越後白山（天狗ノ庭）
myoukohiuti
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:30
ナビ故障でルート軌跡は有りません
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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左へ橋を渡ると水神大権現の石碑が有る
公園として整備しているようだ
奥のピラミダルな山容は標点820の烏帽子山か
案内板の文字は消えかかっている
流路部は自然の滝（目滝？）を利用しているようだ
この辺りが天狗ノ庭であろう そんな雰囲気は感じられる
行きはやっぱり気が急いているのだろう
感想
旧村松町発行の“山岳観光ガイドマップ”を購入した経緯は、はっきりしない。しかし、山行の帰りに町役場に寄って購入した記憶がおぼろげながら残っている。その中で“登山コースのご案内”に記載はないが、地図上には記載されているコースがある。その終点には“天狗ノ庭”と記載されている。行程は上り1時間30分、下り1時間10分である。同じ旧村松町のパンフレットでは2時間となっている。これは多分、上りだけの時間であろう。長いコースではないが、コース終点が頂上ではなく山腹で終わっているのが気になっている。
天狗というのは、山の神の一つで翼が有り、羽うちわを持ち自在に飛翔する、とされている。コースが山頂まで続いていないということは、その辺りが人を寄せ付けないような険しいところなのだろうか。そうだとすると、天狗が己の庭として跳梁しているような雰囲気を持つ所なのであろう。一体どんなところなのだろうか、と想像が膨らむ。気になってからもうすでに、十数年経っているのだが、ずう〜っと後回しになっていて、いまだに行ったことはない。ここのところフォーストビバーク、懐電山行と続き、そういう恐れのある所へは行きづらい。こんな時こそ、往復3時間弱の天狗ノ庭だ、と計画を練る。
「また、変なところに行くんじゃないの」と神さん。「そんなところに行くなら温泉に連れてって」ときた。午前中には山を降りるので、行くときに神さんを温泉で降ろし、山を登ってから合流する、と提案。我ながら良いアイデアだと思った。すると、それなら帰って来てから温泉に行こうとなる。う〜ん、時間を切られるのは痛いなあ。これはもう、道が無かったら、即、下山を意味し、途中撤退も有り得るということである。これは大きなプレッシャーであるがやむを得ない。なにしろ“前科2犯”なのだから。
下戸倉からは、冬に白山まで登ったことが有り、天狗ノ庭に続く道の入り口は分かっている。下戸倉の村中を通り、整地された水田脇の林道を進むとゲートが有る。その前の道路脇に駐車する。ゲートには、熊注意の看板。今日は、長靴、ヘルメット、ストック替わりの木の杖一本、といういで立ち。城ノ入川左岸を進む。直ぐに左へ川を渡る橋がある。橋を渡ったところに「水神大権現」と刻まれた石碑がある。天狗ノ庭へは直進する。天狗ノ庭にも水神様の祠が有るかもしれない、と気は早る。
砂防ダムがあり林道は工事用の道路のようだ。広くなったところには桜の木が植えてあり、公園として整備しているようだ。砂防ダムは三基あり、三基目のダムは袖部が自然石の石積みで、流路部は自然の滝を生かした構造になっている。これが地図にある目滝だろうか。ダムの袖部に天狗ノ庭コースの標識がある。文字は薄れていて、天狗ノ庭コースと分かっていなければ、判読は難しいだろう。直ぐに藪。川に沿って進むと一叢の杉林が有り、その手前に渡渉点がある。沢を渡ると、はっきりした道が現れる。草が覆っているが踏み跡というよりは確かに道だ。
ほとんどがヘツリ道である。踏面が沢側に傾斜していて歩きづらい道だ。草の根が株状になっているところも気を使う。道の状態は、お世辞にも整備されているとは言い難い状況だが、見間違うことのない一本道。徐々に高度を上げて行くが、滑ればかなり下まで落ちてしまうのではないかと感じる所もある。スピードは上がらず足元を確かめ、一歩一歩の歩きとなる。前方右手の山頂には日が当たっているが、登路は北斜面で日が射し込むことは無い。
下方に見える沢に小さな滝が見えた。地図には大滝の表記が有るが、これがその滝かどうかは分からない。お世辞にも大きい滝とは思われないのだ。しかし、今まで歩いて来た沢の中には滝は見えなかった。一つの川の中での大小は相対的なものである。滝の少し上流から沢は急崖となり正面の沢の水は涸れる。その右手のピークは三角錐の山だ。その山は、登山口からずっと目立っている。しかし、これが何山なのか分からなかった。国土地理院の地図に記載はない。
三角点688．2は戸倉山（荒沢峰）、標点820mは烏帽子山と呼ばれている。この2峰のどちらかであろう。だとすればこのピークは烏帽子山に違いない。烏帽子山には二度登っている。烏帽子山に登ったのは、いずれも冬で戸倉山経由である。戸倉山から一端下って急な斜面を登る。ピーク（烏帽子山）からは、なだらかな尾根だ。その先入観念にとらわれて三角錐のピークと思わなかったのである。見る位置によって山容は変化するという典型だ。まだまだ未熟である。
相変わらずのヘツリ道を進むと沢に出た。水の流れている沢は、これが最後のようで城ノ入川源流ということになる。地図上のコースはこの辺が終点である。ナビは無いが当たらずとも遠からずであろう。沢をたどれば稜線に上がる登路は見えた。行けるところまで行ってみようと、少し進むが思いなおしてUターンする。なにしろ12時までには家に帰らなければならないのだ。
下りは一度通った道なので、難儀することもなく登山口まで戻ることが出来た。林道をぶらぶら歩いていると、路傍に赤いキイチゴが。しかも、二ケ所も。行くときは気が急いていたのだろうなあ。全然気が付かなかったのだから。行きと帰り、対照的な心の移り変わりである。まあ、神さんとの約束も守れたし、天狗が舞躍跳梁するような“天狗ノ庭”の雰囲気を楽しむことも出来て、まずまずの山行であった。惜しむらくは、その雰囲気を醸し出す写真を撮る腕前が無かったことである。
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妙高さん こんばんは〜
綺麗な青い実はジャノヒゲかと思います。
色々あるので間違えていたらすみません。
奥様の「またへんなところに〜」
のところ笑ってしまいました。
（心配されているのですね）
前科ものは辛いですね。
hobbitさん おはようございます。
花の名も随分と覚えたつもりですが、まだまだですね。いつも教えて頂いて有難うございます。ほんと助かります。
ちゃんと地図にも載っているコースなんですが、なかなか信じてもらえません(-_-;) まあ、そういう状況が続いてしまったので仕方がないですね。ただ、そのこととは関係なく、なおいっそうの安全登山を目指さなければならないのは間違いないですね。
ではまた。
お早うございます。寒くなりましたね。
天狗ロマンの２連チャン、楽しませて頂きました。
最深点でもう少し時間があったら、写真(Ｎｏ.22)中央の山頂(木の陰の丸い山頂)に小さく天狗の姿を確認出来たかも知れませんね!?
世の中には、怪しげな景色に遭遇すると思わず�爛筌奪曄辞爐閥�声を発した後しばらく息を殺して五感を震わせる�猜竸有爐發い襪茲Δ任后�(← オマエのことやろ！)
写真Ｎo.3、12など雰囲気がいいですね。
藪山は何時も楽しいです。
こんにちは〜
私も山では、ヤッホー！！と良く叫びます。人のいる所ではやりませんが、もう自然に叫びたくなるんですね。そういう雰囲気の所が有るんです。どんなところと言われても困るのですが、まあ、そういうところです。いい加減な表現ですみません。語彙不足です。
丸い山頂辺りまで登れば、また、一段と雰囲気は良かったのでしょうが、自重しました。２回もアクシデント？が続いたもんですから(-_-;)
再度行く機会があったら、その時はもう少し上まで行ってみたいです。
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