横尾尾根より槍ヶ岳
- GPS
- 57:13
- 距離
- 32.7km
- 上り
- 2,103m
- 下り
- 2,514m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:32
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:10
天候 | 1日 朝雪 後快晴 2日 快晴後吹雪 3日 吹雪後小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
日本登山大系によると「横尾尾根は悪場も少なく初心者にも与し易い
尾根である。」 と有るが今回歩いてみた私の感じでわ、私の力量不足
もあるが、与し易いとは云い難い、かなり厳しいルートである
今回は3日間分の食料と登攀具、私は21kg、k24kgを担いで中の湯の
釜トンネルから4.5時間掛けて横尾着 遠い・・
朝の内は小雪が舞ってたがその後快晴になり横尾から横尾尾根が
よく見えあれなら今日中に天狗のコルまで行けるんじゃないかと
思えるほど近く見える
横尾谷を1時間半で三のガーリー出合着 トレースが残っているので
有難く辿らせていただく
雪が固く締っておりアイゼンがよく効く 2時間掛けて13時半コル着
コルの一段上にテントサイトが有りますが、まだ早いのでP3へ向かいます
そこからは急な岩と木の根のミックスでロープが欲しいほど悪い
尾根がP4の手前まで続いてる、ここが最初の核心部である
ここを慎重に越えると様相が一変 緩い尾根になり15時P4頂上
に天場を整地して、今日の宿とする
ここは見晴らしがよく穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳などがよく見える
夜は風もなく静かで20時から4時までぐっすっり良く眠れ 快適に
目覚ると今日も快晴で有る。
7時に行動開始P5・P7を超えて9時31核心部 横尾の歯基部ここで
ロープを出す、kリードでつるべで行く、確保器を落としたりして
モタモタするなど無駄をする 10:25分横尾の歯通過する
P8からもアップダウンの連続でサクッとは行かず 天狗のコルに
12時になってしまった
ここから主稜線までは300mの夏道ですが、固く凍った雪に新雪が
積もりアイゼンが決まらず怖いので慎重に行く
13:13分 主稜線の天狗原分岐 やれやれここまで来ると後は易しい
尾根を槍まで歩けば今日の行程は終了、早く着ければ穂先まで狙える
などと高をくくっててたが、なにせここは3000mの稜線そうは上手
くは行かず、この後が本当の核心部試練の縦走でした・・・
1日と2日の14時までは素晴らしい良い天気で予定通り進めました、
所がその後突然の嵐、雪混じりの強風、風速25〜30mの中 次第に
ガスも濃くなり中岳の上りでルートロスするなど4時間の間飲まず
食わずで歩き通し薄暗くなる頃、槍ヶ岳山荘冬季小屋までたどり着く
しばらく小屋の入口を探してウロウロ・・
17時ようやく入口を見つけ潜り込む ゴーグルとメガネも凍って
よく見えず手袋も湿って冷たい こんな状態で後1時間歩いてたら
遭難してたかもしれない・・
こんなに小屋の有難さを感じた事とわない 槍ヶ岳山荘さん
冬期小屋を使わせていただき ありがとうございました。
誰も居ない冬期小屋にテントを張り温かいお茶を飲んでようやく
一息つく、お腹が空き過ぎたのと脱水状態で食欲が無いので
スープなど水物と焼酎のお湯割りで20時に寝てしまう
外はゴーゴーとものすごい風の音だが小屋の中は暖かく快適で
朝までグッスリ寝てしまう5時頃に目を覚ますが外は相変わらず
ゴーゴー風が吹いてるので、また寝る
7に起きてゆっくりと水を作ったり、お茶を飲んで天候の回復
を待ちながら支度をする
9時ころから少しずつ風も弱く成り明るくなる
ガスの切れ間から穂先の基部も見える様になりこれなら
降りられそうだ
10時過ぎると穂先も見えてくる、風は20mくらいで歩ける
レベルに弱まり 10時50分外に出てカメラを出すがレンズ
が凍ってシャッターが降りず 諦め内ポケットで温めながら
飛騨乗越しへ向け下山する 乗越は昨日ほどの風は無いが
それでも25m以上はある
昨夜の積雪がどれ位積もったか判らないので安全を図り
雪崩を避け飛騨沢を大喰岳寄りにヘツって下る
新雪が飛騨沢上部で40〜50センチ有りますが安定し居り
雪崩の可能性は無いのでスノーシューに変えて
真っ直ぐ中央部を降りてゆく2時間で槍平着、新雪が30センチ
くらいです、槍平は小川が流れてるので、その水を飲んで見る
と凄く美味しい 少し休んでから新穂高温泉まで降りてゆく
16時23分新穂高温泉着、下山届を出して帰宅する。
これほどの強風と寒い稜線を四時間も歩き続けたことは初めての
事で良い経験が出来ました。
higaerisanzenさん はじめまして
私の写真にhigaerisanzenさんのヘッデンが写っていた
とは驚きましたが。
このレコにはもっと驚かされました
凄いとしか言いようがありません。
それにしても快晴の横尾尾根は魅力的ですね〜
私には到底むりですが写真をたどり稜線歩きの雰囲気を
楽しませて貰いました
新春の冬山をありがとうございます。
ようこそ私の拙いレコに訪れて頂いて
ありがとうございます
私もコンデジじゃなくミラーレス位扱えれば
もう少しマシな写真が撮れるのですが・・
でもどんなに良い機材を持ち込んでも
センスが無ければ良い写真は撮れないので
辞めときます
私は歩き廻るしか、能がないので
人様のを拝見するだけにしときます。
また良い写真を見せてください。
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