セガンティーニ小屋を訪ねて
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 518m
- 下り
- 661m
コースタイム
10:40-11:10 セガンティーニ小屋2731m
(途中、少しだけ山頂(Piz.Muragl 3157m)に向かって登ったあとコース復帰)
12:20 アルプ・ラングアルト(リフト上駅)2300m(ハイキングゴール)
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天候 | 透き通るような快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
プント・ムラーユ(ケーブルカー下駅 15分) - ムオッタス・ムラーユ(ケーブルカー上駅) ※ケーブルカーの運転は30分おきで、8:10から、なんと23:00まで 復路: アルプ・ラングアルト(チェアリフト上駅) - ポント・レジーナ(チェアリフト下駅)(No? バス10分) - サンモリッツ ※チェアリフトの営業は、8:30から17:30までなので注意 - |
コース状況/ 危険箇所等 |
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●以前行ったハイキングや山行を思い出して登録しています。したがって、あやふやな部分には、?マークを付けましたが、それ以外の内容はほぼ正しいと思います。また、その時の感動や感情などは少々薄れていますが、記録を整理するために登録しています。このレポートは、2011.09.15登録です。この記録が思い出し登録の第一弾となります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●スイスにある高級リゾートで有名なサン・モリッツ(現地では、サンクト・モリッツと発音)を訪れた際に、セガンティーニ小屋へミニ・ハイキングをしました。サン・モリッツは世界のお金持ちが避暑に訪れる場所で、マイジェット機でやって来る人も多いそうです。 ●ハイキングのスタート地点となるムオッタス・ムラーユ(ケーブルカー上駅)には大きなレストランがあり、夜遅くまで営業していて、このレストランからの夕景や夜景は素晴らしいそうです。でもどちらかというと、お金持ち目当ての店で、メニューも少々お高いです。したがって、個人的にはあまりおすすめ出来ません。 ●今回のハイキングコースには危険箇所はほとんどありません。標高差300m弱で、関西感覚で言えば、宝塚の甲山へ登るよりも楽です。多くの子連れファミリーが登ってました。しかし、ヒールやサンダル、紳士皮靴などで登るのはちょっと無理で、せめて運動靴がほしいところです。 ●登山道はムラーユ沢を大きく巻いて徐々に登っていきますが、小川を渡った直後に分岐があります。正面に見えるジグザグの登りを嫌って、右にコースを取れば、比較的平坦な道でアルプ・ラングアルトに着けるのですが、肝心のセガンティーニ小屋は通りません。つまり、左にコースをとって、ジグザグの登りを進んでください。登りきったところで、小屋が見えてきます。絶景も広がります。 ●セガンティーニ小屋からは、ほとんど下りになります。途中で右折すれば、直接ポントレジーナに下る(急坂)ことができますが、ここは直進して道標にしたがい、アルプ・ラングアルトへのトレッキングコースを進みましょう。私はこのあと少しだけ山頂に向かって登りましたが、絶景の程度は変わりませんでした(笑)。アルプ・ラングアルトにもかわいらしいレストランがあり休憩にいいです。ここからはチェアリフトを使ってポントレジーナに降りれます。 ●サン・モリッツは元来、湯治場で発展した街で、サン・モリッツ湖の西側には、ハイルバート・ツェントラムというクアハウスがあります。日本円で3500円?ぐらいした記憶があり、ハイキング後の汗を流すだけではもったいないのですが、たっぷりと高級な雰囲気に浸れます。泉質は炭酸泉です。 ●街の西側には、セガンティーニ美術館があります。非常に残念だったのですが、時間の都合で立ち寄ることができませんでした。あとで確認した話では、セガンティーニ小屋が見える場所をわざと選んで、美術館が建てられているそうです。 ●宿泊に関して、特に個人旅行の場合で安く仕上げたい場合は、サンモリッツYH(ユーゲントヘアベルゲ)をお勧めします。相部屋ですが、ここのYHは、他のYHと比べて、清潔で、セキュリティもしっかりしていて、食事もおいしかったです。オンライン予約も可能です。少人数用の個室もあるそうなので、聞いてみてください。 http://www.youthhostel.ch/en/hostels/st-moritz - |
写真
感想
ジョヴァンニ・セガンティーニ(Giovanni Segantini、1858年1月15日 - 1899年9月28日)は、イタリアの画家ですが、スイスアルプスに移り住み、アルプスの風景などを題材とした絵画を多く残し、アルプスの画家として知られています。日本での知名度は極めて低いですが、このたびNHKなどの主催で、日本でもまとまったかたちで巡回の展覧会が開催されています。東京展は、2011年11月23日〜12月27日です。
スイス・エンガディン地方を愛し、その地方の穏やかなアルプスの山々の風景画を描き続けたセガンティーニが、41年の短い生涯を閉じる直前まで絵筆をとっていたという山小屋が”シャーフベルクの山小屋”であり、今日のセガンティーニ小屋です。現在は、石造りのかわいらしいレストランになっていて、たくさんの花がかざられています。エンガディン地方独特のスープ(大麦スープ:ゲルスペンズッペGerspensuppe)が名物で、とてもおいしかったです。是非ご賞味あれ。
小屋からはもちろん、コース途中の多くの場所で絶景が広がり、南西方向にはサン・モリッツの街並みが見下ろせ、はるかオーバーエンガディンの谷を望めますし、南方向にはイタリア国境をなすベルニナアルプスの雪山が広がります。この絶景を楽しみながらの食事は、ぜいたくこのうえないです。でも、サン・モリッツに来た旅行者でこのぜいたくを味わっているのは一部でしょう。大手旅行社などのパッケージツアーではまず行くことはないですね! もったいない話です。
オーバーエンガディン地方で高級リゾートとなるのはサン・モリッツだけで、その他の周辺の街や村には、高級といったイメージはなく、本当に素朴で美しくて温かい雰囲気の場所です。私が個人的に好きなのは、シルスマリアという村で、いつかこの村に泊まって、前にあるシルス湖でディンギーヨットを走らせたい。。。という夢を持っています。Would my dreams come true!
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