仙丈ヶ岳＆甲斐駒ヶ岳 〜南アルプス緑と白のお山〜

2017年09月09日(土) 〜 2017年09月10日(日)

• GPS: 30:10
• 距離: 23.7km
• 登り: 2,567m
• 下り: 2,565m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 0:52
• 合計: 8:17

8:19 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
8:24 8:24 仙丈ヶ岳二合目登山口
9:59 10:08 薮沢大滝ノ頭
11:27 11:32 小仙丈ヶ岳
12:57 13:02 仙丈ヶ岳
13:21 13:34 仙丈小屋
14:13 14:19 馬の背ヒュッテ
15:21 15:25 薮沢大滝
16:00 16:04 大平山荘
16:20 16:25 北沢峠
16:25 16:26 北沢峠 こもれび山荘
16:32 16:32 仙丈ヶ岳二合目登山口
16:36 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）

2日目

• 山行: 6:32
• 休憩: 1:41
• 合計: 8:13

5:15 長衛小屋（旧北沢駒仙小屋）
5:43 5:50 仙水小屋
6:25 6:27 仙水峠
7:46 8:02 駒津峰
8:31 8:43 六方石
9:26 9:27 駒ヶ岳神社本宮
9:33 10:04 甲斐駒ヶ岳
10:08 10:08 駒ヶ岳神社本宮
10:40 10:54 六方石
11:23 11:27 駒津峰
12:06 12:10 双児山
12:15 12:17 双児山南峰
13:14 13:22 北沢峠 こもれび山荘
13:23 13:23 北沢峠
13:28 長衛小屋

天候

二日間とも晴れ時々ガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

中央道伊那ICから約23キロ、30−40分くらい。
カーナビで仙流荘をセット。
最寄ICが駒ヶ根ICなのでそちらからのルートを案内しようとしますが、
ほぼ1車線のくねくね山道なので伊那ICからのアクセスをお勧めいたします。

仙流荘から北沢峠まではマイカー規制のためバス。
http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_5.htm
混雑する週末は時刻表に関係なく随時発車するようです。

コース状況／危険箇所等

登山届ボックスは仙流荘バス停、北沢峠にあります。

その他周辺情報

伊那ICから車で5分ほどの羽広温泉みはらしの湯。
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd6/index.php?id=2
バスチケット売り場に割引券があり、500円→450円になります。

写真

9/9 5:25

バス停横の駐車場は満車。道路を挟んだ川沿いの駐車場も大変な混雑。

9/9 5:27

6時5分が始発かと思いきや、人が集まり次第随時発車するシステムのようです。

9/9 8:17

朝の8時でこの張りっぷり。まだまだ増えました。

9/9 8:22

準備を整えたら仙丈ヶ岳へ。砂利道をあがるとキバナノヤマオダマキがぽつり。

9/9 8:22

林道を渡ると登山口。樹林帯を登っていきます。

9/9 8:24

しばらく登ると北岳展望台。とんがり北岳がよく見えます。

9/9 8:57

セリバシオガマ。樹林帯にたくさん咲いていた。

9/9 9:16

樹林帯に差す光が美しい。

9/9 10:01

大滝ノ頭。小仙丈を経由するコースで行きます。

9/9 10:22

振り返ると甲斐駒ヶ岳どど〜ん。甲斐駒に並ぶ摩利支天もかっこいい。

9/9 10:43

小仙丈に向けての登り。全くペースが上がらない。

9/9 11:24

小仙丈ヶ岳ついた。北側はガースー。

9/9 11:25

南側はガスってません。北岳、間ノ岳はばっちり。

9/9 11:29

南ア南部はあまり見えませんね。

9/9 11:39

ふもとの町は松本市街かな？よく晴れているみたい。

9/9 11:42

緑のたおやかな曲線を描く小仙丈沢カールが美しい。

9/9 11:51

小仙丈から下って振り返る。仙丈まではアップダウンがある。

9/9 11:59

北岳、間ノ岳間の天空の稜線もそのうち歩いてみたい。

9/9 12:27

ウラシマツツジが紅葉し始めている。

9/9 12:32

仙丈ヶ岳山頂が見えてきた。

9/9 12:43

山頂が見えてからなかなか着かないのはいつものこと。

9/9 12:54

大混雑の山頂。

9/9 13:07

雄大な藪沢カール。写真に納まりきらない。

9/9 13:07

下り始めると青空になるのはいつものこと。

9/9 13:20

仙丈小屋着いた。

9/9 13:21

藪沢カールを見上げながら一休み。

9/9 13:24

ローソンの期間限定ショコラタルト。袋がぱんぱん。

9/9 13:36

甘いもので元気を入れて下ります。水場は涸れてる。

9/9 13:38

トウヤクリンドウ。

9/9 13:54

ガスが出たり消えたり忙しい。山らしいと言えば山らしい。

9/9 13:58

鹿による高山植物の食害が深刻な馬の背尾根には、ネットが張られている。

9/9 14:06

ミネウスユキソウ。ネットのすぐ近くに咲いていた。

9/9 14:11

くっ、なんてそそられるのぼり。邪念を振り切って下る。

9/9 14:21

タカネヒゴタイ。クロトウヒレンと見分けがつかない。

9/9 14:26

藪沢に出た。このまま沢沿いに下ります。

9/9 14:29

藪沢ルートはお花がたくさん咲いていて大正解。ハクサンフウロ。

9/9 14:30

タカネグンナイフウロ。

9/9 14:32

ソバナ。

9/9 14:37

シナノオトギリ。

9/9 14:38

ミヤママンネングサ。

9/9 14:38

ウサギギク。

9/9 14:42

ミソガワソウ。あちこちに群生してもりもり咲いてる。

9/9 14:45

タカネナデシコ。

9/9 14:46

ミヤマミミナグサ？

9/9 14:51

滝のように水が流れてくる。

9/9 14:52

モミジカラマツ。

9/9 14:52

お顔を出さない甲斐駒さん。

9/9 14:56

ホソバトリカブト。

9/9 14:58

急なところにはロープが設置されている。

9/9 15:05

橋を渡って藪沢沿いの道は終了。

9/9 15:16

樹林帯をつづら折れに下る。

9/9 15:39

木々の間から鋸岳が見える。

9/9 15:39

これを縦走するなんてすごいな。

9/9 15:47

樹林帯はけっこう長かった。重幸新道というのか。

9/9 15:58

大平山荘。

9/9 16:00

敷地内の片隅に無造作に咲くピンクのお花見っけ。

9/9 16:01

これは、タカネビランジ？もっと山奥で咲くものだと思ってました。

9/9 16:01

一度お会いしたかったお花なのでラッキーでした。

9/9 16:01

北沢峠への戻りは林道を使うと遠回りだそう。

9/9 16:06

しかし裏道は結構な登りでしてね。残っていた体力を搾り取られました。

9/9 16:39

長衛山荘まで戻ってきたらまずこれ！かんぺ〜。

9/9 17:03

テン場が近いのでウェットな食材を持ってきました。

9/9 17:31

ガパオ＆グリーンカレー相がけにハンバーグのせ。贅の極み。

9/10 5:30

翌日は甲斐駒ヶ岳へ。写真は明るく映っている。だいぶ日の出が遅くなった。

9/10 5:43

仙水小屋。

9/10 6:06

仙水小屋を過ぎるとごろごろ道。

9/10 6:23

仙水峠。天気はよさそうだけど雲が多い。

9/10 6:24

甲斐駒さん、雲除けておいてね〜。

9/10 6:52

仙丈ヶ岳山頂は隠れてる。

9/10 6:52

向こうに見えるのは鳳凰三山。ぽちっと地蔵岳のオベリスクが見える。

9/10 6:52

鳳凰三山ズームアップ。

9/10 7:47

駒津峰ついた。

9/10 7:48

ああぁ〜、甲斐駒さ〜ん（泣）

9/10 7:59

乗鞍岳。

9/10 8:01

やりほ。今日の正解は北アルプスであったか？

9/10 8:02

中央アルプスかな？もふもふ。

9/10 8:29

ここまで来て帰るという選択肢はありません。山頂目指して進みます。

9/10 8:36

直登・巻道の分岐。安全策で巻道をチョイス。

9/10 8:59

摩利支天。摩利支天は陽炎を神格化したものだそう。

9/10 9:22

山頂見えてからが遠い〜（涙）

9/10 9:29

山頂着きました。甲斐駒の真上だけ青空のようです。

9/10 9:30

だって、周囲はこのありさま。

9/10 9:38

まあ、今日もローソンの期間限定スイーツで一息入れながら待ちます。

9/10 9:47

雲がぐんぐん流れてる。

9/10 9:55

山頂に来ないと見ることのできない景色だなぁ。

9/10 9:55

北岳は見えそうで見えない。

9/10 9:58

ぽちっとオベリスク。十分に満足して下山です。

9/10 9:59

摩利支天。またの機会に。

9/10 10:00

砂礫の斜面は日光が反射してまぶしい。周囲の山と明らかに違う色。

9/10 10:12

山頂を見上げる。下り始めるとあっという間。

9/10 10:16

見上げるとけっこうな斜度があるように見える。

9/10 10:31

この先、駒津峰への登り返しが怖い。

9/10 10:49

鞍部まで下るとガスが晴れた。堂々たる風格がある。

9/10 11:20

駒津峰戻り。断続的に渋滞してた。

9/10 11:38

帰りは双児山経由で。いったん鞍部まで下ってまた登り。ひ〜。

9/10 11:53

駒津峰からかなり下りました。

9/10 12:01

登り始めると北岳、間ノ岳がきれいに見えてきた。虫さんがフレームイン。

9/10 12:01

最後に甲斐駒のご雄姿。花崗岩むき出しの山肌は独特です。

9/10 12:04

双児山ついた。もう登りはなし。

9/10 12:15

あとは樹林帯をひたすら下降。

9/10 13:12

北沢峠ついた。ここの公衆トイレはきれいでほかほか便座。感動した。

9/10 13:29

ちべたい南アルプス天然水を一気飲み。

9/10 13:41

南アルプス天然水でこしらえたカップラーメン。うまし。

9/10 13:58

こーしータイムを終えたら撤収。

9/10 14:35

荷物を背負って、北沢峠へほんの10分程度の登りがキツイ。

9/10 15:06

バスの運転手さんのガイドを聞きながら帰ります。鋸岳の鹿窓が見える。

9/10 15:47

駐車場戻り。ここからも鋸岳が見えたのね。

9/10 16:42

伊那IC近くのみはらしの湯でひとっ風呂。汚れを落として帰ります。

撮影機器：

COOLPIX P610 ニコン

感想

seasun

2週連続の南アルプス。
訪れたのは5年越しの再挑戦、仙丈＆甲斐駒。
この時、仙丈は曇り、甲斐駒はガスガス。
よほど気象条件がよかったのか雷鳥がもりもり出てきて、
2日間で20羽くらい見かけました。
雷鳥はうれしかったけど、
やはり晴天の山頂にお邪魔しなければ、
宿題が残っている感じがします。
なので、いつかもう一度挑戦したいと思い続け、
やっとこの週末に出かけました。

正直、期待したほど天気は良くなかったかな？
山頂からの富士山も見えなかったし。
しかし、そんなことどうでもよくなるくらい、
この二日間は充実感で心が満たされました。
緑色のたおやかな女王様、仙丈ヶ岳。
まるで雪をまとったかのように白くてシャープな王子様、甲斐駒ヶ岳。
どちらも本当に魅力的なお山です。
残念ながら、雷鳥さんたちには全くお会いできませんでした。

それにしても、3000メートル越えは久しぶり。
それプラス寝不足もあって初日の仙丈ヶ岳はむちゃくちゃきつかった。
5-6歩進んで立ち止まりの繰り返し。
とにかく自力で生きて帰ろうとそればかり考えてました。
5年前から明らかに体力が落ちていることを実感し、
愕然としたのでございます。
地道に登り続けたいのでトレーニングせねば。

コメント

hidanogaku

懐かしい
seasunさん、こんばんは。

長衛小屋を起点とした仙丈ヶ岳＆甲斐駒ヶ岳登山。3年前に同じ行程をしたのを懐かしく拝読しました。雲は多めですが、それでも甲斐駒ヶ岳や小仙丈のカールの美しさ北岳、間ノ岳の眺め等が際立ちます！そして、タカネビランジとの出会い‥。僕も見たことはないのですが、とても可憐な花ですね〜☆羨ましい！
5年前に雷鳥さんに20羽あったなんて、びっくりです。今回に少し分けてほしいくらいでしたね。

仙丈ヶ岳＆甲斐駒ヶ岳登山お疲れ様でした♪

seasun

Re: 懐かしい
> hidanogakuさん

テン泊したいくせにデカザックが何よりもキライなので、
バス停から徒歩10分でテン場は本当に楽ですね。
他の方々もデカザック＋クーラーボックスなど、
大荷物な方が多かったです。
南アルプス天然水も飲み放題。
素敵すぎます。

仙丈に甲斐駒、どちらも甲乙つけがたいお山でした。

とし0113

寝不足は大敵
seasunさん、おはようございます

今回の遠征は仙丈＆甲斐駒でしたか
去年秋に訪れた時に「甲斐駒にも登りたい」と後ろ髪ひかれたのを思い出しました
バス停からテン場まで近いから体力の無いおぢちゃんには最適なテン泊ですもんね

で、「5年前から明らかに体力が落ちている」と言うより寝不足が一番辛いのでは??
嫁さんも日曜は珍しくヒィ〜ヒィ〜・ハァ〜ハァ〜
完全に寝不足だった模様で足が進みませんでしたよ
そぅ言えば、通常遠征だと僕の方がバテバテになる...
深夜の車移動で寝不足だったんだぁ
　嫁は助手席で熟睡できてるものね(笑)

seasun

Re: 寝不足は大敵
> toshi0113さん

確かに寝不足は辛いですね。
車を乗り換えて車中泊の環境はだいぶよくなったのですが、
本当は熟睡できていないんだろうなぁと思います。
なので、初日にデカザック背負って3時間以上歩くのはキツいです。
こんなヘタレな私がテン泊できるのは、
北沢峠と立山の雷鳥沢しかないかもしれません。
雷鳥沢も帰りの階段は地獄ですが。
少しずつウルトラライトを進めていきます。

fukuizinn

2週連山
seasunさんお疲れさんです。
私もseasunさんのように寝不足なんの勢いであちこち行きたいですね。
きついけれど行けちゃう。若さって・・・ちと羨ましい
私もそんな頃が、あったな〜なんて思い出します。

仙丈＆甲斐駒は私もあこがれの山、今はまだいけませんが、
2〜3後には必ず行きたい山です。
私も体力作りに励みます。

seasun

Re: 2週連山
> fukuizinnさん

今年の夏は天候不順で思うような遠征ができなかったので、
2週連続で行ってしまいました。
若くもないので体は正直でした。
fukuizinnさんなら問題なく行けますよ。
デカザックを背負って歩く距離も短いので、
重い食材でも問題なし。
焼肉三昧ですね。