記録ID: 1327657
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
90番から三本栂・大栂山・高塚山と崩壊林道の偵察!
2017年12月03日(日) [日帰り]
- GPS
- 06:42
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:41
8:06
39分
90番ポスト
8:45
8:45
13分
奥駈道合流点
9:20
9:20
34分
P1516
9:54
9:54
11分
P1418
10:05
10:12
13分
三本栂
10:25
10:25
32分
小谷林道出合
10:57
11:11
26分
大栂山
11:37
11:37
15分
小谷林道出合
11:52
11:55
20分
三本栂
12:15
12:20
31分
P1418
13:31
13:31
58分
崩壊林道出合
14:47
90番ポスト
天候 | 快晴〜 ☼ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行者還トンネル東口から上北山村側に1.2kmほど下るとガードレールに 設置されている90番ポストの先が広くなっており、ここに4〜5台程度 駐車できます。 なお、R309は90番のところで上北山村方面が終日通行止めとなっていて 来年春の冬期通行止め解除までR169への通り抜けはできません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
90番ポスト⇒P1458奥駈道合流点 90番ポストの少しトンネル寄りにある鉄階段が登山口で、鉄階段を 登るとしばらく清明ノ尾の支尾根をジグザグに登って行きます。 清明ノ尾に乗ると大普賢岳がカッコイイ姿を見せてくれ、その少し 先の右側にあの有名な!?タイタンがあります。 が、登山道とタイタンの間に土手?壁?のような目隠しがあるため、 振り返らなければ気づかずに通り過ぎてしまうことがあります。 そのあとは廃道となった林道を少し歩きますが、しばらくすると林道 から離れ普通の山道となり、そのまま清明ノ尾を奥駈道まで上がって 行きます。 この90番からのコースは、西口からのコースと比べると緩やかで 登りやすいです。 P1458奥駈道合流点⇒P1516 合流点を左折し、緩やかなアップダウンを繰り返しながら奥駈道を 南へ進むとしなの木出合の標柱が立っていて、ここからはトンネル 西口のすぐそばに下りることができます。 しなの木出合からしばらく進むと、次はトンネル東口へ下りる分岐の 一ノ垰で、とても雰囲気が良く休憩するにはもってこいです。 一ノ垰の少し先で、阿弥陀ヶ森から南下してきた奥駈道が西に90度 向きを変えます。 ここからP1516の北側を巻きながら進むとP1516の西側で左上に 上がって行く薄い踏み跡があり、これをしばらく上がって行くと P1516に到着します。 なお、奥駈道が西へ方向を変えるところに大栂山・高塚山への分岐が あり、ここを登るとスグにまた分岐がありますが、これを尾根伝いに 右へ行くとP1516です。 今回はできるだけ同じ道を通らないようにしたので奥駈道をP1516の 西側まで行きました。 P1516⇒P1418⇒三本栂⇒大栂山 P1516の尾根伝いの東側の分岐(前出の『ここを登るとスグにまた 分岐が』)を右に曲がり、どんどん下って行きます。 途中に倒木の左側を回り込んで向こうを右方向に下りて行くところ がありますが、そのあとは尾根伝いに行けばP1418直下の南西側を 巻いて三本栂に向かう尾根に出ます。 そのまま尾根をどんどん下って行きちょっと上がると三本栂です。 広い山頂の三本栂からは少し右方向の尾根を下って行きますが、 その先で尾根は今度は少し左に曲がり、そのまま下りて行くと 小谷林道に出ます。 小谷林道を20mほど進んだところの左に尾根伝いのルートがあり ますが、登り下りやブッシュ、そして倒木もあるので林道を歩いた ほうが楽チンやと思います。 この尾根伝いの途中に標識がありこれには『←コクワ谷小屋・河合 三本栂・一ノ垰→』と表示されていますが、左方向の ←コクワ谷 小屋・河合の方には行かないようにして下さい! ただ今回の目的地の大栂山への表示は無かったようでした。 尾根から林道に下ると前方に大栂山が見え、林道が右へカーブする ところで林道から離れ真っすぐ山の中に入るとほどなく山頂です。 なお、P1516からP1418までは尾根が広く踏み跡も落ち葉のため ほとんど分らないところが多いです。 ただ、テープはちょこちょこありました。 そして、P1418から小谷林道までは踏み跡はわからないしおまけに テープもほとんどありませんでした。 P1516から小谷林道までは、地図またはGPSで方向を確認しながら 進んで下さい。 P1418⇒高塚山 ピークから東に延びる稜線を最初はゆるゆる下りて行きますが、 途中で急下降となりその先で登り返すと狭い山頂の高塚山です。 このコースは、薄い踏み跡もありテープもありました。 高塚山⇒林道⇒トンネル東口 山頂から横に大きく広がる北側の急斜面を下りて行きますが、 テープやそのほかの目印が無く樹林帯で視界も効かないため どこを下りて行けばいいのかわかりにくいですが、下の方に なんとなく尾根!?みたいに見える方に向かって下りて行くと しっかりとした尾根になり、ここらあたりからテープも時々 ありました。 尾根をどんどん下って行くと林道に下り立ちます。 林道に下りたら右の方へ進みますが、林道はスグに大荒れの 様相を呈し林道とは言えない状況がしばらく続いたら、最初の 崩壊斜面に出ます。 ここはまだそう問題は無く通過できますがその先の崩壊斜面は かなりヤバいです。 林道の “り” の字の欠片もないくらいの崩壊で、ただの土砂崩れ 現場となっています。 ここは真っすぐ進めそうにないので、左から3mほど上がって から横切る方が斜度はゆるそうだったので、一旦上がってから 崩壊斜面を横切りました。 ただここでも案外急で足元は悪くズルズル崩れていくのでここの 通過は最低ストックがあった方がいいです。 大げさかもしれませんが、今回この崩壊地を通過している時、 ピッケルとアイゼンが欲しい!って思うくらいでした。 崩壊斜面を通過できないようであれば、もっと上の植林帯まで 上がって高巻するしかないと思いますが、植林帯に上がって 崩壊地の向こう側に出られるのかは、私には分りません。 このヤバい崩壊地を通過したあとも林道は荒れていますが、もう トンネル東口まで平和なそして退屈な林道歩きです。 ※周回でこの林道をコースに取り入れる時は、この崩壊地のことを 良く認識した上で計画を立てるようにして下さい。 ここまで下りてきて進めない!ってなっても、もう登り返しも できないでしょうから、おススメはできません。 今回の山行は今年に入ってからの崩壊林道のレコが無く、さらに この秋の台風によって崩壊状況がどのようになっているのかを 偵察したかったため実行しました。 と言っても、R309が12月11日(月)から冬期通行止めになるので、 今年に関しては、ほかの皆さんのお役には立たなかったです。 なお、今回の山行にあたっては、hosigumiさん、aptx4869さん、 DCTさん、luneobaさんのほか、いろいろな方々のレコを参考に させていただきました。 ありがとうございました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
ツェルト
ストック
カメラ
熊鈴
|
---|---|
備考 | 雪も無いのに崩壊林道のためだけにピッケルとアイゼンを 持ち歩くのはどうかな?と思うけど、少なくともアイゼンと ストックがあればかなり安心して通過できるのではないかな!? |
感想
一週間前にsunaoさんと、高塚山に行こか!
ということでR309を走りましたが、当初の予定の90番からではなく
タチクラ尾から上がることに変更したため、時間に余裕がなくなった
のと天気が悪くなってくるかもしれなかったので、P1516の東の分岐
からは高塚山の方へは進まず、反対方向の一ノ垰からしなの木出合を
経由してトンネル西口に下りタチクラ尾の駐車地に戻った。
この時P1516で「ここで霧氷の花が咲いたら奇麗やろなぁ!」と思い
11日の冬期通行止めのことを考えるとチャンスはあまりなかったので
我慢できなくなってしまい、sunaoさんには抜け駆けとなりものすごく
申し訳ないとは思いながらも今回は一人で再訪してきました。
今回は前回の予定通りの90番から上がって、三本栂・高塚山に大栂山
のピストンを加え、後半は高塚山の北側のモヒカン尾根を下りその後
崩壊林道を歩いてトンネル東口から90番に戻る周回コースとしました。
第一の目的は、P1516付近の霧氷を眺めることでしたが、崩壊林道が
どんな状況になっているのかを確かめたい!というのも、もう一つの
目的でした。
霧氷は残念ながら “無氷” でまたの機会のお楽しみとなりましたが、
崩壊林道についてはしっかり?偵察することができました。
今年はもう冬期通行止めまで日にちが無いので、sunaoさんと一緒に
訪れることはムリでしょうが、来年の春には花を眺めに再訪したいと
改めて思うなかなかいい山歩きとなりました。
sunaoさん、抜け駆けしてごめんなさいね!
で、来週は…
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コメント
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sukanpoさん、こんにちは。
おっ…、お疲れさまでした。大栂山は興味はあるのですが、酷道309号からスタートだと、目標の大栂山のほうが標高低いし…、上北山小中学校から林道→西山観音から目指すにもかなりのマイナーっぽくて…。
高塚山から谷の元林道に降り立ち、冷や冷やのテクテク、あそこは廃道まっしぐら、木材を切り出すとしてもヘリ運搬、新たな植林は必要としない林業の現状を象徴してますね。2度ほど歩きましたが、多数の崩落と馬酔木の脇で丸くなってたマムシなど怖い記憶しかありません。
直ぐ上の尾根は「ナメゴ谷の紅葉・昇り龍(・モヒカン?)」として、年に1度は紅葉が話題になりますが、尾根の足元は「エグイ!」んですよねぇ。
DCTさん、おはようございます。
高塚山でも、メジャーな奥駈道と比べるととてもマイナーですよね!
実際、この歩きでは一日中誰一人とも会わなかったです〜
ほんで、まだその奥?の大栂山となるともう…
コースとしては三本栂とP1418から高塚山だけで十分と思ってたんですが
「いやいや、今回大栂山にも行っとかんと一生行かんやろ!?」みたいな
感じで行ってきましたが、感想としては「高塚山はこれからも行ってみたい
けど、大栂山はやっぱり一生行かんかも…」くらい超マイナー!!
恐らくもう行くことは無いと思いますわ!?
ただ高塚山も一ノ垰からのピストンやと登り返しがイヤなのであの元林道が
普通に通れれば周回したい… 悩みどころですわ。
今回ナメゴ谷の紅葉はもう完全に終わってましたが、真っ盛りの時期にあの
昇り龍を歩くと、たくさんの人がみんなみんな自分にカメラを向けてる?
ちょっと有名人気分になれるかも… んなわけないかっ!
来年、昇り龍からR309をカメラで狙ってみよかなぁ〜
sukanpoさん、こんばんは。
これは正真のバリですが、しかも単独??
何かありましたか?
akirasさん、おはようございます。
今回のコースは、山高地図にも赤線があるくらい普通のコースですよ!
あれがバリなら、akirasさんが行くとこなんか “バリバリバリ!”
暴〇族みたいにめっちゃ怖い〜 って、実際そうですよね!?
唯一ちょっとバリと言えるのは、あの林道の崩壊地だけでしょうね。
今回はsunaoさんとは予定が合わなかったんで単独で歩き、抜け駆け
みたいな感じになってしまいましたが…
えっ? なんかありました!?
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