多良間島一周(宮古列島)

2017年09月04日(月) [日帰り]

• GPS: 03:31
• 距離: 19.4km
• 登り: 19m
• 下り: 19m

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自転車

コース状況／危険箇所等

多良間島外周道を巡りましたが、途中で間違えて、一部内陸部へ入りました。

写真

9/4 10:57

宮古島からフェリーで多良間島に向かいました。
お皿のように平べったい島です。

9/4 11:17

建物と人間を見ただけで沖縄とわかります。

9/4 11:41

「多良間シュンカニ」の歌碑と「ウェーンマの別離」の像。
沖縄本島から赴任した役人と現地妻の別離に絡む民謡と像のようです。沖縄の離島には同様の話が多数あるようです。
「ウェーンマ」は役人の身の回りの世話をする女性(現地妻)で一種の人頭税です。

9/4 11:47

「マイドゥマリトゥブリ」近くの海岸。
「トゥブリ」とは島の集落から海岸線へ伸びた道路が島内一周道路に交わる地点のことです。
集落は各所にあるわけでなく一か所に集中しています。

9/4 11:55

「トゥガリラトゥブリ」付近

9/4 12:05

名前は忘れましたが、道路沿いに多数植えられています。つっかえ棒のような根が特徴的です。実もパイナップルのような形をしています。

9/4 12:46

多良間空港。
1000人少々のこの島に空港があるのが不思議である。

9/4 13:27

最初は驚いて逃げたが、ゆっくり立ち止まってくれました。人口と同程度と感じました。

9/4 13:50

繁殖牛は明らかに人口より多そうです。
多良間では繁殖が主で、他所で育牛されます。
石垣牛や神戸牛、松坂牛もここで生まれているかも。
近くにセリ場がありました。

9/4 13:57

島で唯一の工場と言えそうな場所です。
宮古製糖の多良間工場です。物流を考慮してか、多くの島に製糖工場があります。多良間工場の黒糖は昔からの製法で評判だが、最新の工場を増設しているようです。

9/4 14:09

牛も木陰で休んでいました。
元気な子牛を産むために、休養も大切でしょう。

9/4 14:31

同じフェリーで入港した若者たちです。
休み休み歩いていました。

9/5 9:09

ここからは翌朝の散歩の写真です。
歩行軌跡は掲載していません。
八重山遠見台の鐘です。遠慮がちに鳴らしてみました。

9/5 9:09

平坦な島で、どこにでも集落を作れそうですが、島の一角に固まっています。そして、その周囲は擁護林で風から守られています。琉球風水に則って、島全体が構成されているようです。

9/5 9:09

川がないので、貴重な溜池です。

9/5 9:10

沖に見える扁平な島は水納島です。人口4人です。

9/5 9:11

八重山遠見台。
海上を通過する船を監視して、狼煙で先島諸島から琉球王朝まで情報を伝達したものです。

9/5 9:28

八月踊りなど島の行事が行われる場所です。

9/5 9:35

四国遍路で縁のできた方の歯科診療所です。
この島に住んでいることは知っていて、この島を訪ねることになりました。しかし、立ち寄るのはご迷惑と思っていましたが、すぐ近くでご夫婦がペットを連れて散歩しているのに遭遇しました。あまりの奇遇に寄らないわけにはいきません。四国遍路をはじめいろいろな旅の話をして楽しみました。

9/5 11:17

ふるさと民族学習館を見学しました。小さな島だが、立派なものを保存しています。

9/5 11:20

日本の文化の多くは先島諸島を通じて伝播したことを思い知らされます。

9/5 11:23

凧は全て扁平なのに驚きました。

9/5 13:01

小さな縁で訪ねた多良間島ともお別れです。

撮影機器：

Xperia Z5 SO-01H docomo SONY

感想

ア?ドッポ

石垣島ウルトラウオークを完歩したが、雨で足裏を完全にやられました。
土踏まずと踵は正常だが、足裏全体と指はふやけた上に、破れて一部の水分も流出し、正常に歩けない状態になりました。
大会後に予定していた歩き旅は、ママチャリで続行することになりました。普段乗ることのない自転車は、結構きついものです。
お尻や股などウオーキングとは全く違う場所が痛くなり閉口しました。
四国遍路で知り合った方が、多良間島に住んでいて、よい所だと言っていたことと、石垣島と宮古島の中間にありながら、妙に存在感を感じて旅することになりました。
人口1000人少々の日本有数の僻地にありながら、宮古島と合併しないのが不思議でしたが、旅をしてみて、その理由がわかりました。合併の賛否を問う住民投票があったそうですが、否決されたそうです。
宮古島も多良間島もかっての流刑地ですが、多良間島は今でいうところの政治犯の流刑地だったそうです。
そのため、プライドが高く、人口の多い宮古島の人に支配されたくないようです。
もっと、気楽に生きていけばよいと思いますが、頑な反骨心もなかなか良いものです。
人口減少が続く中でも、多良間島は子どもの数が多いのが目立ちました。
みんな、自転車で遊びまわっています。
島の人々との会話は、片言の日本語なのが、自分でも滑稽です。