岩木山白沢遡行、自称ヒトデ沼探索
- GPS
- 06:20
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 461m
- 下り
- 473m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道なし。踏み跡をたどり、沢の流れに沿って藪こぎをする。 |
写真
感想
岩木山を考える会のSさんに、白沢に見せたい場所があると言われて同行した。白沢は、追子森から西法寺森にかかる吊り尾根を源頭とする。両岸が急峻なため斜面が崩壊し流れてきた平らな部分にブナ、サワグルミ、ホオノキ生え、チシマザサが部分的に覆っている。標高583mの林道から白沢に入り、沢沿いに遡行した。水量は少なく、登山靴でもこの季節は大丈夫だ。40mほど登ると沢は二つに分かれる。二つの沢に挟まれた部分は広大なブナ林だ。Sさんは、ここは岩木山の神々の遊ぶテラスだという。春先の圧倒的な新緑の光景が目に浮かぶ。しばらくブナ林を歩くと、そこからはチシマザサが出現する。藪こぎだ。背丈よりも高い笹藪をくぐり抜けながら100mほども歩いたろうか。沢筋に沿いながら進むと、そこに沼があった。直径10mほど、深さ70cmほどだ。透き通った水の底に厚く落ち葉が沈んでいる。南には追子森の険しい崖がせまり、おそらく崩壊してきた土砂が沢をせき止め沼地を作ったのだろう。沼の下手にはこんもりと土が盛られ直径30センチはあるコメツガが朽ちていた。Sさんによると去年までは葉をつけていたのだが、という。これもおそらく追子森の崖縁に生えていたものが崩れてここにきたのだろう。しばらく沼のほとりで遊び昼食を取り、下山だ。再びここに来られるよう目印を求める。目印は白沢左岸はるか遠方に見える一本コメツガだ。あのコメツガが80度ほどの角度に来た場所にこの沼はある、と脳裏にとどめこの場所を後にした。
帰りは「キノコ眼(まなぐ)」で歩く。あるある。ナメコ、アカツブレ(クリタケ)。「そのすばやい登り方だと、きっとマイタケもとれるぞ」と冷やかされながら、崖をよじ登り、尾根筋を下る。弥生大長峰上方をはるかにしのぐブナ林に見とれながら二子沼をかすめ、再び白沢へと滑り降りた。駐車場所に着いたのは2時過ぎ。実にいい山行だった。今度は雪解け時期に来よう。
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