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Yamareco

記録ID: 105592
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳

2011年04月09日(土) 〜 2011年04月10日(日)
 - 拍手
GPS
08:11
距離
3.9km
登り
551m
下り
546m

コースタイム

西穂山荘(4:10)〜西穂独標(5:15)〜ピラミッドピーク(6:30)〜西穂高岳(8:15)〜
ピラミッドピーク(10:30)〜西穂独標(11:25)〜西穂山荘(12:10)
天候 4月9日:雨のち曇り
4月10日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高無料駐車所へ停めて、ロープウェイで頂上駅へ。
コース状況/
危険箇所等
西穂山荘から独標までは危険個所は特になし。

独標から西穂高岳山頂までは、凍結した岩場、雪壁、などなど危険箇所がオンパレードでした。


山頂駅。霧で真っ白。
2011年04月09日 13:36撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/9 13:36
山頂駅。霧で真っ白。
雪の回廊をすすむ
2011年04月09日 13:43撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/9 13:43
雪の回廊をすすむ
西穂山荘に到着。
2011年04月09日 14:59撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/9 14:59
西穂山荘に到着。
だんだん晴れてきた
2011年04月09日 15:09撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/9 15:09
だんだん晴れてきた
テント設営。
雪上での設営は初めて。
2011年04月09日 16:00撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/9 16:00
テント設営。
雪上での設営は初めて。
だんだんと空が明るくなってきた。
2011年04月10日 05:03撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/10 5:03
だんだんと空が明るくなってきた。
独標に到着。
2011年04月10日 05:21撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 5:21
独標に到着。
朝日が・・・
2011年04月10日 05:46撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 5:46
朝日が・・・
まだまだ遠い・・・
2011年04月10日 05:47撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 5:47
まだまだ遠い・・・
なぜか叫ぶ。
2011年04月10日 06:07撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 6:07
なぜか叫ぶ。
高くて、首が痛くなる。
2011年04月10日 06:07撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 6:07
高くて、首が痛くなる。
ピラミッドピークの直後。
慎重に下る。
2011年04月10日 06:51撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 6:51
ピラミッドピークの直後。
慎重に下る。
動物のトレースがあるが、そこは歩けない・・と思う。
2011年04月10日 06:57撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 6:57
動物のトレースがあるが、そこは歩けない・・と思う。
頂上最後の登り。
あえて岩場を登る。
2011年04月10日 08:10撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
2
4/10 8:10
頂上最後の登り。
あえて岩場を登る。
頂上からの眺め1
2011年04月10日 08:32撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
2
4/10 8:32
頂上からの眺め1
頂上からの眺め2
2011年04月10日 08:32撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
4/10 8:32
頂上からの眺め2
ピーク!
2011年04月10日 08:33撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 8:33
ピーク!
下山するのがもったいない
2011年04月10日 09:11撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
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4/10 9:11
下山するのがもったいない
太陽がまぶしい。
UVは11だった模様。
2011年04月10日 09:12撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
1
4/10 9:12
太陽がまぶしい。
UVは11だった模様。
西穂は下りが危険。
2011年04月10日 10:35撮影 by  PENTAX K-x , PENTAX
2
4/10 10:35
西穂は下りが危険。

感想





新穂高ロープウェイを使い一気に山頂駅へ。
ロープウェイの駐車場は 500円/6時間 かかるので、
1km程下った(徒歩10分)川沿いの無料駐車場に停める。


天気は下は雨だったが、山頂駅に着いた時には雨はあがって、
霧が立ち込めていた。
林道を進むこと1時間で西穂山荘に到着。


明朝は早い出発(AM4:00)なので、早速テントを設営。
・・・のつもりだったが、手際がまったく悪く30分以上かかる。
ちなみに雪上テントははじめて。
心配した底冷えは「サーマレスト Z Lite」と「Exped Downmat 9」で完全にシャットアウト。
「Exped Downmat 9」は必要なかったかもしれない。
ご飯(アルファ米・カップ麺)を作り食べると、
やる事も特にないので18:30に就寝。


翌朝はAM1:30に起床。
空はすっかり晴れて、星が全開だった。
この時見た流れ星の数は10個くらいだった(1時間くらいで)。
だらだらと温かいお茶なんかを作っていて、あっという間に時間が過ぎ、
4:00に山荘を出発。
1時間程歩くと徐々に空が明るくなってきた。
山荘から独標まではなだらかな傾斜。


西穂独標に到着。独標直下の最後の登りは急だったが、
基本的に山荘から西穂独標までは雪庇くらいしか危険な点はなかった。


いよいよここから本番。
ここからは多くの滑落事故が起きているルート。
歩いてみてはじめてわかる。
今まで歩いてきた雪山とは難易度が全然違う(雪山経験1年)。
足元は凍結した岩場、トレースなし。1歩間違えれば滑落&死亡の危険領域。
危険なトラバース、まさに見上げるというような雪壁登り。
雪の赤岳なんて目じゃないくらいの危険がオンパレード。
想像以上の危険度で、緊張して体がすごく固くなる。
やはり北アルプスは厳しい。。。


まだまだ危険な登りが続く。
斜度が70度くらいあるんじゃないかと思うところを、
アイゼンのキックステップとピッケルでよじ登っていく。

いくつもの小ピークのアップダウンをなんとかやり過ごしていく。
急な登り、危険な下りが次々とやってくる。

へとへとになった。
頂上直下の最後の登り。
凍結した岩場にアイゼンとピッケルをたてて登る。

西穂頂上まで、夏時間1時間半のところを、倍の3時間かかった。
それだけ、ルートファインディング・安全確保等に時間がかかっていた。

体も心も疲れきっていたが、頂上はまさに天国だった。
人生で2度あるかないかというくらいの素晴らしい光景。


西穂高は色々と自分の未熟な点が明らかになった山行だったと思う。




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コメント

蒼が目にしみる!
tozan-henさん、こんばんは。

西穂登頂おめでとうございます
素晴らしい山行でしたね。

youtubeも堪能させてもらいもらいました
山行の臨場感がガンガン伝わって来ました

写真の蒼が目に
2011/4/12 21:13
kusmmkさんへ
コメントありがとうございます。

おっしゃる通り景色は素晴らしいものでした!!

西穂登頂は技術的な部分、
特にルートファインディングでまだまだ自分には荷が重かったような気がしてます

その分登頂の達成感と満足感はかなりありましたので、
もっと経験を積んでまた挑戦したいと思います

youtubeの方も見ていただいてありがとうござます!
そちらもちょくちょくアップしておりますので
またお暇な時にでも見て頂ければと思います。

ではでは
2011/4/12 21:43
はじめまして
tozan-henさん、こんにちは。
同じ日に西穂に行ってましたね。
自分は朝山荘の外に出てた時に、テント泊のtozan-henさん達が出発して行くのを見てましたよ

それから西穂高岳登頂おめでとうございます。自分はピラミッドピークで引き返しました。2年前に西穂高岳まで行きましたが、思いはtozan-henさんと同じでした。
だから今回は迷いもなく、ピラミッドピーク止まり
自分にもまだ高すぎる山だからです。もっともっと経験を積んで、いつかまた挑戦したいと思ってます。
2011/4/13 23:11
joeさんありがとうございます
こんにちはコメントありがとうございます。

僕もjoeさんの西穂山行記録も拝見させて頂いておりました。

こうして下山してきて、あの日を共有できる方とお話できるのはすごく楽しいです。(ヤマレコ素晴らしい!)

朝4時位もまだ星がきれいでしたよね
本当に・・・西穂は、今振り返ってみてもやっぱり厳しいという印象です。

一度ご経験されて、ピラミッドピークまでという
お気持ちはすごくよく分かります!

実際ピラミッドピーク直下の
雪庇がはり出たナイフリッジ的なところで10分くらい立ち往生しましたから。。。

その時運よく後続の方が来られて、追い抜いて頂いたおかげて何とか進むことができました。

僕も再挑戦したいという気持ちが強いので
来年また行こうと思って居ります!

技術と自信と経験をつけて、
いつか西穂山行を最高に楽しめるようになりたいですね

ではでは
2011/4/13 23:54
おめでとうございます
西穂登頂、おめでとうございます。
1月に単独で行った者ですが、ピークを踏んで
これほど興奮したことはなかったです

やったどー! って感じで。

この感覚は冬山やろうとしている人たちに
共有してもらいたいですね

感動と、山の怖さを踏みしめて
これからもけが・事故に注意して
精進してください

記録楽しみにしています
2011/4/18 14:21
GT504さんへ
GT504さんありがとうございます。

夏時期の西穂は行った事ありませんが、
雪の積もった狭いピークはなんだかお立ち台みたいですよね

あそこは感無量になります・・。


また西穂に立てるように、
登山人生頑張って参ります!!

ヤマレコにぼちぼち記録アップして行こうと
思っておりますので是非宜しくお願い致します。

GT504さんの山行記録も
これから楽しみに拝見させて頂きますので


ではでは
2011/4/18 18:55
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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