南八甲田 逆川〜バッカイ沢 遡行 〜医学部山岳部との合同山行〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 486m
- 下り
- 490m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 8:15
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:39
天候 | 1日目:晴れ 2日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水道敷→ほぼ登山道のような道だが、ぬかるみが酷い印章 荒川→逆川出合までは危険箇所なし 逆川→大小様々な滝が数多く掛かる。ビレイがあったほうがいい滝も何箇所かあり。後半は酷い藪 バッカイ沢→源頭部は酷い藪だが、沢は難しいところはほとんどない。岩登り未経験者にはビレイしても悪くはないと思う。 |
その他周辺情報 | 猿倉温泉:1人500円 酸ヶ湯温泉:1人600円 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
ディッセンダー
渓流シューズ
|
---|---|
共同装備 |
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
ロープスリング
キャメロット
ストッパー
ナッツキー
ギアスリング
ナイフブレード
|
感想
焦って練習通りのフォロー確保ができず、ダメダメでした。実践練習がもっと必要だなと痛感した。求められているのは、そのさらに上の応用であると思った。ゲレンデとは違い、確保支点が用意されていない。見つけて正しく支点構築しなければならない。丈夫な支点ができても、遠かったら、フォローが見えず、滝の音で声が消されるので、うまくコミュニケーションが取れない。Mさんからは、今後の10年生存率に関わってくるから、細かいこと(安全な場所でザックアップする、ザックをおろした際は確保支点にかけて置くとか)も怠らずにできるようにしようと指摘された。
草原での幕営は気持ちよかった。南八甲田の良さを一つ発見できました。
本来は追良瀬川〜白神岳まで遡行する予定であったが、日曜日に悪天が予想されることから、計画を変更し、南八甲田の逆川を遡行した。
1日目
今回は医学部山岳部との合同山行になった。全学山岳部4人、医学部山岳部2人である。記録よりも1人多い?それはnoguchik が医学部と全学を兼部しているためである。前にも何回か山行を共にしてきたMさんの車でアプローチした。午前5時に水道敷駐車場を出発する。グチャグチャした気持ちの悪い道を進み、荒川に降り立った。逆川出合までは単調な沢が続く。逆川は大小様々な滝がかかる飽きさせない渓相だ。途中の滝では初めて実戦でハーケンを使用した。ハーケンも持参していればかなり役に立つことを実感した。また、1050mの逆川大滝では、ブーリンノット(もやい結び)で滝の落ち口から遠い支点にロープを固定し、滝の落ち口の近くでビレイする方法も試すことができた。この方法だとフォローがよく見えるし、下との連携も取りやすいので、次回からは積極的に使用していきたい。逆川大滝から上部の滝では滝壺に飛び込むなど、メンバーは楽しそうであった。このようなことも沢の楽しみの一つだと思う。1080mの分岐から本来は右へ進むはずであったが、翌日の天候が酷いことが予想されたため、また、時間も押していたので櫛ヶ峰方面へは行かず、そのまま湿原方面へと向かう。後半は酷いネマガリタケの強靭かつ猛烈な藪が沢の上を覆い尽くす修羅場が待ち構えていたが、それをものともせずに進み、無事に湿原に到着し、C1とする。C1場所にした湿原地帯は広々としていて、北八甲田を一望できるほど眺めがよく、花々が咲き乱れる心地よい幕営スポットだった。ポカポカの太陽の元で快適な幕営をすることができた。初めて沢登りで濡れた装備が山行中に完璧に乾いた気がする。
2日目
翌日は出発時には既に雨が降っていた。増水する前に急いで降りる。下降に使ったバッカイ沢は逆川に比べるととても簡単で地味な沢だった。我々の持てる実力にしては、いささか物足りない沢である。途中に少し大きめの滝はあったが、全てザイル確保なしでクライムダウンできた。初心者を連れて来るにはいい沢だろう。この日は弘前大学ワンダーフォーゲル部がバッカイ沢を上がってくるはずだったが、彼らには結局、最後まで会うことができなかった(おそらく天気がマシな月曜日に計画を変更したのだろう)。彼らとすれ違うのは少し楽しみであったがために、少々残念である。程なくバッカイ沢出合に到着し、荒川本流を少し遡上する。赤テープが目印の水道敷入り口から水道敷を詰めていくと水道敷駐車場に到着し、下山を完了した。駐車場に着いた途端、バケツをひっくり返したような雨が降ってきた。追良瀬川に行っていたら白神の奥地で閉じ込められ、停滞を余儀なくされていただろう。もう少し沢にいれば鉄砲水を食らっていたかもしれない。計画を変更して、本当に正解だった。
今回は本命の追良瀬川に行けず、残念だったが、ハーケンを使ったり、経験豊富なMさんから細かい登攀技術を教えて頂くなど、多くの経験を積むことができた。1年生もだいぶ岩場に慣れてきたようである。夏合宿に向けていい訓練ができて良かった。追良瀬川はいつか再挑戦したいと思う。
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