黒川鶏冠山・伝通院・倉掛山
a_tom
- GPS
- 28:02
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 1,611m
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柳沢峠BS 10:10->梅の木尾根10:42->六本木峠10:59->林道11:16->横手山峠11:28->立石沢12:11->鶏冠神社分岐13:02(黒川山往復7分+鶏冠神社往復13分),13:31->横手山峠分岐14:03->登山口14:41->源水館14:48->里宮鶏冠神社15:10->犬切峠への林道(途中で引き返す)15:23->源水館16:02
9/24
源水館 7:08->いこいの広場7:21->1430m尾根上分岐8:05->1510m南方尾根8:25->伝通院8:32,8:40->下の大ダル(林道横切る)8:45->上の大ダル(十字路)8:58->笠取林道9:15->墨川山(1740mピーク)9:35,9:40->倉掛山10:00,10:05->笠取林道合流10:58->板橋峠11:18,11:25->藤谷の頭11:48->通信鉄塔12:12->ハンゼノ頭12:24,13:30->柳沢ノ頭13:45->柳沢峠14:12
| 天候 | 9/23:雨のち曇り 9/24:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
柳沢峠15:40発塩山行き。大菩薩の湯で満員。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・横手山峠から立石沢まで、黒川鶏冠山南面を巻いていく巡視道は、沢を渡るところ(複数)で崩れています。慣れている人なら、困難なく通れると思います。(台風12,15号の影響と思います。) ・9/23分のルートでは、上記以外は特に支障はありませんでした。 落合->伝通院 落合の水源監視事務所横の「ハビロ沢・100年の森、水道水源林」の指導標に従い巡視路に入る。少しはいると地図あり。「いこいの広場」を目指します。いこいの広場の先も水源林巡視路があり、分岐していく路があります。適当に幅の広いのを選んで右側尾根に上がって行くようにしました。緩やかに上がっていたのが、ちょっと急になると伝通院の北東標高1430m位の尾根上の合流点に。尾根に沿って行く道より、南面を巻いていく道の方が良さそうだったのでそっちへ。 緩やかに登って、そろそろ上がらないとマズイなーと思い、尾根を乗り越す所(林班界18|17の標識の所)で尾根に取り付き、踏み跡を追うと伝通院。 10/05注記 巡視路から伝通院へ。ルート図上は真南の尾根を上がったように書きましたが、1330mの三角点からの尾根を上がったような気もします。伝通院山頂へは、南から入った(山頂で磁石を使い、進む方向を確認したのでこれは誤り無いです。)のは間違いないのですが、尾根的には東の尾根を上がっていたような気もします(登っていた時の意識は東の尾根を辿ったと思っていました)。この辺りはあやふやですのでご注意下さい。写真の標識は誤り無いです。 伝通院->墨川山 防火帯の切り開きを降り、林道に出るとそこが下の大ダル。先ほど尾根に取り付き離れた巡視路もここへ来るようです。この先も西に巡視路があるので、それを進む。上の大ダルを過ぎ、ワサビ沢を上がってくる踏み跡と合流して、しばらくで笠取林道へ上がる。墨川山から伝通院への尾根の南面側で合流します。林道を笠取側に行き、尾根を乗り越す所(林班界19|26の標識の所)で再び尾根上の踏み跡を追う。不明朗になる所もありますが、上へと上がって行けば防火帯に飛び出し墨川山(倉掛山の一つ南のピーク)です。倉掛山を往復し、南へと続く防火帯を行く。 この先は一般登山道ですので....。 ・防火帯はなるべく高い所を行くことをお勧めします。東方の山々の展望がバツグン。低い方を行くと木に視界を遮られそうです。 ・板橋峠は、ロープで入るな表示の所に下って来ました。逆コースなら、このロープは大いに惑わされると思いますが、無視すべきでしょうね。 ・板橋峠の先は一旦柳沢峠に向かう林道側に進みます。真南に行く広い路は誤りのよう。そっちへ進み引き返しました。 ・藤谷の頭の南に丸迷マークがありますが、指導標あり。柳沢峠が二方向の判りにくい指導標ですがどっちへ行っても同じで、5分程で合流します。逆側は板橋峠が二方向の指導標。 ・この先指導標が一杯登場します(落合->板橋峠まで、指導標はありません)。展望台とされているのがハンゼノ頭。どっちへ行っても柳沢峠の指導標など、やや判りにくい感あり。 おまけ。 落合から一ノ瀬高橋に向かい、里宮鶏冠神社の先で、右に上がる旧林道のような道有り。入口にはチェーンが渡してありましたが、犬切峠まで続いていそうです。 |
写真
この人。神様です。竿裏峠の祠・中川神社に祭られているのはこの人。大正から昭和初期にこの辺の植林に大きな功績を残した人。村の子供達に文房具を配ったりして、この辺じゃ神様扱いだったそうです。神様の尊像を拝みながら寝る。
2
途中で分岐や交差が幾つかあります。これはその中の一つ。右から上がってきて交差したところ。指導標などは一切なし。この辺で鹿と遭遇。
このまま行くと伝通院を巻いてしまいそう。キョロキョロ登れそうなところを捜し、尾根を乗り越すこの標識の裏から、踏み跡を追うことに。
稜線の防火帯に飛び出し、墨川山(倉掛山の一つ南のピーク)に到着。南方のこの先行く稜線を見る。防火帯を行けばよいので、もう迷う心配はありません。
板橋峠へ降りるところ。来た道になぜかトラロープが通せんぼ。行くなのつもり? ロープの所をくぐって行くのが通常ルートと思います。紛らわしい。
感想
今回も多摩川分水嶺。西側を延長。さてさてどうするか?ですが、白沢峠に上がって、倉掛山から柳沢峠では余りに芸(?)がない。それに、落合周辺は全くトレースが無く、この辺りにもトレースを刻みたいところです。で、目を付けたのが伝通院。登山道は書かれていませんが、2万5千図には道が書かれ、なんだか登れそう。西へ倉掛山へも行くことが出来そうです。山レコ上には記録もトレースも全くありませんが、ネットを検索すると(hitするのはほとんど徳川家康のご生母様ですが...)、全く登れない山ではなさそう。ですが、詳細は判りません。すげー藪山なのかなぁ?か細い踏み跡を地図を頼りにウロウロするハメになるのかしらん?
山の中でウロウロしてロスタイムが発生しそうな雰囲気なので、日帰りは無理っぽい。柳沢峠-六本木峠もトレースを刻んでいないので、柳沢峠から黒川鶏冠山周辺の未踏ルートを潰し、ハンノキ尾根を落合に降りて一泊。翌日1日掛けて辿ってみる計画にしました。無理そうなら落合に降りて、バスで退散することに。
初日はJRの貨物列車が、車輪空転で立ち往生とかで、塩山に20分遅れて到着。柳沢峠へのバスは出発しちゃった後。クソー。柳沢峠までのタクシー代5750円を取られるハメに。とんだ散財です。タクシー奮発するならもっと早い時間に来て日帰りにしてます。マッタクどうしてくれるんだJR!。初っぱなからイヤーな気分。なんだか山中さまようハメになりそうな予感。この前降りでドジったのも同じ名前の「倉掛山」だし。
鶏冠山は二回目で、大体の様子は判っているので、予定通りくるりと回って落合へ。ついでに、犬切峠へのルート偵察も済ませる。落合までのバスが生き残れば、先々三の瀬など笠取南方へのアプローチに使えそうなので。で、今宵の宿は源水館。
今の女将さんの三代前、70年以上前から続いているそうですが、その前は女将さんも知らないとのこと。昭和初期から続く旅館ですが、最近は登山客も減り、お客さんも少なくなったそうです。もう、お風呂は入れるは、テレビは見れるは、食いきれない程のメシはでてくるは、夜中でも電気はつくはで、山小屋慣れしている私にはビックリながら、なんとお代は山小屋とたいして変わらない一泊8000円なり。なんだか山登りにきたんじゃ無いみたい。足りなかったのはタイやヒラメの唄踊り位なモンです。とっても気に入りました。クセになりそう。
旅館ですっかりご機嫌になって、翌日は取り敢えず水源林巡視路を上がって見ることに。藪山かぁ?と思ったら、この巡視路が下手な登山道なら逃げ出すほどの立派な路。傾斜もきつくなく、とても歩きやすいです。登山道ではない巡視路なので、山頂を目指さないのが難点ですが、最後少し、尾根の踏み跡を追っただけで、すんなり伝通院に立ち、なんだか拍子抜け。伝通院は展望は無いですが、周囲に巡視路が張り巡らされており、指導標は一切無しで、地図読みでルートを辿る初歩トレーニングにはもってこいの山です。山中沢あり森あり鹿も出て、野趣味もたっぷり。山レコにはトレースがありませんでしたが、もっと登られてもよい山かと。
西へ辿るのも、巡視路に従って行ったら、あっさり笠取林道にでてしまいました。これも計算外。もっと時間がかかると思ったのが、予定より二時間近く早く着いてしまい、これまた拍子抜け。指導標が全くないという点を除けば、奥高尾辺りを散策しているのとたいして変わりません(奥高尾に鹿はでませんが...)。後は倉掛山へ行ってノンビリ風景を眺め、写真取りまくりながらの、ゆったりした山行となりました。結局、柳沢峠に一時間以上早く着き、バスを待つのが苦痛。取っ替え引っ替えライダー族などがやって来るので、山屋さんの雰囲気じゃない所です。
車で行くなら、早朝に柳沢峠に車を止め、1日で回れると思います。バス頼りではバスに時間が拘束されるので無理。落合->伝通院->柳沢峠も、バス頼りではちょっと厳しいかと。伝通院周辺は良く整備されているので、ここだけでも良いかも知れません。山頂の展望はイマイチですが....。
多摩川の最上流部。落合・一ノ瀬地区にトレースを刻むことが出来、大満足の山旅でした。この地区、もっとトレースを増やしたいです。
多摩川分水嶺141.3km中136.4km踏破。96.5%
残りは竜喰山・大常木山と白沢峠-倉掛山。
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