赤岳2899m(八ヶ岳)
- GPS
- 26:29
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
定ミス・・)、やまのこ村駐車場(1日1000円)から東広島まで7時間でした (遠い・・)。車は2駆スタッドレスで全く問題ありませんでした。ただ美濃戸口か らは狭い未舗装林道で地面がボコボコしています(普通車ですがそこは擦りませんで したが)。また待機場となるところが適所にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は気候条件により大きく難易度は変化すると思います。 |
その他周辺情報 | 赤岳山荘は日帰り入浴できるようです。諏訪あたりには日帰り入浴施設がたくさんあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
テント
ヘルメット
ゴーグル
|
---|---|
備考 | 日焼け止めを忘れた。 |
感想
週末天気がよさそうなので、まだチェーンや梯子が露出していて車でのアプローチ
も大丈夫そうだとヤマレコで確認して雪の赤岳に登ることにした。無積雪期に登るつ
もりが9月に天候不良が続き始めてて雪の赤岳を目指すことになった。あくまで天気
次第でいつもどおり無理せずに余裕のある段階で撤退することにする。
仕事を早めに終わらせて17時に職場で買っておいたポプラ弁当を食べて17時半に
福山市を出発した。福山西インターから渋滞にあうこともなく中央道へ。本来なら諏
訪南インターで下りないといけないのに小淵沢に下りてナビが清里方向をしめしたの
でこれはおかしいと思って確認すると入力間違い。引き返して八ヶ岳鉢巻道路で美濃
戸口へ。右手に登山口道標があり右折して道路を進むと美濃戸口に着いた。右手に駐
車場があり赤岳山荘への林道が左奥へと森の中に続いている。狭そうなので迷った
末、赤岳山荘へと向かってみることにした。
夜中の1時すぎなので対向車はおらず。初めての道なので不安で車の底をすらない
か注意しながら進む。初めてのこういう林道は長く感じる。ようやく赤岳山荘とやま
のこ村が見えてきた。赤岳山荘駐車場へは急な林道を登らないといけないので底を擦
りそうな感じがしたのでやまのこ村駐車場に止めた。車が一台とまっている。冬用シ
ュラフで仮眠するが寒い・・。
翌朝6時すぎに起床して準備を終えて出発した。車がぞくぞくとやってくる。赤岳
山荘の駐車場はほぼいっぱいになっている。やまのこ村駐車場はまだしまっていて帰
りに赤岳山荘で支払えばよいと後で教えてもらった(1000円)。
車止めのしてある橋を渡り林道を進む。南沢と北沢とに分かれる。はじめて来るの
で北沢コースを進むことにした。こちらは人が少なそう。10分ほど歩くと美濃戸山荘
に着いた。小屋締めしているが有料(100円)でウォシュレットトイレが使える。
赤岳山荘から約1時間で堤防広場までやってきた。ここで林道は終わり山道とな
る。北沢と岩にペンキがしてあり矢印の方向にある橋を渡る。そこで道が二つに分岐
している。増水時の廻り道と沢沿いの道に分かれる。今回は沢沿いの道へ。「環境林
保全事業」との横断幕がある。ここでモンベルのチェーンスパイクを装着した。自前
情報どおり凍結箇所がいくつもあってとても役に立つ。登るにつれて雪が多くなって
いきすっかり雪山と化した。。例のマーモットの象印の木道がある。
大同心などの岩場が見えてきた。9時になると日が射し込んできた。雪に日が当た
り美しい。横岳方面の岩壁が伯耆大山の三ノ沢のようにみえてきたするとそこから10
分ほどでアイスキャンディーが見えてきた。まだ作り中の様子。
翌日は天気が下り坂なので今日中に赤岳を目指す。トイレ休憩をしてそのまま
行者小屋を目指し歩いていく。硫黄岳分岐を過ぎて沢沿いの道を進むとロープが張
ってあり右の斜面へと道が続く。森の中の気持ちの良い雪山ハイクだ。稜線には赤
岳展望荘が見えている。ここから見ると近そうだけど・・。
10時20分に中山展望台分岐に着いた。展望台はよらずに行者小屋へ少し下って
いく。10分ほどで行者小屋についた。テントが張ってある。赤岳〜阿弥陀岳がどー
んと迫力ある姿を見せている。ここもテント・小屋どまりしたい。
文三郎コースか地蔵コースか迷う。文太郎コースには人がたくさん歩いているの
が見えるが予定通り地蔵コースへ。森林帯を登っていくとだんだん木々の背が低く
なってきた。振り返ると槍穂高連峰がよく見えている。ヘルメットをつけてダブル
ストックからピッケルに変更し12本アイゼンに取り替えた。
階段道を登るがチェーンも見えており凍結していないのでそれほど怖くない。振
り返ると峰の松目2567mが見えている。御嶽・乗鞍・北アルプス、そして諏訪湖と
見える。白山も乗鞍の右肩に見える。雪の斜面に日が射し込みとても美しい。阿弥陀
岳とその左に赤岳が見える。すごい迫力。小さく人が見えている。
しばらく歩くと再び階段がでてきた。急斜面が続く。ただこちらもアイスバーン
とはなっておらず。ゆっくり慎重に登っていく。狭い尾根上となっている。上から
登山者が下りてきたのでもうすぐかとうとまだこれからという感じのことを話され
る。冗談かなあと思ったけど本当だった・・・。結構な急斜面でこけるとかなり下
まで落っこちそう。凍結していたら怖いだろう。
標高が高くなると赤岳や阿弥陀岳がよく見える。硫黄岳も見えている。2650m付
近でお地蔵さんがでてきた(11時50分)。そこから右上へ急斜面を登っていく。し
っかりとしたトレースがある。
12時10分にようやく稜線へでてきた。分岐道標がありおじぞうさんが安置されて
いる。赤岳の左肩に富士山が見えている。八ヶ岳からだと大きく迫力がありかつうつ
くしい。権現岳は雪が少しまだらだけど赤岳は北斜面なのでまっしろ。数年前に登っ
た瑞垣山がよく見えている。少し風があるもののたいしたことはない。
12時27分に赤岳展望荘についた。ここまで数組のハイカーにあったがさすが雪の
赤岳、少ない。展望荘からも赤岳山頂まできつそう。斜度もある。撤退すべきか迷っ
たけど行けるところまで登ってみることに。一か所岩場の苦手な自分には嫌な岩場が
ありゆっくり通過。
取り付いてみると雪が腐っていることもありそれほど危険はなさそう。ただきつ
い。ヒーヒー言いながら13時8分に赤岳頂上山荘に着いた。気温を見ると氷点下1
度。ここからも富士山がとてもきれい。南峰へいってみる。夫婦連れがいたけどしば
らくすると下りていき想定外の一人独占。それはいいけれども誰もいないのも心細
い・・・。2,3分して登ってきた道を戻る。下りるのはやっぱり早い。まあ凍結し
ていたらかなり時間がかかるだろう。
展望荘から地蔵尾根分岐へ。尾根をゆっくりと慎重に下りていく。1時間ちょっと
で行者小屋まで下りてきた。途中でヘルメット・アイゼン・ピッケルから帽子・チェ
ーンスパイク・ダブルストックに変更。
横岳方面の岩壁に日が当たりうつくしい。ほんと、大山三ノ沢によく似ている。
15時43分に赤岳鉱泉に着いた。申し込み大部屋へ。空いている布団もある。昨夜は
ほとんど寝てないのですぐ寝てしまうかと思ったけど全然眠気が来ない。談話室で読
書したり携帯でマップを見たりして時を過ごして18時に夕食。赤岳鉱泉名物のステー
キを頂く。たいへんうまい。隣の関西の方と関東?の夫婦?と談笑。左の初老の男性
は明日硫黄岳へ登るとのこと。
ところで冬場は温泉は閉鎖の様子。水場は小屋に入口に一か所。大部屋にはストー
ブが一つ置いてある。21時に消灯。いつも通り耳栓をしていびき止め(効いているの
かなあ、白山では効果があったようだけど)。をしてぐっすり寝た。
翌朝6時頃に起きて6時半から朝食だ。焼き魚・納豆を頂くがこれもおいしい。やっ
ぱり2日目に登る人が多いようで部屋はみなすぐ出かけて行った。赤岳鉱泉はまた季
節を変えてもぜひ泊まってみたい。
7時20分に出発して北沢コースを下っていく。薄曇りだ。でも雨が降り出すのは
まだまださきっぽい。美濃戸山荘でトイレ休憩をして9時7分にやまのこ村駐車場に着
いた。対向車が来たら嫌だなあと思っていたけど会わず美濃戸口へ。そこから諏訪南
インターへ。高速道路はよく空いており順調に広島へと向かったものの雨が降ってき
て見通しが悪くなり嫌だなあと思っていたら広島で事故渋滞。それでも17時には東広
島に着いた。車は仕事終わりの向かう方がつかれる。念願の赤岳に登れてラッキーだ
った。今度は硫黄岳へも登ってみたい。
雪の季節になりましたね。真っ白な雪と青空、なかなか見れない。
今年は白い山がたくさん見れそうですね
コメントありがとうございます。今年は昨年に比べると雪が多そうです。たくさんたのしめそうです(まだ大山詣でが続きそう)。安全第一で雪山ハイクを楽しみましょう。
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