【高尾山】もみじ台からの富士山で癒される
baseman
体力度について
- GPS
- 02:34
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 153m
- 下り
- 432m
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| 過去天気図（気象庁） | 2017年02月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
電車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
高尾山ケーブルカー清滝駅（片道@\480） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○良く整備されています。 |
| その他周辺情報 | ○高尾山温泉は2/20、21の二日間は施設点検のため休業。 |
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
昨年末の風邪が年越しで引きずってしまい、
長らく体調不良が続き、
そのまま繁忙期に突入して土日も出勤。
たまに休みが取れても、疲れが溜まってしまい、
ついつい出不精になってしまった。
きょうは晴天の振休、朝は早めに目は覚めるも、
身体が重く、なかなか起き上がれない、
結局9時過ぎから山仕度をして、10時半に最寄駅へ向かう。
特にコースを決めて出た訳では無いが、
時間が時間だけに、取敢えず高尾方面へ。
途中、多摩川を渡る車窓から、
真っ白な富士山が美しく見える。
兎に角、高尾山頂を目指すことに。
JR高尾駅で乗換え、京王線のホームに上がると、
既に電車が入線していた、待ち時間ゼロ分。
高尾山口駅で降りると、平日なのに結構な賑わい、
ハイカーよりも観光客が多いようだ。
それでも、中高年のグループ山行の方々も何組か山へ向かう。
さて、どのコースから登るか思案しながら、
取敢えず、清滝駅前まで進み、
待ち時間が無ければ乗ってしまおうかと、
きっぷ売り場を覗くと、11時30分発が入線中、
透かさず片道切符を買い、改札受け、
車内に乗り込むと直ぐに出発、これまた待ち時間ゼロ分。
遅い時間からのスタート、
久々の山登りで体力に少々不安を覚える。
まぁ、きょうは楽チンも善しとしよう。
日本一の急こう配のケーブルカー、
5，6分で高尾山駅に到着。
時計を見ると、家を出て未だ一時間足らず、
ビアマウント高尾も何とも身近な呑み屋であることに気付き、
思わずニンマリ。
展望台下からの見晴らしも素晴らしい。
青空の中に吸い込まれるように見える新宿の高層ビル群、
そして、その右横には渋谷らしき街並み、
いつもなら仕事中、いや昼休みの時間帯、
毎日満員電車で通っている場所を、
こんな見晴の良い処から眺めていると、何故か優越感。
薬王院までは女坂をチョイス、
タラッとした登り坂を軽快に進んでいるつもりだが、
呼吸が合わない、身体が重くなっている。
ケーブルは正解であったようだ。
薬王院の参門わきの梅の花が青空に映えて美しい。
土産物屋が並ぶ参道は、やはり平日、閑散としている。
考えたら、今年初めてのお山歩、
今年一年の安全登山を祈願。
ここまでの登りで身体も温まり汗ばんできたので、
ライトダウンをザックに仕舞い、
代わりにストックを取り出していると、
正午を知らせる重厚な鐘の音がゴーンと響き渡る。
本殿を右に回り込んで山頂を目指す。
クリーム色のミツマタの蕾が膨らんでいる。
こう配のキツイ階段を一歩づつ登る、
履きなれている登山靴が重く感じる。
足の筋力がかなり落ちてしまっているようだ。
山頂は見晴良く、大勢の人影、ちょうどランチタイム。
山頂の茶屋の赤い屋根越しの木々の枝の間からの景色、
青空の中に白くなっているのが見える。
始めは雲かと思ったが、なんかワクワクする。
それは真っ白で大きな富士山であった。
素晴らしく大きい、陽春の青空の中で光って見える。
午前中の強風で塵を吹き飛ばし、
澄んだ空気の御かげで普段より断然大きく美しく見える。
とてもラッキーであった。
山頂から長い石段を降りてもみじ台へ向かう。
蕎麦処細田屋さんはお休みであった。
もみじ台からの富士山は、さっきまで掛っていた
山頂付近の雲もとれて、より美しく映えて見える。
富士山を正面にしたベンチでランチタイム。
無造作に詰め込んできた握飯と煎茶のサーモ、
だけど、とても贅沢なランチ、綺麗な富士山である。
風も収まり、ポカポカ陽気、
ベンチに横たわり、昼寝をするつもりであったが、
もみじ台はちょうど整地作業中、
車体に「YANMAR CR-12」のロゴのある
キャタピラ駆動のキャリアダンプのエンジン音が響いている。
黄色のヤツと黄緑のヤツの二台が交互に砂利を運んでくる。
どこから積んでくるのか判らぬが、差ほどの距離ではない。
山の職人さん達は昼休みも無く、陽のあるうち作業を急いでいる。
至福のお昼寝タイムは諦める。
きょうのゴールを定めていなかったが、
この時点で、平日の利点を活かし、未だ早い時間の「極楽湯」、
高尾山温泉を目指すこと決定、風呂上りの特大ビアジョッキ、
そうだ、そこで昼寝しよう。
そうと決まれば、5号路で山頂を巻いて、
稲荷山コースで一気に下山、
もみじ台から、ちょうど一時間で清滝駅に到着、
心地好く歩いて一汗かいた。
湯上りのビールも相当に美味いはず、
期待を膨らませてゴールを目指す。
高尾山口駅直結の温泉入口に着くと、
ガーン、通せんぼの看板に、「設備点検のため休店」、
『途方に暮れる』とはこのことか。
しばし呆然としてから、入口のベンチにザックを降ろし、
ストックをザックサイドに仕舞い、タオルで汗を拭い、
ライトダウンを取り出して、仕方なしに帰り仕度。
ホームに上がり、入線していた特急新宿行きで帰路に着く。
二時間半の三ヶ月ぶりの山行、最後は締まらなかったが、
久々に心地好い疲労感と小さな達成感、
やはり「お山歩」は良い時間が流れる。
高尾山、こんなに近いのだから
億劫がらずに頻繁に来ることにしよう。
今シーズンも雪遊びもしないうちに冬が過ぎてしまったが、
未だ機会があれば、雪中山歩にも出かけよう。
今年は必ず行こう初上高地、未達成の富士山登頂、
尾瀬の再訪、美ヶ原・霧ヶ峰キャンプ、
しばらく遠のいている雲取山。
気分は山オジサン復活！
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