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Yamareco

記録ID: 130718
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ハイキング
甲斐駒・北岳

東日本屈指の名瀑・精進ヶ滝滝つぼ再調査

2011年08月29日(月) [日帰り]
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kamatsuka その他3人
GPS
--:--
距離
4.0km
登り
390m
下り
395m

コースタイム

駐車場→(10分)→ケルンの広場→(20分)→前衛滝前
天候 晴時々曇
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
前回の百四丈滝http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-129232.html
に続き、今回は東日本の雄・山梨県は精進ヶ滝を再訪しました。
近日、大所帯での訪瀑の予定があり、その下見を兼ねてのことです。もっとも、本来の目的はまた別なところにありましたが・・・




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東日本の雄・精進ヶ滝。鳳凰山に源を発する石空川にかかり、公称落差121mという巨瀑です。その姿は遥かJR中央線沿線からも望むことができます。

滝壺へのよく知られているルート(ここでは正規ルートと呼びます)は観瀑台手前で石空川を渡渉し九段の滝巻き道へと続きますが、今回は渡渉をせずにすむ道を探してみました。ただし、九段の滝巻き道からは正規ルートに合流します。

●駐車場→ケルンの広場
非常によく整備されています。大小の滝が続き、楽しく歩けます。

●ケルンの広場の道標→正規ルート合流地点
ケルンの広場の道標を過ぎたあたりで、遊歩道は左岸へと鉄階段で渡っていきます(画像)。滝つぼへ向かうには、ここを直進します。20mほど進むと大きな岩がありますが、これを避けて川沿いに進んでいきます。大岩から100m程度進むと赤テープの目印が複数あり、正規ルートに合流します。

●合流地点→(九段の滝高巻き)→前衛滝前
尾根を標高差100m程度登ります。これでもかというくらいに赤や白の目印(ひも・テープ)がつけられており、迷うことはありません。道は複数ありますが、どれを選んでもじきに合流します。登りのあと道は滝に向かって斜面を水平に進んでいき、緑のロープが現れるとまもなく前衛滝前に降り立ちます。
ここからは前衛滝と精進ヶ滝がよく見えます。(画像)
前衛滝の左岸をひと登りで、精進ヶ滝滝つぼへ達します。斜度も緩く危険はありませんが、茨が多いのでご注意ください。
滝つぼから見上げる精進ヶ滝は圧巻です。

●さらに、前衛滝の左岸に巻き道を見出そうとしたものの・・・
前衛滝をより手軽に巻く方法はないかと、滝壺から左岸の斜面を歩き回ってみましたが、全体的に傾斜がきつく断念しました。唐突に切れ落ちている尾根もあり、注意が必要です。
駐車場です。20台前後可? 仮設トイレは綺麗に清掃されていました。有り難いことです。
2011年08月29日 14:43撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 14:43
駐車場です。20台前後可? 仮設トイレは綺麗に清掃されていました。有り難いことです。
展望台までの遊歩道もたいへん美しく整備されています。サントリーが出資しているそうです。
2011年08月29日 10:50撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 10:50
展望台までの遊歩道もたいへん美しく整備されています。サントリーが出資しているそうです。
行きは色々と調べつつなにやら伸ばしつつしながら歩いていきました。
2011年08月29日 10:56撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 10:56
行きは色々と調べつつなにやら伸ばしつつしながら歩いていきました。
大小の滝が目を楽しませてくれます。
2011年08月29日 10:57撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 10:57
大小の滝が目を楽しませてくれます。
ケルンの広場なる道標が右手にあります。
2011年08月29日 14:31撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 14:31
ケルンの広場なる道標が右手にあります。
ケルンの広場の道標から遊歩道を数十m進むと、このような風景に出くわします。滝つぼへは、左の矢印のように直進します。
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ケルンの広場の道標から遊歩道を数十m進むと、このような風景に出くわします。滝つぼへは、左の矢印のように直進します。
20mほど先に大きな岩があります。私は左から回り込んでザレ場を登ってみましたが、意外と難儀しました。同行者のように右の岩の隙間をくぐったほうが楽かもしれません。
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20mほど先に大きな岩があります。私は左から回り込んでザレ場を登ってみましたが、意外と難儀しました。同行者のように右の岩の隙間をくぐったほうが楽かもしれません。
画像の赤丸のあたりに赤色の目印が下がっており、左岸から渡ってきた正規(?)ルートに合流します。
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画像の赤丸のあたりに赤色の目印が下がっており、左岸から渡ってきた正規(?)ルートに合流します。
正規(?)ルートにはこれでもかというくらいに目印がつけられているので迷うことはありません。ただ、道は複数存在し、それぞれに目印がつけられているため若干混乱します。
2011年08月29日 14:10撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 14:10
正規(?)ルートにはこれでもかというくらいに目印がつけられているので迷うことはありません。ただ、道は複数存在し、それぞれに目印がつけられているため若干混乱します。
途中、ロープ確保のための古い針金が足元に延びていました。4月末に来た時も気になりました。これは地味に危険です。一応まとめておきましたがご注意下さい。
2011年08月29日 14:07撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 14:07
途中、ロープ確保のための古い針金が足元に延びていました。4月末に来た時も気になりました。これは地味に危険です。一応まとめておきましたがご注意下さい。
緑のロープが新設されていました。有り難いことです。
2011年08月29日 14:05撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 14:05
緑のロープが新設されていました。有り難いことです。
緑のロープを過ぎると前衛滝前に出ます。滝壺はすぐそこです。
2011年08月29日 12:28撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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8/29 12:28
緑のロープを過ぎると前衛滝前に出ます。滝壺はすぐそこです。
前衛滝を左に見つつ左岸側を登っていきます。
2011年08月29日 13:54撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
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8/29 13:54
前衛滝を左に見つつ左岸側を登っていきます。
斜度もなく危険はありませんが、茨が多いのでご注意ください。カジカガエルが沢山いました。
2011年08月29日 13:47撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 13:47
斜度もなく危険はありませんが、茨が多いのでご注意ください。カジカガエルが沢山いました。
すぐに精進ヶ滝前に出ます。公称落差121m。さすがは東日本の雄、堂々たる風格です。
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すぐに精進ヶ滝前に出ます。公称落差121m。さすがは東日本の雄、堂々たる風格です。
飛沫の勢いがすさまじく、台風のごとく吹き荒れ、滝正面へは近づくことすらできませんでした。4/30訪問時に滝壺を広く覆っていた雪渓は完全に姿を消していました。
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飛沫の勢いがすさまじく、台風のごとく吹き荒れ、滝正面へは近づくことすらできませんでした。4/30訪問時に滝壺を広く覆っていた雪渓は完全に姿を消していました。
落ち口付近をズームで。豪快です。
落ち口付近をズームで。豪快です。
画像からの推定では落差は95〜107m。豊富な水量を誇る素晴らしい滝です。
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画像からの推定では落差は95〜107m。豊富な水量を誇る素晴らしい滝です。
前衛滝を手軽に巻く道は無いものかと、左岸側を小一時間調べてみました。しかしどうやら厳しそうです。画像は見下ろす前衛滝。
2011年08月29日 13:32撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
8/29 13:32
前衛滝を手軽に巻く道は無いものかと、左岸側を小一時間調べてみました。しかしどうやら厳しそうです。画像は見下ろす前衛滝。
参考画像・今年4/30訪問時の様子です。厚さ30mの雪渓が蓋のように滝壺を覆っていました。落差がかなり減じて見えました。水量も控え目ですね。
2011年04月30日 13:53撮影 by  DMC-FX66, Panasonic
4/30 13:53
参考画像・今年4/30訪問時の様子です。厚さ30mの雪渓が蓋のように滝壺を覆っていました。落差がかなり減じて見えました。水量も控え目ですね。

感想

●山慣れた方なら手軽に滝壺まで行けます。特に危険個所もなく、おすすめの滝です。
●九段の滝を気にかけないのであれば、観瀑台手前からの正規ルートより、渡渉の手間の省けるこちらの方がおすすめです。特に水量が多い際には正規ルートだと最初の渡渉に手こずるかもしれません。
●ハヤばかりと聞いていましたがそんなことはありませんでした。・・・・?





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