日本一低い中央分水界石生から、ヒカゲツツジとミツバツツジ満開の五大山、兵庫100(41座目)の五台山を経て塩久峠まで、ヤマレコ未踏の中央分水界踏査
- GPS
- 09:59
- 距離
- 41.2km
- 登り
- 2,168m
- 下り
- 2,171m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:53
天候 | 晴れ後時々曇、一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
〜自転車〜6:05水別れ公園駐車場 復路;佐治の下山予定地15:05➡15:28清住カタクリの里15:48➡16:05水別れ公園駐車場(自転車回収)➡明石自宅18:00 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(現在記載中) ▼石生(城山登山口)〜城山〜権現山〜天王坂〜亀の座〜由良坂 道標あり、道も明瞭です。ただ、とても急で滑りやすいアップダウンがあります。 由良坂の手前で分水界の径の表示が左へ尾根をはずれるように指示していて、直進方向は木の枝でとうせんぼされていましたが、そのまま直進して由良坂へ至っています。特に危険はありませんでした。由良坂には私が歩いてきた方を示す標識もありました。 ▼由良坂〜三日月山〜五大山〜愛宕山〜美和峠〜鷹取山〜小野寺山〜五台山〜鴨内峠〜クロイシ山 道標あり、道も明瞭です。ただ、とても急で滑りやすいアップダウンがあります。 ▼クロイシ山〜穴の裏峠〜蓮根峠〜塩久峠〜ゴール地点 写真参照。 |
その他周辺情報 | 清住カタクリの里; http://www.tambacity-kankou.jp/flower/flower.php |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池ライト用&gps用
カメラ用)
1/25
000地形図
コンパス
笛
筆記具
保険証
ティッシュ
バンドエイド
バンダナ
携帯電話
計画書
折りたたみ傘
レインスーツ(ヤッケをかねる)
ストック1
GPS(ルート登録済)
時計(コンパス
高度計)
非常食
カメラ1
車
|
---|
感想
【中央分水界】
「日本の太平洋側と日本海側とを分かつ分水界である。
末端以外の中央分水界で最も高度が低いところは、本州では兵庫県丹波市氷上町石生(いそう)「石生新町」交差点付近の標高95m[1]である。この最低点の東800m付近に「水分れ(みわかれ)公園」があり、公園内で水路が加古川(瀬戸内海/太平洋)側と由良川(日本海)側とに分かれている。一方、最高点は乗鞍岳の 3026m である。」ウィキペディアより
分水嶺倶楽部
http://www.jac.or.jp/info/doukoukai/chiri/bunsui.htm
http://www.jac.or.jp/info/doukoukai/chiri/img-bunsui/bunsuirei-map151016.pdf
https://www.esrij.com/cgi-bin/wp/wp-content/uploads/2014/04/map2015-3rd1500.jpg
ちょうど1年前、京都府の山陰本線園部駅からこの「水分れ(みわかれ)公園」までの多紀アルプスの中央分水界60kmを踏破しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1098566.html
今回はその延長で「水分れ(みわかれ)公園」を出発し、二つのゴダイ山(五大山と五台山)を踏破してからヤマレコに記録のない(地図検索でルートがないく検索にもリストアップされない)その先の中央分水界を踏査してみることにしました。
この時期、ここを訪れたもう一つの目的は、向山のヒカゲツツジが咲いているということと、近くの西日本一とも言われる清住カタクリの里が満開になっているとのヤマレコ情報(teizanさんのレコ)があったので行ってみることにしました。
最初は向山に登ってからこの分水界踏査をしようと思っていましたが、16:30までにカタクリの里に行く必要があったので先に踏査を行い、カタクリの里を見てから最後に向山へも行く計画にしました。
結果としては、まったく思いもよらず五大山で満開のヒカゲツツジ大群落に出会うことができ、しかも完全貸し切りでだれにも会わずにじっくり静かに鑑賞できて、向山に上る必要がなくなりましたので、大正解でした。
標高の低いところ(400m以下)ではコバノミツバツツジも満開で、しかも木が多くて森の中がピンクで埋め尽くされるようなところを歩く場所もあり、こちらもヒカゲツツジ同様、今までの1000回を超える登山の中でも一番でした。
他にも馬酔木やこぶしの花も見られ、これだけ花が咲いているのに、今回はついに誰一人会うことはありませんでした。知られざる花の名山とはこのことで、レコにも書かずに秘密にしておきたい感じでした。
一方、下山後に立ち寄ったカタクリの里は、入園料300円を払ったのにほとんどの花が枯れてしまっており、とても残念でした。
登山道は五台山を過ぎたクロイシ山までは一般道で、道標等はしっかりしていますが、ステップのない過激な急上昇と急降下を繰り返す、とってもタフなコースでした。また、クロイシ山から先はヤマレコに記録がなく、ネット情報もない全く未知のルートで、行ってみなければわからない状態でしたので、その先の下山予定地に車を置いてくるのはたどりつけないリスクがあって勇気が必要でしたが、心配していた笹や竹、シダ等の藪はなく、倒木を超える以外はまずまず快適なバリエーションで、予定時間から大きく遅れることなく無事に車に戻ることができました。
次はさらにその先、三国山までの未踏の中央分水界にチャレンジしたいと思います。
今回の記録
距離24.9km、所要時間8:54、平均速度2.8km/時、累積標高+3342m、−3276m
を先週のポンポン山の記録
距離33.5km、所要時間8:16、平均速度4.1km/時、累積標高+1496m、−1494m
と比べると、今回は距離が8.6kmも短いにもかかわらず、累積標高は倍以上あり、しかも最高地点が五台山655mしかないのに累積標高は3342m(GPSデータからのカシミール3D計算)もあって、いかにアップダウンが厳しかったかが分かります。しかも今回は道路部分はほとんどなく、登山道も前半は一般道とはいえ、ステップのない滑りやすい急斜面の連続、後半は完全なバリルートで、その割に平均速度2.8キロは上々の出来でした。そして、これほど長い全く未知のルートは関東では考えられず、こちらでしか出来ない探検も首尾良く堪能できて、トライして良かったと思える最高の山行になりました☺️👍
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