鹿島山→大鈴山→平山明神山→岩古谷山(霜柱を踏みつけ周回)
- GPS
- 06:58
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 1,000m
- 下り
- 986m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:47
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は、平山明神山山頂手前のナイフリッジ。その他、平山明神〜岩古谷山には、いくつかの鎖場・ロープ場がある。心配していた平山明神〜岩古谷山の道迷いは、ピンクテープあり、全く問題なかった。 この日の歩数は、18,827歩 |
その他周辺情報 | 帰路に温泉なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
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感想
平山明神山へ。師匠にその名前を聞いてから、ずっと登ろうと思っていた。しかし、名物のナイフリッジと、道迷いのおそれがあることに、二の足を踏んでいた。
だんだんと積雪した山が多くなってきたこと、このところ軽登山が多かったことから、少しキツめの山に登りたいと思い、チャレンジした。
コースは、ヤマレコの記録によく上がっていた、「鹿島山→大鈴山→平山明神山→岩古谷山」の4座周回(時計回り)コースとした。
【和市駐車場〜鹿島山】
寝坊して、駐車場出発が10時前になってしまった。反省。特に後半の平山明神山→岩古谷山の道が迷いやすいと本(東海週末120、愛知県の山。執筆者同じ)にあったので、余裕をもって歩きたかったのだが。
気温は1℃。寒かったので、アンダーウェア、Tシャツ、クライムアーマー、フリース、ソフトシェルの5枚でスタート。
駐車場から川の右手へ行き、案内板のある登山道へ歩き始めるが、本を見たところ、「川の左手の登山口」とあり、いきなり違うルートに入ってしまったことに気付く。下りて、川を渡り、写真1枚目の民家の脇を通り、「田口まで5.9km」の標識のある所から登る。
登ったことのある人の同行がない場合、本は必須。
左手に墓を見ながら、植林帯を行く。すぐに暑くなり、フリース、ソフトシェルを脱ぎ、3枚に。
林道(車道)に出るが、これを越えて、2本目の林道に出たら、右へ。少し行くと、写真の標識があるので、ここから山に入る。10:20。
登山道はよく整備されている。道沿いや道の上にも、霜柱が立っていて、所々露出している。来週には冬至を迎える。冬が深まっているのを感じる。
もっとも、道はどんどん勾配がキツくなっていく。クライムアーマーを脱いで2枚に。
途中、ベンチもあるが、先を急ぐので、休憩せずに登る。
最後の急登を登り切ると、鹿島山山頂にあっけなく到着。11:00。西からは強風が吹いており、木々がざわめいていた。
【鹿島山〜大鈴山】
鹿島山から大鈴山へは、尾根道を行く。多少のアップダウンはあるものの、比較的歩きやすい道が続く。風が強く、寒いが、歩いていると暑くなるので、3枚を維持。
所々、大きな岩がどっしりと構えていて、この地域が岩稜帯であることが表れている。
11:34 平山明神山へのルートから外れ、大鈴山山頂へ向かう。最後、笹藪を抜けると、大鈴山山頂。11:38。初めて展望が開ける。名前は分からないが、山々が綺麗に見える。平山明神山や三ツ瀬明神山も見えると本にはあったが、木々の蔭に隠れ、よく見えなかった。
軽く食事をして、風景を見ながら少し休憩。山頂は、風が遮られているらしく、1枚はおったりは必要なかった。
【大鈴山〜平山明神山】
12:00 大鈴山山頂から出る。すぐに風が吹き付け寒い。ソフトシェル着て、4枚。
平山明神山へのルートに戻ったら、一気に下る。枯れ落ち葉が積もっていて、滑りやすい。道にはピンクテープあり、確認しながら下る。
グミンダ峠という所に着くはずだったが、どこがそれなのかよく分からなかった。
岩古谷山へのルートを外れ、平山明神山へ。また大きな岩が目の前にそびえる所を抜けていく。
大きな岩のひとつに取りつき、登って越えて行く。アップダウンを繰り返していくと、12:59 平山明神山名物のナイフリッジに着く。「これか〜」と思いながら渡り始める。はじめは大丈夫かと思ったが、だんだん細くなってきて、やはり足がすくむ。三ツ瀬明神山に初めて登った時ほどではないが、なかなかに怖かった。
ナイフリッジを越えてしばらく行くと、西の覗きと平山明神山山頂との分岐に出る。左へ行き、まずは西の覗きへ。13:10 先ほど登った大鈴山が大きく見えている。
戻って、山頂へ。13:19 山頂からは展望が得られないので、すぐに下り、東の覗きへ。
13:26 東の覗きからは、三ツ瀬明神山がこの日初めてよく見えた。周回して、だいぶ東の方へ周ってきたということか。
少しだけ休憩するが、風が強く、ソフトシェル着る。
【平山明神山〜岩古谷山】
13:35 出発。再び、岩古谷山へ向かうルートへ戻る。13:58。
戻って少し行ってからが、迷いやすい道(「東海周辺週末の山登り120」による)。集中力を呼び起こし、よく赤テープを見ながら歩く。基本的に下りで、先ほどと同じく枯れ落ち葉が積もっており、滑りやすい。
確かに、踏み跡は不明瞭だが、赤テープが分かりやすい位置に付けられており、しかも途切れないので、迷うことはないように思った。これだったら、静岡の岩岳山の方が断然危険だと思う。赤テープを整備してくれた人に感謝。
念のため、ちょこちょこ、山旅ロガーでGoogle Earth発動して、現在地を確認するが、別ルートに行くことはなかった。
ロープ場も多く、岩が露出している所をなんとか下りるのを繰り返す。
途中、14:55頃 明らかに山頂という所を通ったが、何も標識はないようだった。
これを越えて、だいぶ下ると、15:20 ようやく堤石峠に着く。峠と言っても、窪みのような所だった。
堤石峠では、この日初めて登山者に会う。岩古谷山には登頂済みで、十三曲がりを下って和市駐車場へ向かうとのこと。道を訊かれたので、地図を示し答えた。無事たどりつけたかな。
岩古谷山へは、この日何度目かの急登を登る。階段状になっていて、よく整備されている。
登りきると、鉄梯子というか鉄階段がある。13:52。安定しており、怖くない。この階段を上ると、大鈴山や平山明神山がよく見える。また、三ツ瀬明神山をはじめとした山々が眼前に広がる。そろそろ夕暮れになろうかという時間帯。かげってきた太陽の光が、山の尾根と谷に当たり、その明暗を際立たせる。下りの時間は迫っているが、目の前の風景にしばし心奪われる。
名残りは惜しかったが、先を急ぐ。
15:56 岩古谷山山頂へ到着。
【岩古谷山〜和市駐車場】
岩古谷山山頂からは、もう下るだけ。
割石を左に見ながら行くと、長い長い鎖場がある。全部鎖というのは、今日初めてか。時間がなかったので、今日は鎖を使わないチャレンジはせず、素直に鎖を使って下りた。
途中、霜や氷がとけて、水たまりになっている箇所があり、その傍にあった細い丸太に足をやったところ、ツルッと滑って転んだ。水と丸太の組み合わせには要注意。
16:17 猿渡橋の辺りからは、コンクリートの階段となる。
もうすっかり夕暮れで、太陽が西の山に隠れようとしているのを追いかけるようにして下る。
途中、男滝では上から落ちてくる水は少なく、そこだけの大粒の雨のようだったが、女滝では水が多く、冷えた水が凍って、氷筍のようになっていた。
階段を下りきり、少し行くと、堤石トンネルの西の入口に出る。
そこから数分車道を歩くと、駐車場に着く。16:50。かろうじて17時前には着いたが、寝坊が後々まで響いた一日だった。
【まとめ】
一番心配だったのは、ナイフリッジではなく、岩古谷山へのルートでの道迷い。しかし、赤テープあり、問題なかった。
このところ、比較的易しい山をゆっくりと登ることが多かったので、年内に厳しめの山をしっかり登っておきたかった。その期待に十分応えてくれた4座だった。
特に鹿島山などは山頂に登っても全く眺望なく、それが大鈴山からの周りの山の眺望→平山明神山からの大鈴山アップ→岩古谷山からの鹿島山・大鈴山・平山明神アップ、三ツ瀬明神山遠景など、徐々にカタルシスが大きくなるという、謀ったようなルートだった。幸運にも最後は晴れ、大好きな三ツ瀬明神山の秀麗な姿を楽しむことができた。
師匠、明神山2つ、登りましたよ!
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