最高の南アデビュー!塩見岳 鳥倉からピストン塩見小屋泊
- GPS
- 24:53
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 2,031m
- 下り
- 936m
コースタイム
5:45鳥倉林道ゲート-6:20鳥倉登山口-8:00水場-8:20豊口山分岐-8:50三伏峠小屋-9:15三伏山山頂-10:00本谷山山頂で昼食11:00-12:20塩見新道分岐-12:30塩見小屋13:00-13:50塩見岳西峰山頂-14:00東峰山頂-15:00塩見小屋
9/12(月)
4:00塩見小屋-5:10西峰山頂-5:20東峰山頂5:30-6:30塩見小屋で朝食7:30-9:00本谷山-9:50三伏山-10:00三伏峠小屋-11:40鳥倉登山口で昼食11:50-12:25鳥倉林道駐車場
天候 | 11日はお昼ぐらいまで晴れ、その後曇り&ガス日没間際にまた晴れ 12日は素晴らしい好天!! |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道諏訪湖SAで夕食&温泉後、松川ICで降りて鳥倉林道へ。 松川ICから鳥倉林道駐車場までルート上にはコンビニは一切ありませんでした。 果物の直売所があるくらい? もし夜に鳥倉へ行くつもりならば、松川IC付近での物資調達は無理なので、その前に調達した方がいいと思います。 小渋湖を抜けて鳥倉林道に入る個所はナビがないと間違えやすいかも知れません。 鳥倉林道入口から駐車所までは約1時間?夜間は結構こわいかも? 土曜の21時頃着にしては、駐車場は混んでいたように思います。停めきれなくて路肩駐車の方も多数いました。 駐車場にはきれいなトイレと水道があります。 バスも登山口まであるようですが、夏季限定、一日二本だけのようです。 SBの携帯の電波は駐車場からずっと圏外でした。。。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はほとんどありません。 しいて言えば、駐車場から登山口への林道がいかにも落石がありそうで怖いことぐらい? 台風の影響はなかったようです。 塩川ルートは、小屋の方も言ってましたが、何年か前からあまりに崩れすぎていて通行不可能とのことです。 登山ポストは鳥倉登山口にあります。 下山後、赤石荘の立ち寄り湯に行きました。 http://www.akaishisou.com/content.htm 絶景の露天風呂です! |
写真
感想
月曜日に休みがとれたので、南アルプスデビューを画策。
うまくすれば通常の土日2日間でもいけそうな鳳凰三山、甲斐駒、北岳などはまた今度にして、もうチョイ足を伸ばしたい。
光、聖はちと遠いか?
・・・などと考えて、辿り着いたのが塩見岳。
登山口で車中泊して早出して頂上近くの塩見小屋に泊まれば車中泊+一泊二日でいけそう。。。
それにメジャーすぎる北岳とかより人少なそうだし。。。ということで。
首尾よく、一週間前で塩見小屋の予約もとれました。
あとは天気だけが心配でしたが、一週前の台風から比べるとウソのように晴れそう。
中央道は都内から勝沼ICまでしか行ったことがなかったので、倍以上かかる松川ICまでの運転が若干心配でしたが、
特に問題なく、よかったです。
15時ごろ都内を出発し、全く渋滞なく17時ごろ諏訪湖SAに到着。
うなぎが美味かったです。ちょっと熱めの温泉も目覚ましにはちょうどいい。
一時間ちょっとで松川ICに到着。あまりになーーーーーーんにも店がなくてショックを受けつつ、鳥倉林道へ。
一時間ほど鳥倉林道を走ると駐車場に21時ごろ到着。
真っ暗な幅狭山道の運転はいつもながら精神的にくるものがあります。
駐車場手前から、路肩駐車がちらほら・・・
やばい、空いてないのか?
すこしだけ空いてました・・・
土曜の夜なのに、この混み具合。驚きました。
22時ごろ、肌寒さを感じつつ、就寝。
翌4:30に起床、登山開始です!
登り始めてから一時間ほどで、買ったばかりのザックの肩の部分が鎖骨に食い込みまくって泣きそうでしたが、
kameに調整してもらって、ウソのように痛みがなくなる。荷物が重くなると、ザックの調整は重要ですねー
鳥倉登山口から、塩見小屋までは概して非常に歩きやすい登山道でした。
写真にある、ちょっと怖そうな木道も実は頑丈でした。
好天の中、汗だくになりつつ頑張って歩いて塩見小屋に到着しました。
トイレの使用方法の説明をうけ、寝場所に案内されました。
予約が早かったせいか?入り口すぐの二畳程度の個室でした。
16:30までの夕食にはまだまだ時間がある。
でも、眼前の塩見岳はガスってて何も見えない。
今登るべきか?明朝にするか?
まーとりあえず登るか!って具合で頂上を目指しました。
塩見小屋から頂上は、行きも帰りも1時間、往復2時間。
それまでの登山道とはうって変わり、ハイマツ&岩場です。
いままで登ったことのある山ぐらいだったら鎖がついてそうな岩場でも、ここには一切なく、かなり緊張。
風が強かったら怖いだろうなあ。
ときおりコースアウトしそうになるのを、黄色いペンキのマークを確認しつつ登ります。
そして富士山以来の3000m峰登頂。ガスガスでなーーーんにも見えない!
もうこりゃあしたの朝も登るしかないでしょ、ということで、早々に小屋に降りました。
東峰頂上で、西方向の尾根からこちらに向かってくる人影が。
彼女曰く、北岳山荘からきたと。
10時間行動?!
今日は塩見小屋に泊まって、もときた道を戻るとのこと。
すごい!
彼女曰く「一歩一歩いけば着いちゃうのよ」
いつかそんなことを言ってみたい!
とてもこんな山奥ででてくるとは思えないような繊細な味付けの夕食を頂いたあと、日没まで眺望鑑賞タイムです。
じょじょに晴れるガスとともに、テンションがあがる人々。楽しいひと時でした。これが小屋泊まりの醍醐味なのでしょうか。
なんと18:30という下界ではありえない就寝時間。
なんどとなく目が覚めたものの、3:30に起床、4:00に小屋を出発、御来光を山頂で見るためにスタートです。
空は満点の星空、好天が期待できます。
真っ暗闇の中、岩場を登ります。昨日登っておいたせいか、暗くて下が見えないせいか、あまり怖さを感じることなく順調に5:10登頂。
誰もいない東峰の山頂で、人生最高の朝日を見ることができました!
まさに360度のパノラマ。何一つさえぎるものがありませんでした。
富士山の向こうには駿河湾まで見おろせます。
北側ははるか北アルプスまで。
こんな風景をまた見ることができるのか?
またどこかで見るために頑張ってまた登ろう。
下山中にすれ違った方が言ってましたが
「どれが何山だかわからんけど、とにかくきれいだからいいな」
もう、まさにその通りであります。
塩見小屋に戻り、小屋番のお姉さんが布団を干すために屋根に投げ上げてるのを見つつ?、パスタをゆでる。
朝食代わりに受け取ったお弁当は下山後の昼食とすることにしました。
またこれが美味かった!いなりずしに辛子が合うなんて知らなかった。
荷物も軽くなったせいか、あっというまに(疲労困憊でしたが)下山してしまいました。
平日だというのに、たくさんの方とすれ違いました。
人気がある山なのですね。登った後ではよくわかります。
赤石荘で絶景の露天風呂(500円は安すぎる!)を堪能し、直売所で果物を買い、帰路へ。
渋滞もほとんどなく、18:30帰宅。
ここ最近、天候に恵まれず忸怩たる思いでしたが、一掃するような好天に恵まれて最高の二日間でした。
南アルプスの魅力にとりつかれてしまいそうな山行でした!
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あっという間に1週間経ってしまいました。楽しかったなぁ。と浸ってばかりはいられませんので感想追記を書いて次の山行へ進みまする!
駐車場での車中泊、12時過ぎに見事なドラム音でお目覚めです。かなりの強者です。東京の街中でも怒られそうな音量でした!山登りの人だったのかなぁ。
初アルプスでハイになっているのか、9時就寝で単に体調がいいのか、三伏峠小屋まではさくさく登ります。かなりの数の下山の方々とすれ違い、
皆さんに「楽しんできてねー」と声を掛けていただいてニコニコが止まりません。
サクサク三伏峠小屋に着いてしまったのでお昼ごはんは本谷山との無情のhiba指令。
三伏峠小屋から塩見小屋までは「3歩歩いて2歩さがる」感じ?!なかなか高度が上がりません。。あっ、でも三伏峠小屋までと違って時折眺望があって将にツンデレ登山な感じ。
「お腹と背中がくっつくぞ」寸前で本谷山に到着し、早速御昼ご飯の支度です。辛ラーメンとオジヤ。はい、お約束です、写真ありません。
ついでに次の日の朝御飯のクリームソースペンネ&トマトスープも写真なし。山行中激写に次ぐ、激写のくせにお腹が減りすぎでご飯の写真が毎度ありません。
塩見小屋に着いた時、山頂はかなりガスっていて翌朝に御来光を見に行く予定だったからアタックをどうしようか迷ったのですが、登っておいて大正解でした!
眺望は想像通りだめでしたが、「かわいい三羽」に会えたし、次の日の暗い中での登頂も1度登っていたので気持ち的にかなり楽でした。
夕ご飯後のサンセットは、本当にきれいできれいで。十五夜前のお月さまもまん丸で山の横に現れてちょっと西部劇みたいでした。
御来光はもうなんというか、たまたま山頂をhibaと二人占めだったのですが、グーの根も出ない感じです。朝日で山の影が、はるか向こうの反対側に見えて、もうノックアウトでした。
そんなこんなで、ずーーっとハイのまま下山して、
30度越えの下界に着き、
温泉に直行し、
見事に熱中症、湯あたり、車酔いでダウーン。
帰宅後のお片付けもhibaにやっていただく始末。。
ごめんなさい、はい、おうちに着くまでが遠足です。
次はこんな事とないようにしますのでまたアルプス連れってください。
そうそう、今回、駐車場から山頂、塩見小屋泊まりとほぼ同じスケジュールだった男性がいらっしゃいました。
40代でもう90/100座だそうで、いろいろなことを教えていただきました。「また、いつかどこかの山で!」とお別れしました。なんか素敵な別れのあいさつだなぁと思いました。
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