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Yamareco

記録ID: 1467530
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

多摩川遡行の旅 (8完) 笠取山と水干へ 落合〜新地平

2018年05月20日(日) 〜 2018年05月21日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
24.9km
登り
1,213m
下り
1,233m

コースタイム

1日目
山行
6:05
休憩
2:39
合計
8:44
9:31
64
10:35
10:37
60
11:37
11:40
43
12:23
12:28
80
13:48
13:52
16
14:08
15:00
15
15:15
15:22
14
15:36
15:48
7
15:55
16:04
11
16:15
16:23
12
笠取山東ピーク
16:35
16:43
15
16:58
17:40
18
17:58
18:00
5
18:05
18:10
5
18:15
2日目
山行
3:50
休憩
1:05
合計
4:55
5:10
12
5:22
6:00
5
6:05
6:15
10
6:25
6:33
10
6:43
6:52
153
9:25
9:25
15
9:40
9:40
18
新地平の国道出口
9:58
9:58
7
10:05
10:05
0
10:05
ゴール地点
久しぶりに山を歩く40代のオッサンが、カメラと三脚合わせて約7kg、そしてテン泊装備も込みで歩いています。また、移動中も小まめにザックを下ろして、三脚を構えて風景を撮影していますが、その回数が余りにも多いため、休憩時間に算入していません。したがって、コースタイムは全く当てにしないで下さい。撮影を楽しみながらの山行にしたいという方の参考にはなるかと存じます。
天候 20日……滅多にないほど抜けるような快晴。夕方次第に薄雲増える。
21日……空気は透明で遠くを見通せるも高曇り。のち若干もやっぽい晴れ。
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
START……JR中央線・塩山駅から、山梨交通バス・大菩薩峠登山口経由落合行きで終点下車。
  ※なお、柳沢峠・落合へは、4〜11月の土曜休日のみ運転。
GOAL……新地平バス停から、山梨市営バスでJR中央線・塩山駅へ。
  ※4〜11月の土曜休日は、山梨交通バスも運転。
コース状況/
危険箇所等
●落合〜新犬切峠〜作場平……舗装された林道です。細い場所では車に要注意。
●作場平〜ヤブ沢〜ヤブ沢峠……快適な登山道です。
●ヤブ沢峠〜笠取山荘……幅の狭い林道。車に注意。
●笠取山荘〜小さな分水嶺……板敷きの快適な登山道です。
●小さな分水嶺〜水干……快適な登山道です。
●水干〜水干尾根分岐……安全な登山道ですが、下が切れ落ちています。
●水干尾根分岐〜笠取山東峰……木の根を補助とする急な登山道です。
●笠取山の稜線部……危険というほどではないですが、足場が狭い岩場歩きの連続で、クサリもなく相当ヒヤヒヤします。手で岩や根をしっかりつかみ、尻セードを使いつつ、ゆっくり落ち着いて通過すれば問題なしです。縦走装備の方は水干経由の巻き道を使った方が無難。
●笠取山南西斜面……正直、これは斜面ではなく壁でしょう。登りも下りも足元注意。
●雁峠分岐〜雁峠〜亀田林業林道終点……一般的な登山道です。橋がなく、渡渉を繰り返しますが、登山靴を若干濡らして良ければ、悩むほどの場所はありません。増水時は注意。また、渡渉の前後で道が分かりにくいところもあり、赤・ピンクリボン等を見落とさなければ吉。
●亀田林業林道〜ゲート……私道ですが、一般登山者の通行は黙認されています。途中、道標もあります。ゲートの警告文によると「登山競走・トレランは不可」とのこと。
●ゲート〜新地平〜西沢渓谷入口BS……舗装路です。車に注意。
01. みんな大好き・勝沼界隈からの車窓風景……若干雲はありますが、見事な晴天で期待が高まります。

……しかしここでショック! 標準ズームレンズに装着するPLフィルターを忘れた……(-_-;)。ところが実はザックに入っていたことに気付いたのは帰宅後 (爆汗)。山行の際は最初から装着しておけよ……と。
2018年05月21日 23:20撮影
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5/21 23:20
01. みんな大好き・勝沼界隈からの車窓風景……若干雲はありますが、見事な晴天で期待が高まります。

……しかしここでショック! 標準ズームレンズに装着するPLフィルターを忘れた……(-_-;)。ところが実はザックに入っていたことに気付いたのは帰宅後 (爆汗)。山行の際は最初から装着しておけよ……と。
02. 塩山駅では、西沢渓谷行きに70〜80名が並んでバス2台。大菩薩登山口・柳沢峠経由落合行きは、50名以上が並んでバス1台……。まぁ私は先頭に並び、前面展望を楽しんだので良しとします。
2018年05月20日 08:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 8:33
02. 塩山駅では、西沢渓谷行きに70〜80名が並んでバス2台。大菩薩登山口・柳沢峠経由落合行きは、50名以上が並んでバス1台……。まぁ私は先頭に並び、前面展望を楽しんだので良しとします。
03. ハイカーで満員の落合行きバスが必死に坂を登ると、眼下に甲府盆地の大展望が広がります。
2018年05月20日 08:58撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 8:58
03. ハイカーで満員の落合行きバスが必死に坂を登ると、眼下に甲府盆地の大展望が広がります。
04. 塩山駅を10分ほど遅れて発車したバスは、途中ほとんどのバス停に停まらないこともあり、大菩薩登山口・柳沢峠・鶏冠山登山口のみで客を降ろし、定時から2分遅れで落合に到着〜。東京都水源林事務所の立派な建物を後にスタートします。
2018年05月20日 09:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 9:32
04. 塩山駅を10分ほど遅れて発車したバスは、途中ほとんどのバス停に停まらないこともあり、大菩薩登山口・柳沢峠・鶏冠山登山口のみで客を降ろし、定時から2分遅れで落合に到着〜。東京都水源林事務所の立派な建物を後にスタートします。
05. 昨年5月14日に画面右の橋を渡ってここまで遡行してきた際には、まだ芽吹きから新緑に変わって間もない色合いでした。しかし今年は……5月20日にして既にほとんど夏色とは! そんなことに驚きつつ、画面左へと進みます。
2018年05月20日 09:35撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 9:35
05. 昨年5月14日に画面右の橋を渡ってここまで遡行してきた際には、まだ芽吹きから新緑に変わって間もない色合いでした。しかし今年は……5月20日にして既にほとんど夏色とは! そんなことに驚きつつ、画面左へと進みます。
06. さっそく良い感じで、源流部の流れのひとつに寄り添います。分岐が現れたら、一之瀬方面への道標に従って右に入り、ひたすら坂道を登ります。
2018年05月20日 09:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 9:44
06. さっそく良い感じで、源流部の流れのひとつに寄り添います。分岐が現れたら、一之瀬方面への道標に従って右に入り、ひたすら坂道を登ります。
07. 50分弱の登りを終えて新犬切峠に到着。数分休んで作場平へと緩い下降に入りますが、ここで休憩するのは宜しくなかったです。
2018年05月20日 10:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:39
07. 50分弱の登りを終えて新犬切峠に到着。数分休んで作場平へと緩い下降に入りますが、ここで休憩するのは宜しくなかったです。
08. 何故なら……僅か2〜3分進んだ先に、東京都によって整備されて間もない大展望台があるから!! 多摩川源流部・一之瀬界隈の広大な森と、奥秩父主脈の壮大な眺めが目の前に!! 余りの圧巻さゆえ、ここで昼食休憩!!
2018年05月20日 10:48撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:48
08. 何故なら……僅か2〜3分進んだ先に、東京都によって整備されて間もない大展望台があるから!! 多摩川源流部・一之瀬界隈の広大な森と、奥秩父主脈の壮大な眺めが目の前に!! 余りの圧巻さゆえ、ここで昼食休憩!!
09. 目指す笠取山を望む。後で、あの岩々した稜線でヒーヒー言うことになります。
2018年05月20日 10:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:52
09. 目指す笠取山を望む。後で、あの岩々した稜線でヒーヒー言うことになります。
10. 黒槐 (えんじゅ) 山〜唐松尾山にかけての眺めが余りにも立派です。
2018年05月20日 10:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:50
10. 黒槐 (えんじゅ) 山〜唐松尾山にかけての眺めが余りにも立派です。
11. 多摩川流域最高峰は唐松尾山 (2109m) ということで、この頂きもそのうち登らなければ!
2018年05月20日 10:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:50
11. 多摩川流域最高峰は唐松尾山 (2109m) ということで、この頂きもそのうち登らなければ!
12. どっしりと横たわる飛龍山。雲取あたりから眺める山容とは一味違った重量感です。
2018年05月20日 10:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:47
12. どっしりと横たわる飛龍山。雲取あたりから眺める山容とは一味違った重量感です。
13. 中腹は新緑の絶頂。この一帯は見たところ、ブナよりもミズナラやハウチワカエデが多いようです。
2018年05月20日 10:57撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 10:57
13. 中腹は新緑の絶頂。この一帯は見たところ、ブナよりもミズナラやハウチワカエデが多いようです。
14. 作場平のトイレ&休憩スポット。付近にはマイカー登山者の車が大量に。
2018年05月20日 11:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 11:39
14. 作場平のトイレ&休憩スポット。付近にはマイカー登山者の車が大量に。
15. ヤブ沢に沿って快適な道を登ります (一休坂分岐)。
2018年05月20日 12:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
3
5/20 12:25
15. ヤブ沢に沿って快適な道を登ります (一休坂分岐)。
16. 沢はやがて細り、あちこちから染み出した流れが次々に合わさる中を進みます。
2018年05月20日 13:07撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 13:07
16. 沢はやがて細り、あちこちから染み出した流れが次々に合わさる中を進みます。
苔が鮮やかに染まり
2018年05月20日 11:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 11:52
苔が鮮やかに染まり
木々の緑を水面に映した
2018年05月20日 11:58撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 11:58
木々の緑を水面に映した
ほとばしる多摩源流の美を
2018年05月20日 12:12撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 12:12
ほとばしる多摩源流の美を
じっくりお楽しみ下さい♪
2018年05月20日 12:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 12:40
じっくりお楽しみ下さい♪
2018年05月20日 12:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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2018年05月20日 12:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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2018年05月20日 13:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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2018年05月20日 13:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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25. 沢を遡るにつれ、流れは細かく枝分かれし、最後は山肌の窪みからしみ出しています。これが源流の風景……。
2018年05月20日 13:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 13:42
25. 沢を遡るにつれ、流れは細かく枝分かれし、最後は山肌の窪みからしみ出しています。これが源流の風景……。
26. ヤブ沢峠で林道に合流し、新緑のカラマツの奥に大菩薩嶺がチラリ。
2018年05月20日 13:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 13:59
26. ヤブ沢峠で林道に合流し、新緑のカラマツの奥に大菩薩嶺がチラリ。
27. 笠取小屋にやっとこさ到着。多摩川水干まつりというイベントの片付け作業をやっていました (看板を撮ろうとした瞬間に外されてしまった ^^;)。テン泊料金1名500円。
2018年05月20日 14:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 14:59
27. 笠取小屋にやっとこさ到着。多摩川水干まつりというイベントの片付け作業をやっていました (看板を撮ろうとした瞬間に外されてしまった ^^;)。テン泊料金1名500円。
28. 2012年に山登りに復活して以来、ようやくテン泊再デビュー (前回は2002年秋が最後)。というわけで、要領を得ず設営に時間がかかってしまいました。日曜夜だけに、今宵のテントは計3張。
2018年05月20日 14:43撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 14:43
28. 2012年に山登りに復活して以来、ようやくテン泊再デビュー (前回は2002年秋が最後)。というわけで、要領を得ず設営に時間がかかってしまいました。日曜夜だけに、今宵のテントは計3張。
29. テントに置ける物は置いて、水干&笠取山への最後の道程に踏み出します。若葉が最高にまぶしい……♪
2018年05月20日 15:08撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:08
29. テントに置ける物は置いて、水干&笠取山への最後の道程に踏み出します。若葉が最高にまぶしい……♪
30. 天空へと続く道……この雰囲気たまりません☆
2018年05月20日 15:11撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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30. 天空へと続く道……この雰囲気たまりません☆
31. 雁峠分岐にて。どこまでもこんな道を進みたい!
2018年05月20日 15:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:14
31. 雁峠分岐にて。どこまでもこんな道を進みたい!
32. ひょいと一登りで「小さな分水嶺」に到着! ほんの僅かな盛り上がりが、多摩川・荒川・富士川の分水嶺になっているという不思議……。

いっぽう、斜面と言うよりは壁!のように立ちはだかる笠取山の風貌に、緊張感が高まります (^^;
2018年05月20日 15:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:19
32. ひょいと一登りで「小さな分水嶺」に到着! ほんの僅かな盛り上がりが、多摩川・荒川・富士川の分水嶺になっているという不思議……。

いっぽう、斜面と言うよりは壁!のように立ちはだかる笠取山の風貌に、緊張感が高まります (^^;
33. 小さな分水嶺から、落葉松の海越しに望む富士。この空と新緑の下、遡行のゴールが目前に迫っていることの喜びを噛みしめます。
2018年05月20日 15:21撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:21
33. 小さな分水嶺から、落葉松の海越しに望む富士。この空と新緑の下、遡行のゴールが目前に迫っていることの喜びを噛みしめます。
34. 富嶽ズームアップ! どんな山行でも、富士山が見える山行は良い山行です♪
2018年05月20日 15:20撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:20
34. 富嶽ズームアップ! どんな山行でも、富士山が見える山行は良い山行です♪
35. 北西方面、奥秩父主脈の連なりと、手前の雁峠周辺の森を望む。画面中央のピークは燕山?
2018年05月20日 15:23撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:23
35. 北西方面、奥秩父主脈の連なりと、手前の雁峠周辺の森を望む。画面中央のピークは燕山?
36. ミツバツツジがちらほら登山道の上に覆い被さるのをくぐって、最後の一歩き。
2018年05月20日 15:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:36
36. ミツバツツジがちらほら登山道の上に覆い被さるのをくぐって、最後の一歩き。
37. 多摩川源流・水干に到着……! 日々都内との往復で渡る多摩川が、豊かな自然に包まれて流れ下ることを確認する旅が、ついに終わりました……。
2018年05月20日 15:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:47
37. 多摩川源流・水干に到着……! 日々都内との往復で渡る多摩川が、豊かな自然に包まれて流れ下ることを確認する旅が、ついに終わりました……。
38. 降雨直後ではないため、水滴がポタポタ流れ落ちる光景は見られなかったのですが、岩からジワリとしみ出た水分が苔を潤している光景に心から満足しました。
2018年05月20日 15:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:39
38. 降雨直後ではないため、水滴がポタポタ流れ落ちる光景は見られなかったのですが、岩からジワリとしみ出た水分が苔を潤している光景に心から満足しました。
39. そして真後ろを振り返ると、この大展望!
2018年05月20日 15:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:41
39. そして真後ろを振り返ると、この大展望!
40. 富嶽と大菩薩。多摩川の源流が、この二大名峰に直接見守られていることに感動しました。
2018年05月20日 15:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 15:44
40. 富嶽と大菩薩。多摩川の源流が、この二大名峰に直接見守られていることに感動しました。
41. 水干尾根の分岐付近では、ミツバツツジがたわわに咲いていました。
2018年05月20日 16:05撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:05
41. 水干尾根の分岐付近では、ミツバツツジがたわわに咲いていました。
42. 足場の悪い急な登りにひとしきり苦しんだ後、笠取山東峰からの大展望!
2018年05月20日 16:17撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:17
42. 足場の悪い急な登りにひとしきり苦しんだ後、笠取山東峰からの大展望!
43. シャクナゲの花を撮りつつ、ヤバ目な岩尾根を進み、標高1953mの主峰からの大展望!!
2018年05月20日 16:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:40
43. シャクナゲの花を撮りつつ、ヤバ目な岩尾根を進み、標高1953mの主峰からの大展望!!
44. 倉掛山方面 (?) の眺め。大菩薩へと連なる稜線はどこまでも長く深い……。
2018年05月20日 16:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:41
44. 倉掛山方面 (?) の眺め。大菩薩へと連なる稜線はどこまでも長く深い……。
45. 笠取山から望む大菩薩は鋭く尖り、かくも堂々たる姿なのかとしみじみ。恥ずかしながら未登頂ですので、早く登らねば。
2018年05月20日 16:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:42
45. 笠取山から望む大菩薩は鋭く尖り、かくも堂々たる姿なのかとしみじみ。恥ずかしながら未登頂ですので、早く登らねば。
46. 主峰 (1953m) の標柱と、西峰とのあいだの激ヤバ岩稜。クサリがなく、ヘタレな身には最高にヤバかったです (-o-;)。
2018年05月20日 16:56撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:56
46. 主峰 (1953m) の標柱と、西峰とのあいだの激ヤバ岩稜。クサリがなく、ヘタレな身には最高にヤバかったです (-o-;)。
47. 大展望を誇る西峰・展望地は他に誰もおらず、この眺めをしばし独占して感慨に耽りました。落葉松の黄葉のときには本当に凄そうだ……。
2018年05月20日 17:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:09
47. 大展望を誇る西峰・展望地は他に誰もおらず、この眺めをしばし独占して感慨に耽りました。落葉松の黄葉のときには本当に凄そうだ……。
48. 丹沢も見えました☆ 左端の低いピークは仏果山でしょうか?
2018年05月20日 17:02撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:02
48. 丹沢も見えました☆ 左端の低いピークは仏果山でしょうか?
笠取山の山頂部で
2018年05月20日 16:21撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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笠取山の山頂部で
濃淡さまざまに咲き乱れる
2018年05月20日 16:22撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:22
濃淡さまざまに咲き乱れる
シャクナゲの競演ぶりを
2018年05月20日 16:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 16:25
シャクナゲの競演ぶりを
たった一人楽しむ贅沢♪
2018年05月20日 17:16撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
8
5/20 17:16
たった一人楽しむ贅沢♪
53. それにしても、2000m近くで5月中にシャクナゲが咲くとは……それだけ今年の季節のめぐりが早いことを思い知らされます。
2018年05月20日 17:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:19
53. それにしても、2000m近くで5月中にシャクナゲが咲くとは……それだけ今年の季節のめぐりが早いことを思い知らされます。
54. 見方を変えれば、私の多摩川遡行の旅ゴールインを、シャクナゲの花も歓迎するために早く咲いたのかも (妄想)。
2018年05月20日 17:21撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:21
54. 見方を変えれば、私の多摩川遡行の旅ゴールインを、シャクナゲの花も歓迎するために早く咲いたのかも (妄想)。
55. 落葉松の弾ける若葉色もたまりません☆
2018年05月20日 17:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:36
55. 落葉松の弾ける若葉色もたまりません☆
56. 斜光線に照らし出された森……一幅の絵巻です。
2018年05月20日 17:05撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:05
56. 斜光線に照らし出された森……一幅の絵巻です。
57. 小さな分水嶺の周辺を上から俯瞰。本当に夢のような箱庭です♪
2018年05月20日 17:10撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:10
57. 小さな分水嶺の周辺を上から俯瞰。本当に夢のような箱庭です♪
58. 左に大菩薩、右に富士。本当に絶妙で見飽きることのない眺めです……。
2018年05月20日 17:26撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:26
58. 左に大菩薩、右に富士。本当に絶妙で見飽きることのない眺めです……。
59. ヘッデン持参でアーベントロートの絶景を期待したものの、どうも薄雲が広がって期待薄になったこと、そして山頂部の傾斜が余りにも急で危険な壁も同然 (?) であることから、足元が暗くなる前に下山した方が良いと判断しました。下りきったところで「マジ激ヤバな下りだったぜ……」とヘトヘトになりつつ撮影。
2018年05月20日 17:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 17:59
59. ヘッデン持参でアーベントロートの絶景を期待したものの、どうも薄雲が広がって期待薄になったこと、そして山頂部の傾斜が余りにも急で危険な壁も同然 (?) であることから、足元が暗くなる前に下山した方が良いと判断しました。下りきったところで「マジ激ヤバな下りだったぜ……」とヘトヘトになりつつ撮影。
60. 主脈の西へと沈む太陽をしみじみ眺めつつ、テン場に戻って夕食としました。 
2018年05月20日 18:09撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/20 18:09
60. 主脈の西へと沈む太陽をしみじみ眺めつつ、テン場に戻って夕食としました。 
61. 翌朝3時に起きると、頭上は高曇り。笠取山の頂きからモルゲンロートの山並みを眺める楽しみは今後に持ち越し、朝食&撤収。笠取小屋前から望む大菩薩と黒川鶏冠山です。
2018年05月21日 05:06撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 5:06
61. 翌朝3時に起きると、頭上は高曇り。笠取山の頂きからモルゲンロートの山並みを眺める楽しみは今後に持ち越し、朝食&撤収。笠取小屋前から望む大菩薩と黒川鶏冠山です。
62. 小さな分水嶺まで登ると、富士山は見えています。いずれ日差しが増すにつれて高曇りも晴れるのでしょう。
2018年05月21日 05:55撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 5:55
62. 小さな分水嶺まで登ると、富士山は見えています。いずれ日差しが増すにつれて高曇りも晴れるのでしょう。
63. 今日は、疲労を翌日に持ち越さないため、雁坂峠までのプチ縦走を諦め、新地平に下るだけ。小さな分水嶺を取り巻く癒しの風景は最高に気に入りましたので、しばしのんびり撮影を楽しみました。
2018年05月21日 05:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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63. 今日は、疲労を翌日に持ち越さないため、雁坂峠までのプチ縦走を諦め、新地平に下るだけ。小さな分水嶺を取り巻く癒しの風景は最高に気に入りましたので、しばしのんびり撮影を楽しみました。
64. テン泊縦走にはもっと体力が必要だという課題が分かった中、今後どうやって奥秩父主脈を歩きつなげるのか、課題を思い浮かべつつ、デカい山並みを望む……。
2018年05月21日 05:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 5:52
64. テン泊縦走にはもっと体力が必要だという課題が分かった中、今後どうやって奥秩父主脈を歩きつなげるのか、課題を思い浮かべつつ、デカい山並みを望む……。
65. 癒やしそのものでしかない風景♪
2018年05月21日 05:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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65. 癒やしそのものでしかない風景♪
66. 詩情あふれる淡い緑……。
2018年05月21日 05:58撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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66. 詩情あふれる淡い緑……。
67. 次の遡行企画は……荒川、行ってみましょうか? (かなり長いですし、最後がハードですが ^^;)
2018年05月21日 05:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 5:25
67. 次の遡行企画は……荒川、行ってみましょうか? (かなり長いですし、最後がハードですが ^^;)
68. 茶碗を伏せたというか、見かけはユーモラスな笠取山。頂上付近のハードさは遠望してもヤバ過ぎます (笑)。
2018年05月21日 06:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 6:36
68. 茶碗を伏せたというか、見かけはユーモラスな笠取山。頂上付近のハードさは遠望してもヤバ過ぎます (笑)。
69. 僅かに進んで雁峠。和名倉山が余りにも巨艦すぎます……。ただ、稜線はアップダウンが少なくてラク?
2018年05月21日 06:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 6:52
69. 僅かに進んで雁峠。和名倉山が余りにも巨艦すぎます……。ただ、稜線はアップダウンが少なくてラク?
70. 聖・赤石・悪沢といった、南アルプス南部のグレート3が、なかなか良い感じで並んでいます。
2018年05月21日 06:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 6:47
70. 聖・赤石・悪沢といった、南アルプス南部のグレート3が、なかなか良い感じで並んでいます。
71. 雁峠から、ハウチワカエデが密集する森の中へ下降して行きます。
2018年05月21日 06:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 6:49
71. 雁峠から、ハウチワカエデが密集する森の中へ下降して行きます。
72. 僅かに下ったところで、笛吹川〜富士川となる水が豊かに湧き出しています。バイケイソウが勢いよく。
2018年05月21日 06:59撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 6:59
72. 僅かに下ったところで、笛吹川〜富士川となる水が豊かに湧き出しています。バイケイソウが勢いよく。
73. ところどころミツバツツジが可憐に覆い被さります。
2018年05月21日 07:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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73. ところどころミツバツツジが可憐に覆い被さります。
74. あっという間に流れがどんどん合わさり、源流の水風景を繰り広げています。
2018年05月21日 07:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 7:33
74. あっという間に流れがどんどん合わさり、源流の水風景を繰り広げています。
75. 紅葉・黄葉の季節はさぞかし見事な彩りに染まることでしょう。
2018年05月21日 07:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 7:41
75. 紅葉・黄葉の季節はさぞかし見事な彩りに染まることでしょう。
76. 美しい流れ下りを見かける度に足が止まり、三脚をセットして渓流撮り (そんなひととき=重荷を下ろしての休憩時間)。
2018年05月21日 07:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 7:53
76. 美しい流れ下りを見かける度に足が止まり、三脚をセットして渓流撮り (そんなひととき=重荷を下ろしての休憩時間)。
77. 西沢・東沢渓谷に近い場所らしく、見事なナメがところどころに☆
2018年05月21日 08:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 8:01
77. 西沢・東沢渓谷に近い場所らしく、見事なナメがところどころに☆
78. 画面左の草付きがトレイル。こんな清々しい水風景に沿ってひたすら歩きます。
2018年05月21日 08:10撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 8:10
78. 画面左の草付きがトレイル。こんな清々しい水風景に沿ってひたすら歩きます。
79. 林道区間に入り、次第に落葉松の植林が増えて来ました。これはこれで、芽吹きと黄葉は見事でしょう。
2018年05月21日 08:38撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 8:38
79. 林道区間に入り、次第に落葉松の植林が増えて来ました。これはこれで、芽吹きと黄葉は見事でしょう。
80. 谷底歩きながら、僅かな区間で黒金山 (?) を遠望することが出来ます。
2018年05月21日 08:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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80. 谷底歩きながら、僅かな区間で黒金山 (?) を遠望することが出来ます。
81. 涼味満点☆ 流れが太くなるとやがて、ショベルカーが置かれた亀田林業の作業小屋が現れ、次いでゲートが現れます。
2018年05月21日 09:06撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 9:06
81. 涼味満点☆ 流れが太くなるとやがて、ショベルカーが置かれた亀田林業の作業小屋が現れ、次いでゲートが現れます。
82. ゲートを過ぎて舗装路に入ると、真正面に鶏冠山のヤバ過ぎる姿がドドーンと!
2018年05月21日 09:38撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 9:38
82. ゲートを過ぎて舗装路に入ると、真正面に鶏冠山のヤバ過ぎる姿がドドーンと!
83. 新地平に着いたあとは、バスの時間まで余裕があるため、西沢渓谷入口BSまで赤線延ばし。民家のヤマツツジが満開でした。
2018年05月21日 09:48撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 9:48
83. 新地平に着いたあとは、バスの時間まで余裕があるため、西沢渓谷入口BSまで赤線延ばし。民家のヤマツツジが満開でした。
84. 如何にも初夏の色彩 (植物の名前は疎くてスミマセン ^^;)。
2018年05月21日 09:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 9:52
84. 如何にも初夏の色彩 (植物の名前は疎くてスミマセン ^^;)。
85. 道の駅みとみ付近からは、真正面に甲武信ヶ岳の迫力満点なピラミッドぶりを楽しめます。ここから眺めると確かに百名山ですな……。
2018年05月21日 10:00撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 10:00
85. 道の駅みとみ付近からは、真正面に甲武信ヶ岳の迫力満点なピラミッドぶりを楽しめます。ここから眺めると確かに百名山ですな……。
86. 鶏冠山に近づくと、ますます巍々とした姿に圧倒されまくり。こんな稜線にも「みんなの足あと」があり、岩稜歩きの達人の皆様には頭が下がります (私は絶対ムリです w)。
2018年05月21日 10:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 10:03
86. 鶏冠山に近づくと、ますます巍々とした姿に圧倒されまくり。こんな稜線にも「みんなの足あと」があり、岩稜歩きの達人の皆様には頭が下がります (私は絶対ムリです w)。
87. 西沢渓谷BSから、山梨市営バスに乗って帰ります。好天につき、平日でも多くの渓谷歩きハイカーがバスから降りて来ました。
2018年05月21日 10:14撮影 by  Canon EOS 5D Mark IV, Canon
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5/21 10:14
87. 西沢渓谷BSから、山梨市営バスに乗って帰ります。好天につき、平日でも多くの渓谷歩きハイカーがバスから降りて来ました。
88. うちのにゃんこ・雪丸君。お迎えから約7ヶ月となり、すっかり我が家の支配者です w
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88. うちのにゃんこ・雪丸君。お迎えから約7ヶ月となり、すっかり我が家の支配者です w

感想

 多摩川……その流れは、日々都内と神奈川県内を往復する私にとってはありふれた存在ではありますが、平地を流れる区間であっても両岸の雰囲気は親しみやすく、上流の奥多摩の雰囲気は大自然の殿堂そのものということで、ヤマレコ赤線つなぎに没頭すればするほど、源流へと遡行しようと思うようになるのは自然なことでした。とりわけ多摩川の源流部は東京都の水源林として手厚く保護され、最初の一滴は笠取山の頂上直下にある「水干 (みずひ)」に発することから、遡行そのもののストーリー性は抜群です。

 というわけで、一昨年のまだ暑い初秋に、はじめの一歩として川崎の臨海工業地帯を歩き、その後昨年の正月から結構良いテンポで、大師橋〜登戸〜昭島多摩大橋〜二俣尾駅〜奥多摩駅〜ドラム缶橋と歩きつなぎ、昨年の5月14日に源流の入り口である落合バス停に到着しておりました。あとは、稜線の新緑が鮮やかになる5月下旬から6月上旬を狙って、1泊2日で (バス利用のため) 笠取山への最後のアタックをかけるのみ……。

 ところが昨年の初夏からは、中山道歩きが思いのほかポンポン先へ進み、2〜3日連続の休みが出来れば没頭してしまいましたので、多摩川遡行の完結は無期延期になってしまっておりました。これは良くない……。
そこで、今年の出来れば新緑のうちに、約1年のご無沙汰で改めて落合バス停に降り立ち、ミッションを果たしたいと思っていたところ、ちょうど日・月と休めるタイミング(=塩山駅〜落合間の土日祝日限定バスを利用可能)と、カラッとした好天の予報が見事に重なりましたので、究極のタイミング到来!と判断して登って参りました。

 また今回は、昨年購入していながら全く出番がなかったテント&寝袋の初使用を兼ねています。約10年間鉄ヲタ活動に没頭したのち、2012年秋からぼちぼち山歩きに戻って来た私にとって、幕営は何と15年半ぶりとなってしまいましたが、体力面で果たしてどうなのか、今後に向けて課題を発見・確認するという次第です。

 そんな山行の一部始終は、アップした画像と付したコメントの通りですが、多摩川遡行のゴールインそのものは、水干でジワジワと鮮やかな苔を濡らす水分に、言葉にならない感動・感慨を覚えました。この水脈がすぐに、源流域の無数の枝流れを合わせて美しい渓流となり、やがて豊かな水として都内を潤すのかと思うと……。

 そして、水干の真正面や、すぐ上の笠取山山頂から見える富嶽の大展望に快哉を覚え、常に富嶽に見守られている源流がいっそう尊く思えたのでありました……。何と言っても、富嶽を含む大展望の中でゴールイン出来たこと、そして新緑に包まれた奥秩父主脈の美に触れることが出来たのは、最高のひとときとなりました。

 しっかしまぁ、40代後半のオッサンが、しかも足痛で最近ロクに急斜面を登ってもいなかったというのに、イキナリ(写真機材約7kgを含む)10数kgの荷を担ぎ上げるというのは無謀でした w。当初は、雁峠から雁坂峠まで歩き、ほんの少々でも奥秩父主脈に赤線を延ばすつもりでしたが、翌火曜日の仕事に疲れを引きずりすぎるのは良くないということで、今後奥秩父主脈をどう歩きつなげて行くのか、体力面でも計画面でも大きな課題を抱いて下山したのでした。とりあえず、新地平ではすぐにバスが来ないため、西沢渓谷入口BSまで歩き、今後すぐに雁坂峠や甲武信ヶ岳に赤線を延ばすことが出来るよう下ごしらえもしておいたのですが、やはり主脈縦走で赤線を延ばすのが一番の善であることは言うまでもありません。

 以上、ご覧頂き誠にありがとうございました。m(_ _)m
 笠取山・水干は一之瀬界隈に早朝駐車すれば、十分余裕で日帰り周回ハイクが可能なところですが、今回はテン泊重装備で歩いていますので、カテゴリは「無雪ピークハント」とさせて頂きます。ショボいですが……(^^;)。

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コメント

お互いに、(山)旅を楽しみましょう。
bobandouさん、こんばんわ。はじめまして。自分は5月20日に落合で下車して笠取方面には行かず白沢峠に向かったアラカンのおっさんです。おそらく途中でお会いしてます。

多摩川遡行ですか、面白いですね。自分は{日本横断の旅:太平洋と日本海を歩いて繋ぐ}を実践中です。今の自分の体調や体力では忠実に稜線を歩行して赤線を繋ぐのは不可能ですので、一般道歩行も可とし、また学生時代に歩行した箇所は既に歩行済みとしてます。

一般道歩行にも予期しない新鮮な発見が予想以上に多くあり面白いですね。自分は白沢峠を越えて白沢橋から西沢渓谷入口BSまで歩きました。バス利用で西沢渓谷入口まで行くときに、わざわざ広瀬ダムに立ち寄ることは無いと思いますが、一般道から100mほど入れば湖畔ですので立ち寄ってみましたら圧巻の甲武信岳が見られました。ラッキーでした。

お互い、(山)旅を楽しみましょう。
2018/5/23 20:00
一泊でしたか
bobandouさん、こんばんは。

あのバスに乗って落合まで行って笠取山へ
帰りの交通手段はどうするんだろう?
そう思っていたら、笠取小屋でテント泊だったんですね。納得です。
新緑の源流域の中でのテント泊いいですね。
シャクナゲも咲いていたようで何よりです。

私も多摩川下流部を年末から今春にかけて歩き切切ったので、
青梅街道を落合から笠取山・小さな分水嶺まで繋げなければと思っています。
落合から犬切峠までいったん登りで作場平まで距離もソコソコあるので日帰りだとやっかいなんですよ。
9:30着のバスで午後のバスに間に合うにはトレランでもやらない限り無理でしょうね。
この付近は日帰り公共交通機関ハイカーにとってはまさに鬼門なのです。
奥多摩から野辺山まで続く奥秩父主脈もここだけ残っている状態なのです。
2018/5/23 20:15
お疲れ様でした
bobandouさん 見事な渓流写真ありがとうございます。イチデジ+三脚担ぐと大変だったでしょ。お疲れ様でした。ちなみに私は小型ミラーレスと軽量三脚でかなり楽してますが、三脚をしまうのがめんどくさくなると、三脚にカメラをつけた状態で手に持って歩きます。他の登山者さんにはどう見られているのか解りませんがこれがわたしのスタイルです(笑)

これからも綺麗な写真のレコ期待してます。
2018/5/24 6:32
>fujikitaさま
おはようございます、こちらこそはじめまして、コメントどうもありがとうございます!
20日に落合で下車し、一之瀬高橋方面に入ったのは、私を含めて2名ということで……なるほど、鶏冠神社の前の分岐で直進のうえ白沢峠に向かわれたのですね! どうもお疲れ様でした〜!
一般道歩きは、私も旧街道歩きを中心に普通にやります 。膝や足への負担は未舗装路に比べて大きく、車が鬱陶しいという問題もありますが、おっしゃる通り、山岳ガイドブックには載っていない絶景が思いがけず広がることもあるというのが痛快ですね 。私も今回、最後に新地平から西沢渓谷入口まで歩いて、甲武信岳の壮大な姿に感激したのですが、なるほど……広瀬ダムのサイトですか! 帰りのバスからのチラ見で、のんびりするには良さげなところだと思いましたが、湖越しでしたらもっと絶景でしょうね……。

多摩川遡行は、いくつか同時並行でやってきた企画の一つでして、都会の川ながらも両岸の雰囲気がウォーキング向きで、上流の雰囲気は絶品ということで、歩きつないでヤマレコに載せれば自分自身が最高に面白いと思い進めて来ました。

そして一方では、私も三浦半島の城ヶ島から富山湾の雨晴海岸まで赤線でつなぐ活動を長期計画で進めています 。出来れば、稜線に忠実に進みたいところですが……八ヶ岳の鋭い稜線は除外する可能性が大です (汗)。距離は長くても良いので、高い技術を必要としない縦走路や一般道を選んで、死ぬまでにつながると良いのですが (もっと早く終わる?)、最大の課題は2〜4泊連続で歩く時間を確保することでしょうか。

何はともあれ、歩く旅は究極のロマンです  こちらこそ、楽しい旅となることを祈念しております〜
2018/5/24 9:16
>yamaheroさま
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
落合9:30着のバスで笠取山ですと、余程速いトレランでないと日帰りは到底不可能ですね……(^_^;)。
そこで、1泊の時間的余裕と、体力の充実、天候、そして新緑や黄葉などの良い季節……が全て揃うタイミングを見計らって、多摩川遡行の大団円としようと考えていたのですが、結局1年間先延ばしとなってしまいました
1年間待ったと思ったら、今年の半月早い季節のめぐりもあって、笠取山頂のシャクナゲがちょうど満開近くだったのは、本当にラッキーだったと思います 。ゴールに華を添えたと申しますか……。

それにしても、奥秩父主脈の東部は、公共交通山行派にとって本当に鬼門ですね
金峰山から甲武信岳にかけては、春〜晩秋のあいだ毎日営業の山小屋が連なり (もちろん予約は必要ですが)、路線バスも瑞牆山荘・川端下・西沢渓谷までは毎日運行、そして大弛峠へのダイレクト便が週末運行と充実していますが……笠取山から飛龍山にかけての峰々をめぐるのに便利なバスがないのは痛いです。大弛峠と同じようなシステムで、塩山や奥多摩駅から一之瀬・作場平まで行ってくれる乗合タクシーでもあれば最高にありがたいのですが、山梨交通や西東京バスと競合することにもなってしまいますので、なかなか難しいのでしょうね……。
笠取小屋や将監小屋も週末営業ということで、山が空いているときに歩こうと思うとテント装備が必須となり、重さで歩行距離が短くなってしまいますので、……いやはや本当にプランニングは難しいですね 。数日連続で主脈テン泊縦走する条件が揃えば、それが一番良いことなのですが……
もっとも、プランニングに悩み苦しんだ末に無事赤線がつながる喜びもまた、大きいものになりそうです (ほとんどマゾ的ですが )
2018/5/24 10:31
>MaxJ05さま
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
テン泊装備一式にフルサイズデジ一眼とズームレンズ2本、そして重い三脚では、全く以て何かの罰ゲームですが 、得られる画像のいじりやすさが断トツですので、こればっかりは妥協できないところです
ただ、山岳・風景撮影用として、コンパクトなフルサイズミラーレス一眼と、セットになる高級ズームレンズが現れれば、これはアラフィフ以上のカメヲタ兼ハイカーにとっては最高の朗報となるでしょう
いや、もう既に他のメーカーから、フィールド向きの高画質ミラーレスが出ていますね……。単に長年のキヤノ坊のため、乗り換えが出来ないだけです (滝汗)。
オリンパスのシステムとか、最高にうらやましく思ったりしますが……。

それにしても、三脚にカメラボディを装着したまま山道や渓流を歩くというのは、私はコワくて出来ないです……
全部で4〜5kgくらいになってしまいますし……
着脱可能な三脚側台座をカメラ側にくっつけておき、ワンタッチで三脚に固定できるようにしております
デジカメと三脚双方の自重やサイズが小さければ、片手で持つのも余裕でしょうね〜。
2018/5/24 10:46
笠取山に行きたくなりました。
bobandouさん こんにちは
テン泊装備に撮影機材一式での山行お疲れ様でした。
沢山のシャー写真が嬉しいです。ありがとうございます。
おおいに楽しませていただきました。
日〜月は爽やかですばらしい天気でしたね。空気感が伝わる素敵レコ!!
でもbobandouさんのヤマレコはヤバイです。
笠取山、行きたい山候補にはなかったのに、ざわざわ…
No57の写真で決めました。黄葉の時期に行きます!!
フォローしてるユーザーさんたちのお気に入りの山なのに
今まで食指が動かなかったのに、
私は視覚から入る人間なんだと改めて気付かされました。
2018/5/24 15:59
>mattyanさま
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
写真の数々を楽しんで頂き嬉しいです
テン泊大荷物の重さが山行久々の身には相当ヤバく、重い機材を少しでも軽くするため、三脚は持参せずに手ブレ補正に頼るというのも一案でしたが (奥秩父縦走ではそうする可能性大)、今回は多摩川遡行最終回という「水の旅」! 流れシャー写真を撮らないわけには行かず、そうすると三脚持参は必須となります。いや〜本当に、20代で同じ重さを背負っていたのとは比べものにならない難行苦行でしたが、その甲斐あって、自分でも気に入ったカットを量産できました

それにしても、mattyan様が笠取山を行きたい山リストに入れておられなかったとは意外です!
N0.57の画像で見下ろした「小さな分水嶺」、僅かな歩きで着く雁峠あたりの風景、さらに今回歩いた沢沿いの道は、mattyan様でしたら必ず一発で気に入られるはず……。
とりわけ「小さな分水嶺」にはベンチが一つあり、人の少ない日でしたら、それこそここで野点をして、笹の原と木立が織りなすハーモニーを愛でながら、2時間でも3時間でも無心でのんびりできるはずです
私も今回、「小さな分水嶺」では、たった一人で長居するという贅沢を味わいました。
また、笠取小屋前のテーブル&ベンチも良いですね……。食事とともに、大菩薩・小屋・森の眺めを楽しむのも絶品のひとときのはず……。
もっとも、土日は車で作場平まで入って周回する人がかなり多い印象ですので、本当に心から笠取山の静かな風情を楽しむとしたら、日曜の午後から土曜の午前まで(=平日休み確保必須)でしょうか?
黄葉の時期は、私もいつか必ずと思っています 。東京都水源林に指定されて以来の植林ですが、本当に見事な落葉松の海です……
2018/5/24 17:57
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