2016 The North Face 香港 100
- GPS
- 25:50
- 距離
- 107km
- 登り
- 12,430m
- 下り
- 12,431m
コースタイム
- 山行
- 18:53
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 19:40
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
【復路】Tai Mei Tok→Tai Po Market(グリーンミニバス)→自宅(タクシー) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ハイキングコースにつき危険箇所なし。 |
その他周辺情報 | バス停の近くにタイ料理、中華料理の店あり、スタート近くには売店あり。 |
写真
装備
個人装備 |
携帯電話(1)
ヘッドランプ(2)
行動食(2)
ゴミ袋(1)
ソフトフラスク500ml(2)
レースナンバー(1)
現金
オクトパスカード(1)
救急キット(1)
雨具上(1)
ドライレイヤー(1)
シャツ(1)
トレイルパンツ(1)
ソックス(1)
バフ(1)
キャップ(1)
サングラス(1)
Drop Bag (1)
GPS時計(1)
ホイッスル(1)
カップ(1)
予備電池(1)
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感想
★本日のレース★
昨年に続いて2度目の出場。前回は訳も判らず闇雲に完走した感じだったが、今回はある程度綿密に計画を立てて24時間以内完走の目標とした。ポイントは装備の徹底した軽量化、CP滞在時間の短縮、気温に合わせたスピードの調節の3点。何れもほぼ読み通りに実行でき、結果として昨年対比タイムを2時間以上縮めることが出来た。
★行動の記録★
始発の電車に乗りスタート地点最寄りの駅に到着、セブンイレブンで朝食、スポーツドリンク、水を購入し、スタート地点へ向かうミニバスに乗り込む。スタート地点で地元の日本人ランナーと合流して最後にギアを確認してドロップバッグを預けスタート地点へ移動、記念撮影したり談笑しながらスタートを待つ。
スタート直後、トレイルに入ってからは渋滞するので流れに任せて抜かないことにする。この辺は今年の気温(スタート時23度)と昨年の経験を織り込んだ。CP1には昨年より遅いタイムで到着。そこからの登りも抑え目に入った。CP2にもほぼ計画通りで昨年より遅いタイムで到着したが滞在時間を短くした。CP3までは登りが2回あるが、そこでも抜かれるがまま。下りと平地で追いつける。CP3直前の海沿いのロードでも前を追わずリラックスして自分のペースをキープ、日没まではひたすら我慢した。CP3では前のレースで一緒だったチームメイトに追いつき少し会話。気温が高くしんどそう。CP4にはドロップバッグがあるので着替えてリフレッシュできる。ドロップバックは戻ってこないので脱いだものはサポートに渡すか捨てるしかありません。長袖を入れてありましたが夜の気温も高い予報なので半袖のまま着替えずに行くことにしました。これは大正解。
CP4を出ると前に香港人の隙のなさそうなランナーが1組いました。歳も若そうだし脚の筋肉がいかにもトレーニングしてるって感じ。後ろに付くことにします。急な登りではかなりゆっくり、私でも抜けるスピードです。緩い登りはそこそこのペース、でも決して走らない。平地はリラックスしてジョグ、下りはスピード上げます。この区間にはとんでもない急登の薮山が一つあります。そこまでは付いていけましたが一気に離され、オマケに脚が攣りました。
CP5ではお粥をいただき、出発前にストレッチしていると見ず知らずの香港人のサポーターが椅子を出してくれて座っていけと。すぐ出発するから大丈夫、ありがとうと答えると、サロンパスのスプレーを出してくれました。それは有難く使わせてもらい出発。香港人のサポーターは誰にでも親切です。
そこからは夜の区間。大刀刄という痩せ尾根が待ってます。気温が下がってきたので少しピッチを上げました。平地と下りでは前のランナーを拾っていきます。CP6ではラーメンを食べいよいよ最後峰の大帽山の急登に突っ込みます。ここでも脚を残すため抜かれ放題。力を使うところはまだ先にあるので自重しました。急登をこなし舗装路へ入るとスピード上げてCP7へ飛び込みました。
CP7は室内にありDNFの誘惑に駆られるCPです。握り寿司のご飯だけのやつとフルーツを食べてすぐに出発。ここからは下り基調で飛ばせます。途中お墓の中を通過するところがありますが、その手前でコースを外してしまい、斜面を滑落しました。幸い草がクッションになり怪我はありませんでした。CP8まではエレベーションチャートにない長い登り返しと岩ゴロゴロの下りがあります。そこをこなすとCP8, あと2山越えればゴールです。
CP8から市街地へ入り再び登りのトレイル、そこを過ぎると舗装路の林道にでます。つい眠くて寝ながら歩いていると側溝に落ちました。深くなかったので怪我せずに済みました。最後から1つ手前のCloudy Hillはコンクリート階段の単調な山です。登りはやはり抜かれますが下りで抜き返しあまり順位は変わらないようです。最後のCPでは椅子に腰掛けるとボランティアが水分をフラスクに詰めるのから食べ物を取ってくるのまで全てやってくれました。ヘロヘロで到着するランナーにはありがたい心遣いです。ここも長居せずにサッと出発、ラスボスの八仙嶺に向かいます。8つのピークを通過するのでウンザリします。最後この山のために脚を残しておきました。23時間を切るために登りもピッチを上げます。下りと平地ではスタート直後のスピードを維持できました。昨年はゴール直前の最後の藪山にやられましたが判っている今年は余裕でクリア。計画より80分早くゴールできました。
★装備の軽量化★
今回は細部にこだわり10g単位で削っていきました。まずは不用なモノを持たないこと。気象台の予報を参考に雨具を最も軽い85gの上のみ。衣類はそれだけ。ジェルも前後半各3本に抑えました。ザックはサロモンのS-Labの3Lで充分でした。タオルは持たずにバフで代用、手袋も持たずに藪山ではバフを両手に巻き付けて手を保護し木を掴みながら登りました。水分は区間の距離を計算して出来るだけ余らないように微調整しました。結果途中で過不足なく水分の補給ができました。CPで使用するカップも折り畳み式の重いのでなくフラスクと同じ素材のペラペラのものにしました。ストックは最後までどうするか(全区間、後半のみ、1本だけ使用)迷いましたが結局使用しませんでした。
ちなみにゴールした後にギアチェックがあり、不足していると完走記念をもらえないみたいです。チェックされたのは携帯、雨具、ホイッスル、ライト2つ、カップです。
★感想★
香港の100kmレースの中では制限時間が短いのとコースがタフなので一番難しいレースです。脚を何回かツラセたり転倒もしましたが無事にゴールでき嬉しく思います。いつもながら香港のサポーターやハイカーは本当にフレンドリー。一般のハイカーのおじさんおばさんとすれ違ったり、抜いたりするときこちらから挨拶するとかならず頑張れと声をかけてくれます。そしてサポーターも完全アウェイ状態の我々日本人を気にしてくれて。そしてボランティアの皆さんの細やかな心配りには本当に感謝です。ありがとうございます。
トレイルランニングレース#20
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