伏美岳〜幌尻岳
コースタイム
15日:C1― 2- ―ピパイロ岳― 1- 1911下 (C2)
16日:C2― 1+ ―1967m無名峰― 2- ―P.1856― 1.5 ―北戸蔦別岳― 1.5 ―戸蔦別岳― 1 ―7つ沼カール (C3)
17日:C3― 0.5 ―カールバンド上― 2 ―幌尻岳― 3- ―収穫小屋― 4.5 ―奥新冠ゲート
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
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感想
14日:伏美岳避難小屋〜1542コル
日勝峠を越えて十勝側へ.日高を越えて山に行くときはいつもわくわくする.登山口に着くも天気はあいにくのガス.コンタを上げるにつれて濃くなる.日高の急登に汗を流し伏美岳まで.ラジオでは各地で大雨警報が出されており,いきなり稜線上に幕営するのも怖いので,1542コル(水場のコル)に泊まることにする.お酒を飲んで沈.夕方から夜半にかけて強めの雨が降った.
15日:1542コル〜1911下
今日は1911下までの予定だし,前日の天気予報では午後の方が良さそうなのでナチュゲ.にするも朝起きる(A.M. 6:00)と天気が良い.慌てて支度して水汲みに行ってデッパ.しかし,デッパするころになるとガスに巻かれてしまった.あー,失敗.ピパイロ岩稜は対処なしで1911下まで.稜線上でお酒をチビチビやってのんびりする.
16日:1911下〜7つ沼カール
昨日の反省を生かし,2時半起床.朝焼けの中 ’58 を登っていると斜面に3匹の親子熊を発見する.笛を吹きまくる.’58 直下の岩場は3点確保で通過.懐かしの ’58 peak から今回は幌尻方面へ乗越.’58 先の岩稜帯はなかなかだった.ここでS田がいきなり悲鳴をあげる.見てみると,ザックが千呂露水系側斜面へ落ちていく.回収できたから良いものの.その先も細いところがあったりして集中していく.北戸蔦別岳への登りはドロドロの急斜面を笹やハイマツを掴みながらの登りでまるで強化合宿.戸蔦別岳peakで視界が100くらいまで落ち,雨が降るなか七つ沼カールへ.踏み跡明瞭.カールに降りると雨は止む.日高の山に囲まれた雲上の別天地で飲むお酒は美味しく,ついつい飲みすぎる.記憶がイマイチ.
17日:7つ沼カール〜奥新冠ゲート
幌尻岳や北カールが朝日に照らされる.幌尻岳の肩からは7つ沼カールや戸蔦別岳が美しい.幌尻のピークで電波をとると,18日は大雨だとか.林道が通行止めになると困るので今日下山することにする.収穫小屋でのわずかな時間で釣りをするも,全員坊主.ここから楽しみ20kmの林道歩き.日高電源一貫開発計画において殉職者58名を出した難工事の末完成した奥新冠ダムや,深いV字谷の断崖絶壁は圧巻.最後にはクタクタになって奥新冠ゲートまで.シーザーに迎えに来てもらい,温泉に寄って帰札.
総括)
<樹林外>
伏美岳山頂周辺,ピパイロ岳〜幌尻岳の稜線上,幌尻岳〜新冠ルート水場付近(Co.1600位)
7つ沼カールは下部樹林内.
<天場(6人用テントが張れるところ)>
伏美岳山頂の西側,1546,1542,1911下,1793,1856,戸蔦別岳山頂,7つ沼カール,幌尻岳直下,ほかにも戸蔦別川のカールや幌尻岳の北や南のカールも幕営可能.
<水場>
水場のコル…コルから北のピパイロ川支流の源頭.往復40分程度.
7つ沼カール…沼から適当に.なかったら新冠川源頭に行けばある.
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