ラッセル・強風・ホワイトアウトの荒島岳
- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,176m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
本当はハライ谷からしかり場分岐に行こうかなと思ってたのですが、某nさんが昨日荒島岳にいかれて(笑)、山スキーするに十分な雪があることが分かったので急遽変更して行ってきました(笑)
しかし雪と強風予報の日に独立峰に行くと山頂が地獄になります。先週の伊吹山もそうでしたからもう麻痺してるかも?
新雪が10cmくらいあり、駐車場に入れるか心配だったのですが、すでに轍があったのでそれをなぞって侵入。すでに2台待機。私は早速準備開始。しかし他の方々はなかなかスタートしない・・・もしかしてラッセル遠慮してるのですか?いやー、悪いですね、私がラッセル頂きます(笑)
というわけで真っ白なゲレンデ跡を山スキーでラッセルします。重い山スキーでラッセルはそれなりに負荷がかかります。
結局そのまま誰も追いついて来なくて、延々ラッセルマシーンと化してました。
しゃくなげ平は寄ろうかと思いましたが、帰りにシール貼りたくなかったのでトラバースでショートカットしました。もちが壁はスキーで登れるかどうか?幸い雪の量も多く、自由なラインで歩けましたので特に問題なくクリアできました。
もちが壁の後はさらに風が強くなって視界も悪くなり、山頂が近づくにつれ厳しくなってきます。前荒島からは気がつくと雪庇が近くにあってヒヤヒヤしました。慎重に足を進め、ものすごい強風の中山頂に到着。風のない場所を探したかったのですが、視界がなく足元もあまり見えないので探すことができず、祠の陰でシールを剥がして滑り降りることにします。しかしどの方向に滑ったらいいのか見えない・・・というか足元もよく見えない・・・ちょっと進むたびにGPSを見て確認します。
尾根筋のルートは下山時に支尾根に間違って進んでしまいやすく、そうすると登り返して戻らないといけないのでそのままズルズルと迷い込んでしまいます。なのでとにかく間違って下ることだけは避けないといけません。ちょっと滑ったらGPSで確認し、間違ってなければ滑りを満喫します。厳しい環境では地図を広げてコンパスで確認してる余裕はありません。普段からGPSの操作に慣れて使いこなしておきましょう。
行きに作ったしゃくなげ平のショートカットは、後続の方がトレースを使ってくれたのでしっかりしたトレースになっており快調に滑れました。登山道に合流したところでツェルトを張ってカップ麺でお昼にします。ここまで栗饅頭と小さなホットケーキとホームパイだけでしたのでお腹空きました。風が強いので休憩中はツェルトの中に入らないと体温がどんどん下がってしまいます。
お昼を済ませたら後は支尾根に迷い込まないようにGPSでこまめに確認しながら滑って行きます。小ピークの登り返しは巻いてなるべく登らなくて済むようにします。風の通り道の雪が飛ばされているので滑る方向に大きな凹凸があるのでうまく処理しましょう。そうこうしていると旧ゲレンデトップに来て、あとはパウダー斜面を満喫して終了です。ゲレンデではボーダーの方がハイクアップして滑ってました。こうやって本格的な登山をする前段階で天然の斜面を滑る、ということを味わって、ボーダーならスプリットボードを買って山を登るという世界に入るのでしょうね。
今日はピーク近くで単独スノーシューの方と遭遇した以外は、しゃくなげ平までとされたようです。コンディション良くないので致し方ないところ、というかピーク付近は本当に厳しい環境でした。こういう経験を重ねて、未来の厳しいコンディションに遭遇した時に、あの時よりはマシだとか考える余裕を作ることができるのかな、と思いながら明日の準備をする夜でした(笑)
山頂真っ白だったんですね!
前荒島〜中荒島の雪庇は前日クラックあったので怖いです。
ホワイトアウト時は注意しようと思います。
もみもみされたのならmomochannさんにもきっとご利益が(笑
雪庇のクラックはホワイトアウトで見えませんでした
また積雪が増えたのでいったいどうなってることやら
ちなみにもみもみのご利益は今のところまだありません(笑)
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