中山道・善光寺西街道 奈良井宿〜洗馬宿〜松本町
- GPS
- 08:44
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 158m
- 下り
- 487m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:44
天候 | 晴れのち曇り、時々あられ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
国道19号線を渡る時は、自動車に特に注意しましょう。かなりのスピードを出して迫ってきます。善光寺西街道は歩道がない部分もありますので、一列で歩いた方が良いです。 |
その他周辺情報 | 駅、コンビニでトイレは借りられますが、割とまばらです。 |
写真
感想
夜中に目が覚めて、奈良井宿から松本はやはり自分らには無理ではと悩み出し、洗馬で分けて洗馬から松本か奈良井から洗馬か迷う、それとも頑張って奈良井宿から松本?...そして寝不足に。
松本の駐車場に車を止めて、駅へ。サークルKでおにぎりを買う。駅のNEW DAYsは6:00開店らしい。電車は空いていた。おにぎりを食べる。もう気持ちは、奈良井から松本のルートで固まってきた。エスケープもできるし。
朝の奈良井宿は地元の人の軽自動車が走るだけでとても静か。入り口で引き返して平沢へと向かう。今日は寄り道している時間はないはず。
木曽平沢には高級そうな漆器の店が、景観が保存されたままあった。奈良井や妻籠、馬籠ばかり有名で、足を踏み入れたこともないが、綺麗な街並みだ。
贄川の手前の桃岡で、贄川宿入り口の矢印に従って曲がるものの、中山道の小さい看板を見ていくと、あれっ?人の家?国道に戻ってみてらとても危なそうな場所。人の家を進むと未舗装の道に出て、馬頭観音があった。抜けると国道沿いに高巻きの歩道。分かり難し。
自然遊歩道の標識はあるが、旧道歩きをしたい人のための表示が少ない。地図を頼りにするが、どうしても迷う。
大きなとちの木を左に見て、鉄道の陸橋を渡って贄川宿へ。関所が保存されているが、そのまま、線路の東側を進んでいくとダメ。地図を見て引き返す。見学はせず。木曽節のメロディー橋を渡って、少し歩き贄川駅。温かい飲み物を買って、一休みする。
国道19号線と中山道を離れてしまうようだが、自然遊歩道の案内に沿って山際へ進むと、急に風が冷たくなった。贄川までは、なかなか日の当たらない木曽谷の底を歩いていたが、この辺りで日が差してほっとしていたのに。
若神子を左に見て国道19号線へ戻る。狭い谷だが、桜沢の集落に明治天皇休憩所の建物が保存されている。この辺り、国道19号線、奈良井川が狭い谷の中にあり、さぞ昔は難所であったろうことを想像させる。R19脇の歩道は谷の上の宙に浮いており、下を見ると、足の下は谷で腰がひける。国道19号線の改修工事が進んでいた。
「これより南木曽路」の碑を少し進むと、次は初期中山道分岐。小野へ抜けていたようだ。R19沿いの道が続く。歩道がしっかりしているので問題なく進む。
日出塩駅への案内に従って、国道19号線を離れる。日出塩の駅舎を遠くから見て通過。
本山宿へと入っていく。そば切発祥の地だそうである。道幅の広い旧道である。
もう少しで洗馬に到着する。前回中山道を下諏訪から洗馬まで歩き、以前に鳥居峠を超えたことがあるので、これで下諏訪から薮原までつながるのだ。
この辺り、中央西線脇でカメラを構える「撮り鉄」の姿が目立つ。10人ほど?点在。相方にセブンイレブンで昼ごはんの調達をお願いしている間、列車を待つ。貨物が通過する。狙っていたのはこれだろうか?マニアでないと、全くわからない。
洗馬宿への分岐。線路下をくぐって、洗馬宿の公園へ。ここで、お昼。前半戦の終了である。時間的にも、松本までの善光寺西街道のチャレンジに行けそう。そろそろ、股関節付近が痛くはなってきてはいるが...
前回洗馬まで来た時は、1時間以上の電車町の間、洗馬の町を見たが、古い建物はほとんどなく、標識のみ当時を偲ばせる。追分があって、ここから中山道へ善光寺へと栄えていたはずだ。
中山道と別れて、常夜灯ののこる分去れを左へ。今度は相方が先に立って歩く。県道ながら歩道がなく、交通量も多い。相方も少しづつ筋肉痛が出始めているので、それを吹き飛ばすようにかってペースを上げる。自分はついていくのに必死。下半身はだいぶ辛くなっているのに、心肺は全く問題ない、変な感じ。
桔梗ヶ原の大きな変電所を通り抜けると、松本歯科大の標識がある交差点。ここに郷原宿の看板がある。北側に郷原宿が広がっている。昔通ったことがあるはずの道だが、結構昔の建物が保存されているのに驚く。
道は、歩道が用水路の蓋も兼ねており、舗装が家の入り口で削られていることもあり、アップダウンがあってとても歩きにくくなっている。これは、国道19号線と合流するまで延々と続き、体力を奪う。時代に従って発展とともに変遷した様子がうかがえる。
まだ後半戦1つめの宿場なのに、筋肉痛が強くなってきた。これは、冷えと脱水からくる、早期の筋肉痛だ。休もうにも古い街道は、コンビニやチェーン店もない街道が続く。
国道19号線近くなって、ドラッグストアとコンビニを見つけて、コンビニで自分はアイス、相方はココアを買って休む。糖分がありがたい。
国道19号線の中でも道幅も広く、近年とても開発された広丘から村井を歩く。歩道が広く歩き易い。高速をトンネルで潜る。足が心配だったが、自転車用のスロープを使ったら楽だった。
国道19号線と別れて村井町へと入る。喧騒のR19とは裏腹に、静かな街道である。宿場の面影はわずか。ガイドに載っていた神明宮を左に見て進むと、番所跡。
国道19号線に戻る。芳川から平田までは見知った風景となるが、歩くのは初めて。排気ガスで息苦しいほど。つらい、国道歩きの部分。平田から井出川町へと入る。セブンイレブンを過ぎると、最近開通したバイパスがあるが、多賀神社のある旧道へ進む。
井出川の旧国道は以前、車列で慢性的に渋滞していたが、新しい道へそれは移ったようで、静かな旧道というたたずまい。柳橋を越えると松本城下はすぐだ。
柳橋を渡って庄内に入る。栄橋まで車だとすぐなのに、軋む足が言うことを聞かず。一歩一歩が苦しい。庄内の信号を過ぎて、お世話になっている「ヤマレコ」のオフィスの看板がある。写メ。
栄橋を過ぎると、千歳橋の82銀行の建物が見えた。足を曲げるのもつらく、コンパスになったような歩き方。まだ余力のある腕の力でストックで体を前に進めるのみ。
本町の野麦街道分岐の標識、そして牛つなぎ石。ゴールと思い描いていた。iPhoneの万歩計は57,000歩を示していた。同じ街道でも、木曽の点在する集落と松本の新興地帯、旧道地帯、繁華街と時代を行ったり来たり、まち歩きの魅力だと思った。特に昔の様子を想像しながら歩くのが楽しい。
続きをいつか歩けることを期待して、ちょっとだけ中町を歩いて駐車場へ戻る。
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