上高地(釜トンネル〜大正池〜河童橋〜小梨平)テント泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 755m
- 下り
- 755m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:10
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:00
天候 | 1日目快晴 2日目小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大正池ホテルあたりまでは融雪、大正池ホテルから上高地BTまでは除雪。滑るので転ばないように。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
|
---|
感想
今回の目的は「雪中でのテント泊」でした。標高差あるとしんどいし、稜線では危険も高くなります。できるだけ平坦で、平らなところで、景色がいいところ。
「そうだ、上高地に行こう!」
しかし、ヤマレコの記録も少なく、投稿された皆さんの記録を拝見しても、
「雪少ないな〜。」
と思っていました。まあ、雪がなくても景色はいいから、「冬のテント泊」として行こうと思っていました。
ところがどっこい。前日から雪が降り始めて、到着したころには快晴!今回はスーパー晴れ男でした。初めての冬の上高地、釜トンネルの前には警備員が。
(ドキドキ…。呼び止められないかな?)
普通に通れました。本当に歩いて入れるんですね、釜トンネル。釜トンネル内は暗くて、11°の勾配表示。ダンプの怒号が響いていました。釜トンネルを抜けると、そこにはもう一つのトンネルが。今年の夏に開通した上高地トンネル。こちらのほうが距離は半分ほど、勾配も緩いです。
二つのトンネルを過ぎると、そこは待ちに待った上高地です。まずは隣に焼岳さんがご挨拶。
「よお来たな。まあゆっくり楽しんでってくれ。」
と言ってるよう(妄想その1)。焼岳さんは上高地の門番にして、造園工。でも、スーパースターの穂高さん達からは距離を置いてます。どっしりあぐらをかいてる頑固おやじっぽいです。しかも、短気で頭から湯気出そうな。
快晴の中、気分よく歩き、河童橋。穂高兄弟と明神さんがこれ見よがしにポーズ決めてます。
「どう、かっこいいでしょ。みんな私たちにメロメロさ。」(妄想その2)
でも、今は冬。お客は私ただ一人。贅沢を満喫しました。河童橋も私だけのもの。夏の様子からは想像つかない静けさです。きっと冬の上高地は、来シーズンに向けて英気を養っているんでしょうね。
一通り写真を撮ったら小梨平でテント設営。幸い、積雪は30cm程度。雪をどけて地面にペグを打つことができました。セブンイレブンで買った鍋焼きうどんを温めて食べたら、これまたウマい!寒いときは温かいうどんがいいですね。
夕暮れも近づき、外を見ると明神さんが顔を赤らめていました。これは拝みにいかなくては!と河童橋まで行き、穂高兄弟と明神さん、焼岳さんをパシャッ。焼岳さんの噴煙だけ色が違いました。
日が暮れて暗くなるかと思いきや、上弦の月でしたので月明かりで辺りは照らされていました。と、言うことは…。やはり穂高兄弟は月明かりに照らされて神々しく輝いていました。こんな景色を独り占めして、本当に申し訳ないくらいに贅沢だと思いました。
日が暮れると一気に気温が下がり、日中は0℃程度でしたが、日没後はマイナス8℃になりました。mont-bellの#3シュラフでは太刀打ちできないのはわかっていたので、ダウンジャケットを着て寝ることにしていました。ダウンパンツはないので、とりあえずもう1枚のダウンジャケットをパンツ代わりに…。カッコ悪いけど寒いよりまし。それでも足先が寒くて痛い。mont-bellのエクセロフトフットウォーマーを履いていましたが全然効果なし。これじゃ眠れない、ということで禁断の技。テント内でランタンを灯して暖を取りました。(注:CO中毒やテント炎焼の危険が極めて高い行為です、決して私の記録を見てマネをされないように。自己責任で。)ランタンのおかげでテント内温度は8℃まで上昇、安眠することができました。
翌朝、外は小雪がちらついていました。冷えた体を温めるにはカップラ。MSRのWisper Internationalで湯沸かし。ああ、美味しい。外で食べるカップラは本当に美味しい。ついでに前室を閉めてストーブを焚くと、室温は38℃まで上昇。恐るべきパワー。
テント撤収も済み帰路につきます。帰りは雲が取れないため景色はいまいち。でも前日にあれだけ楽しめたので大満足。下りの釜トンネルはすぐに抜けられ今回の山行終了。冬の上高地に魅了された2日間でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する