2016年度最後の女峰山 己の未熟さを痛感する山行

2016年12月18日(日) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,438m
• 下り: 1,410m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:32
• 休憩: 0:35
• 合計: 9:07

6:31 スタート地点 キスゲ平
7:08 7:09 焼石金剛？
8:04 8:05 赤灘山
8:48 8:49 奥社跡
9:45 9:51 独標（一里ヶ曽根）
11:54 12:18 女峰山
13:28 13:30 独標（一里ヶ曽根）
15:38 ゴール地点 キスゲ平

今回の積雪にてコースタイム通りの所要時間を要してます。計画は余裕をもってお願いいたします。

天候

この時期のしては珍しく穏やかな晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

スタッドレスタイヤ必須です、前日車中泊した方は氷点下5℃と申しておりました。

コース状況／危険箇所等

もう完全な雪山です。往路では霧降高原から積雪ありました。天気が良かったにもかかわらず復路の南斜面でも雪が残っておりましてので根雪になっているかと思われます。完全雪山装備でお願いいたします。
ざっくりですが個人的には奥社まではチェーンスパイク以降アイゼンで水場を超えてから山頂直下の急登部（地図上の危マーク）ではピッケルが良いかと。
積雪奥社迄多くて15cm程脛程度
痩せ尾根をあるきますが積雪がいまいちですのでアイゼンを使用す際には木の根と岩に爪をひっかけないようお気を付けください
奥社から一里曽根まれに膝下位30cm程度
このころから樹林帯の枝が邪魔で歩きにくくなります。
枝にザックがひっかかり雪がザックに落ちますのでザックカバーをしておくと良いかと思われます。
一里曽根から水場上記水場を超え多いところで50cm程危マーク付近まで膝上位
以降2350m位までは膝くらいは踏み抜きます。
最後の標高100m位は踏み外すと股下になります。
新雪パウダーですので苦労するかと思われます。
自分事ですが無積雪期に登った時の倍の時間を要してます。
一人ラッセルでは今後厳しいかと思われます。
尚この時期は1日で状況が変化しますの最終的にはご自身で判断くださいませ。

写真

今回もやってきました日光アルプス？の女峰山登山口キスゲ平。ここはお手軽にご来光が見れるナイススポットです！
今年5度目です。どんだけ好きなの女峰山？

ご来光前の美しい時、筑波山方面。最近筑波山いってないな〜

天空回廊から望む赤灘山方面には月が見れます

そしてまたもウォーミングアップの天空回廊。うっすらと積雪跡あります

ここからの朝日は素晴らしいです（お手軽ですに見れますがこの時間っていつも素晴らしいく感動を与えてます）

スキー場跡地も染まる。ピンクっぽくていいですね

月と微妙に染まっている天空回廊。山に登るのではなくて違う所にに行くみたい（月？）

関東平野の夜明けが美しすぎます！

写真では微妙ですがこの日は富士山もしっかり見えました。この頃には暑くてアウターをしまい込み体温調整を行う

焼石金剛辺りから赤灘山方面。この日はこの変からでも薄っすらと積雪ありました

赤灘山方面と雲一つない青空と月

赤灘山。重要な積雪状況ですが10cm程度ですしたがチェーンスパイク等必要です。この日自分はチェーンスパイクが壊れていて応急処置にて対応（CAM〇）の物なのですが購入して1年もしないで壊れていましたのがショック。対処方はマジックベルトが付いていますのでそれを壊れた個所に移して対応しました。何かの手助けになればと…

青い空と素敵な白い山。美しい景色ですね。う、あれはピーク女峰山では？

奥社跡です。ここからの下りは積雪により樹木が倒れこんでいて
行く手を阻まれます。積雪は脛くらいまではありました。

なんか奥社にある道標にも尻尾らしきものが…

やゅぱり日光アルプスと言われる？女峰山は真っ白ですね。月もまだ見えてます

良いですね〜この樹木と青い空‼

女峰山を眺めるならここが一番かと思われる一理曽根到着。雪山の美しさは又格別！

もー痺れる稜線（後に後悔することになる）

一理曽根からの下り。ですが新雪パウダーの為足場が安定せず

水場を過ぎてからの登り付近。ここ辺りでチェーンスパイクからアイゼンへ履き替えアウターを着込みました

女峰山山頂は見えるのですがこの頃から積雪が多くなり踏み抜きも多くなります。膝位まで

第一関門の急登部。

歩いてきた稜ですが、これを戻れるのかと自問自答

山頂付近は踏み抜き地獄です。股下までは当たり前。体重あると本当に損ね。

山頂を確認しているがここからが本当に大変！

あちこちの山で冠雪しているので綺麗です

第二関門の急登部にて先行者を見つける。この方がいなければ今回の山行を完遂することはできなかったであろうかと思う。私にしてみれば神の様なお方！ロープがまだ出ていましたがここが一番の急登です。

もう日光アルプス女峰山の尾根歩き相上以上に満喫で踏み抜き連発

第二関門を超えてからが本当の地獄の始まり。先行者に感謝しつつラッセルを交代するが糞の役にも立たず（ルート取り）迷惑と踏み抜き多数で進めず。この辺で股下まで簡単に踏み抜きます。なるべく配松の上を歩くが新雪の為無情にも踏み抜きます。この写真の青い空とノートレースの稜線と見えているのに進めない遠いピーク女峰山の写真が今回のお気に入りです。

田心姫命様、本年度最後のご挨拶にきました。約6時間程掛かりましたが…そんなことを忘れさせる絶景を堪能させていただきます！

ですが最後のピークはまだお預けです。本当に青の美しい一日です。

やっと登らせて頂きました女峰山。日光白根方面は雪雲ついてますね。今回も素晴らしい景色を有り難うございます。ご一緒した方に本当に感謝です。

雪山って凄い（美しいです）自分が雪山まで登るようになるとは思いもしませんでしたよ。丁度一年前も初の雪山ピークハントは女峰山でしたが昨年と違って今回は素晴らしいご褒美がありましたね。

帰路の途中の女峰山。本当にいい天気ですね〜。日光の山々の中でも険しさが目立ってます。だから惹かれるのかな〜。峰ですからね。

もうすぐ下山終了ですが大分太陽も傾き長かった一日が終わろうとしている長い一日でありやした。

下山してキスゲ平にて今回ご一緒した猛者と今回の山行の語らう。黄金の雲が今日の疲れを労ってくれているようだ。又来年の春までは自分の力量では脚を踏み入れることはできないだろうが遠くから眺めてます。

装備

個人装備

ピッケル ストック アイゼン は必需品です。

感想

unitorotareo

今回も表日光連山の核心部女峰山へ。この山は自分が昨年の今時期に初めて雪山で頂上を踏ませて頂いた思い入れのある山でしたのでその時のことを思いの山行。昨年は全体的に小雪だったので初心者が何とか登頂できたと思い知らされる山行。調子になるなよと…。
先行者と天候が良くなければ確実にピークを踏めなかっただろう自分の技術、体力、精神力（体力、山頂直下のラッセル部ルート取り、アイゼンワーク）と全てダメダメ。今回先行者がいてくれたおかげで大分勉強になりました。心から感謝いたします。いつかは自分が道を切り開いて登っていけるのだろうか？ならないとだめですが…これからの頑張りしだいですね？

コメント

fickle

お見事でした！
ウニトロさんこんにちは！

途中で軽く屠られたオヤジ3人組の黄色です。後方からすごい速度で来られ、お譲りしてからはあっという間に見えなくなり、ああおそらくチャレンジ成功されたのだろうなぁと話しておりましたところ、駐車場でお戻りになったのを拝見して、ああやはり・・・と合点がいきました。

さすがに独標から先は神秘的に見えます。やはり地獄めぐりだったのですね。
私たちは独標から見上げて、あームリムリムリムリ（ブンブンブンブン）！ と早々に撤退を決めました。おひとりで、神ヘルプもあったとは言えお見事な登頂、おめでとうございます。

私もいつかウニトロさんのようにスカーーーっと登頂出来るようになるのを目標に励みたいと思って元気出ちゃいました。また女峰でお会い出来たときは素っ頓狂な声で「ウニトロさんですよね！」ってお声掛けしようと思います。ありがとうございました！

unitorotareo

Re: お見事でした！
fickle様 tomhig様　コメント有り難うございます。
コメント申し訳ないのですがこちらではなくfickle様のレコに投稿させて頂きます。

tomhig

山行スタイルに共感
登頂おめでとうございます。
三人組の同じ埼玉人(笑)です。
まった〜り歩いていた我々と覚悟が違うなと思ってました。
日光連山、何度も歩かれてるんですね。
霧降から中禅寺湖へのレコ、参考にさせて頂きました。
私も同じルート何度も歩いてます。
今シーズンは同じルートでもより馬力が必要になりますね。
次の山行はunitorotareoさんにあやかってピーク踏みたいものです。

tsukadon

遅くなりました！
ウニトロさん

変な時間にお邪魔致します。
先日の３人組の「父親」役です
ウニトロさん、今回も含めレコ上では、やれヘタレだ、やれ未熟だと謙遜なさっていますが、CTの５割６割で歩かれる方にそんなポジションをとられると、CTｘ1.0が精々の私、立つ瀬がないです
なーんて、私は歳が歳なので、対抗しようなんて気はもちろんないですよ。快速ハイカーさんにはただただ畏敬の念を抱くのみです。

ウニトロさんが我々を抜いて行かれたとき、まずその薄着で歩く元気さにびっくり、それ以上に、脚にターボでも装備しているのかと思う馬力の強さを拝見した瞬間「あー、この人なら山頂に届くだろうな」と思いました。
にしても、さらに驚いたのは、猛ラッセルで山頂を踏んでなおかつ我々とほとんど変わらない時間にキスゲまで 下りてこられたことでした。

１週間前にお父様と丹沢行かれたんですね、最初、大倉〜塔ノ岳のタイムを見ると３時間半もかかっているので、「あれ？ウニさんがそんなわけないよなー」と思ったらお父様同伴と分かり、納得しました。
そう！ちょうど私がお父様ぐらいだと思えば私の脚力がだいたい想像つくかと思います（ちなみに私の塔ノ岳は３時間ちょい切りでしたので多少は上回ってますかね）。

さて、今回の当隊ですが、私以外の二人は本来もっと健脚なのです。彼らの名誉のために申し上げておきますが、仮に、今回私がいなければ彼らも山頂を踏んだ可能性があります。計「４人ラッセル」になったわけですし、それも考慮すれば･･･。

こちらのレコにもコメントくださり、ありがとうございます。
順序としてまずこちらにと、お邪魔した次第です。

unitorotareo

Re: 遅くなりました！
tsukadon様　こちらこそコメントが遅くなりまして申し訳ございません。
ヤマレコ内で有名なtsukadon様からコメントを頂けるとは嬉しい限りです。
tsukadon様は自分の父親よりバイタリティーが溢れ出ていてその行動力は尊敬に値します。
しかもちゃんとレコまで掲載していたいているので本当に尊敬してます。
薄着ですよね、傍から見れば自分は何故か変な体質で、極度の汗っかきなのですが極度の末端冷え性なので毎回腕まくりスタイルの手袋状態が多いです。今度見かけたら後頭部に雪玉でもぶつけてください（w
皆さんスーパーベテランのオーラを醸し出していましたよ。ですから助け合いラッセルでピークを頂こうとお声を掛けさせていただきました。もし日光近辺のお山に行く際にはラッセル隊で参加したく思いますの次回は是非ご一緒にピークを踏みたく思います。
今後のレコ楽しみにしております。

yama-hisa

先日はありがとうございました
先日ご一緒させていただいた者です。
ありがとうございました。
積雪が想像以上でペースがあがらず、下山設定時間の12時がどんどん迫ってきてたので、こりゃピークは無理かもと諦めてましたが、ウニトロさんにお会いして最後の力を振り絞ることができました。
苦しみはしましたが、女峰山はいい山ですね。ウニトロさんが何度も登られる気持ちがよく分かります。是非ニッコウキスゲの時期に再訪したいと思います。
私の拙いレコもアップしておきます（初レコです）。
ところで、私も昨年からロードバイク始めました。
秩父方面や奥武蔵グリーンラインあたりをうろついております。
山だけでなく、チャリでもお会いできるかもしれませんね。
再会を楽しみにしております。

unitorotareo

Re: 先日はありがとうございました
コメントと初レコありがとうございます。こちらこそありがとうございました。
やはりロードやっているとはさすがに体力のベースが違いますね。
昔グリーンライン縦走をした時には地獄を見た記憶がよみがえります…
こちらではなくyama-hisa様のレコにもコメント入れておきました。宜しくお願い致します。