北蔵王 雁戸山敗退「強風、蟻の戸渡り手前で撤退」
- GPS
- 08:23
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 905m
- 下り
- 898m
コースタイム
天候 | 晴れのち雪→くもり 稜線、最初は晴れだったが突然天気が急変、強風に雪が舞いホワイトアウト状態へ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道286号関沢冬季閉鎖ゲート前に駐車 雪で駐車スペースが狭くなっています。頑張っても10台が限界かも。 ※雪が降ると除雪が行われるので駐車は考えて駐車したほうが良い。 もしもの為にスコップなどの除雪用具を準備したほうが良いと思われる。 ※関沢冬季閉鎖ゲートは工事中です |
コース状況/ 危険箇所等 |
■関沢コース 駐車場ゲート〜笹谷峠 トレースがしっかりできていて特に問題なし ツボ足でも問題ないようだったが、スノーシューを選択した。 ■笹谷峠〜カケスガ峰 積雪は十分、藪も埋まったようだ。しかしまだ雪のしまりが十分ではなく時々踏み抜きがある、カケスガ峰直下は特に踏み抜きやすい。 樹林帯はルートファインディングが必要になる。樹林帯の初めとカケスガ峰手前はピンクテープがないのでルートを間違わないように注意したい。 樹林帯はピンクテープがありるのだが、左右に点在しているので注意。 雪で埋まっているが、沢が2つありその間を登って行くと迷いにくい。 ■カケスガ峰〜前山〜蟻の戸渡り手前(滑川コース分岐) 藪は十分埋まり、苦なく歩くことができるのだが、ここも踏み抜きがあるので注意。 滑川コース分岐からアイゼンを装着、急登に取り付いたが、風が強すぎて危険だったのでここで撤退を決めた。 カケスガ峰までは晴れの天気だったが、天気が急変、雪が降り出し、風も強まりホワイトアウトになってしまった。 |
写真
装備
個人装備 |
フリース
ソフトシェル
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
スマホ(GPS)
時計
サングラス
ストック
カメラ
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感想
先週の大雪後は雪が降らず、雪かきをしなくていい日々が続いたので、雪も落ち着き締まっていると見込み、またしても笹谷へ足を向けた。
道中、晴れの天気で、雁戸山のが奇麗に見えた。今日は雁戸山のピークまで行けるんじゃないかと期待しながら向かった。駐車場はすでに多くの車があった、みんな早いですよ。
関沢コースで笹谷峠へ向かう、トレースはしっかりできており、自分はスノーシューで登ったがツボ足でも問題なく歩けそうだった。笹谷峠に着き、大関山を見あげるとすでに数名斜面に取り付いているのが見えた。しかしカケスガ峰方面は誰も向かっておらず、自分だけのようだ。
カケスガ峰までは冬季ルートを辿る、八丁平から樹林帯へ入るが、樹林帯の入口はピンクテープなどの目印がないので入るポイントがわかりにくい、樹林帯はピンクテープが左右に点在しているのでルート取りを間違えないように注意したい。
樹林帯の積雪は十分で藪はほぼ埋まったようだ。高度を上げていき、カケスガ峰直下は目印がなく、方角がわかりにくい、ガスっている時はなおさら注意したい。
カケスガ峰からの眺めは最高だ、目指す雁戸山、振り向けばハマグリ山〜山形神室、二口山塊の山々の眺めが素晴らしい。しかし風がとにかく強い。建物の陰に身を寄せ風を凌ぐ。じっとしていても寒いだけなので先へ進むとしよう、前山を見ると藪は埋まってルート取りもしやすいようだ。しかしまだ雪のしまり方が十分でなくようで時折り踏み抜くことがあった。
前山は夏は斜面をトラバースするが冬季は尾根通しで歩けるようになる、夏も歩けるようにして欲しいと思っているのは私だけではないだろう。前山を通過するころ、突如天気が急変しだした、雪が降り出し、風も強まって雪が叩きつける。前山を通過して、滑川コース分岐に辿り着く、この場所は谷から吹き上げる風で特に風が強い。目の前には雪壁が行く手を阻む、アイゼンを装着して登り始める、ある程度雪は締まっているので登れないこともないようだ、10数メートル登ったが、風が強すぎた、これ以上は危険、今日は無理せずここまで、帰りましょう。
帰ろうとしたが、ホワイトアウトで先が見えない、トレースはすでに消え、先へ進めない、張り出した雪庇を踏み抜かないよう慎重に足を進めた。なんとかカケスガ峰まで戻ると、4名のPTが建物の陰で風を凌いでいた。じっとしていると寒い、挨拶をして先に下山。カケスガ峰から笹谷峠へは晴天時は問題ないが、悪天だと降りる方向を間違いやすい。自分は建物からカケスガ峰反射板記念碑?方向へ進み少し下ってから左へ向かうようにしているが、これはあまり当てにしないほうが良い。
樹林帯へ入ると風も落ち着いた、自分のトレースを見つけトレースを辿り八丁平まで降りることができた。山工小屋で休んで居るとuruuruさんと再会、しばらく山談義で盛り上がった。カケスガ峰で会ったPTも加わり山工小屋は賑やかになった。
帰りは鉄塔コースで下山、uruuruさんとご一緒して楽しい下山となった。
コメント
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カケスケ峰から見た雁戸山の写真が素晴らしいです。天候がよく急変するので青空の雁戸山山頂に立つのは運もあるのでしょうかね…。
運は確かにあると思います。
冬季、晴天の雁戸山は自分もまだ経験がありませんね
2月下旬くらいになれば天候も落ち着いて晴れも多くなると思います
manimaniさん 今晩は
蟻の門渡りの取り付きまで行ってから、吹雪で引き返しですか。
昨年のチャレンジも凄かったですが、
あそこまで行ってからの引き返しは泣けて来ますね。
でも、雪がいっぱい積もって良かった事にしましょう。
撤退は残念ですが、無理して進んだらかなりヤバかったかもしれません
徐々に山頂に近づいて行くのも中々楽しいですよ
そして山頂の立った時が何とも言えませんね
manimaniさん、こんばんは。
カケスガ峰方面の積雪情報ありがとうございます。やっと藪も埋ったようですね。
積雪期限定の前山からの雁戸山いいですねー。雪が締まったら、天気の良い時に行きたいなー。
kyenさん、こんばんは。
今年も雪不足だったら どうしようかと心配していましたが、藪やっと埋まりました
前山からの雁戸山の眺め、自分も大好きです
天気のいい日に登りたいですよね!天気の神様、日曜の晴天お願いします〜
こんばんは。
この寒波で雪増えましたね。
今後もコンスタントに山に雪が降れば良いですね。
当方の時間の都合上、冬季に雁戸山に登れてないです。
いつか登りたいものです。
時間制限があると雁戸山はちょっと厳しいですよね
雪の状態が良ければ3時間で雁戸山も登れるとは思うんですよね。
夜明け前から登って10時には下山!なんてこともあったりして!?
雪ドッサリですね!
蟻の戸渡りで爆風とか想像しただけでヤバいですね…笑
自分も冬眠から目覚めたのでぼちぼち笹谷へ繰り出します!山工小屋にてお会いしましょう!笑
風速10mオーバーで蟻の戸渡りは怖いですね
大雪が続いて忙しかったですよね。冬山再始動ですか、良いですね
山工小屋でまたお会いしましょう
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