を行きますが、気持ちのいい森歩きなので楽しいもの。
東峰手前で少々急な箇所があるくらいなので、雪が積もったらスノーシューを履いて歩くのも楽しそうでした。

キャンプ場からひと登りすると守屋山東峰に到達。
東側の展望が開けていて八ヶ岳の山並みを楽しめます。
今年の初夏、岩稜歩きのトレーニングにと訪れた八ヶ岳核心部も目の前に。
あんな険しいところを歩いたんだなと懐かしく思いました。
北アルプス方面は曇りがちで、冠雪した槍や穂高は見えず残念でした。

ここから一旦下って、登り返すと守屋山西峰。
周りの森も自然林に代わますが、こちらも紅葉は終わっていて足元は落ち葉でふかふか。
日陰には数日前の寒波の折に降ったであろう雪が少々残っていました。

辿り着いた西峰では東西側が若干展望が遮られるものの360度の大パノラマが待っていました。
中央アルプスや南アルプス南部は霞んでいるのがこれも残念。
抜群の快晴だった昨日来ていれば大パノラマをほしいままにできただろうに…。
山頂直下のラビットハウス付近ではオキナグサやハクサンコザクラが咲くようだし、花の百名山の一座でもあるようなので花のシーズンにも来てみたい山でした。

東峰にいったん戻って、帰りは立石口コースから。
上部はアカマツの森で紅葉が無いものの、下るにしたがって周りの森は天然林になるので、深緑・紅葉のシーズンはこちらも楽しいルートになりそう。
杖突峠コースよりも急なので健脚向きとなりそうではありますが。

足元は落ち葉でふかふかですが、歩く人も少ないためかトレールが不鮮明な箇所も多いのでコース取りは慎重にしたいところでした。

登山口付近の森は最期の輝きを見せる森の紅葉で彩られ、すばらしい美しさ。
美しい森をしばらく歩くと国道に戻って山旅終了でした。
ここから杖突峠登山口までがたんたんと車道を歩く区間になるので、ちとしんどいところ。

守屋山は諏訪神社のご神体の山とのことで、山中にゴミがほとんど無いのが素晴らしいのですが、それだけに帰りに歩いた国道脇の山林には投げ捨てられたごみの多いことには閉口しました。