「おひさま」ロケ地の裏山 角蔵山
- GPS
- 03:10
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 404m
- 下り
- 399m
コースタイム
09:20住吉神社09:35
10:15角蔵山11:10
11:40稜線分岐
12:00駐車場所
歩行時間2時間
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大庄屋「山口家」手前に「おひさま」ロケ地の看板あり 右側の林道に入り、墓地を抜け、道なり(2km) 右側急斜面に「住吉神社入り口」の標柱(古びていて見落としやすい) 道路左側脇に駐車スペースあり(3台ほど) 林道を更に車で走れば、多々井集落からの登山口があるかも(未確認) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所はありません 木や枝に掴まりながら、稜線まで急登、あとはのんびりの緩やかな散歩道 常念岳、蝶ヶ岳を見ながら歩けると更に嬉しい散歩道ですが 残念ながら、雑木林に遮られて、展望は思うに任せず 稜線に出てすぐの分岐を北に向かうと住吉神社(笹薮で少々道がわかりにくい) 稜線上を南に向かい、二つ小ピークを越え、三つ目が目指す角蔵山山頂 登山道に覆いかぶさる笹の背丈があり、朝露で濡れる箇所あり、 雨具、スパッツなど天候、時刻に応じて着けてください 山頂で多々井方面に下る刈り払いされた道を発見 地図では未確認(最近つけられたものか?殆ど使われていないのか?) 松茸山なので、登山はこの道を使った方が時期によっては良いかもしれません |
写真
感想
今年二月半ば、晴れ上がった日曜日、道路にも雪があった日、角蔵山に来てみました。
この山は松茸山なので収穫時期は遠慮です。
林道入り口付近に積もった雪を見ると、殆ど人も車も入った形跡なし。
車で登山口まで入るのは不安で、「山口家」付近の道路脇に駐車して歩行開始。
一時間、結構汗をかきながら林道を歩き、いざ稜線へと向かったまでは順調でしたが…。
凍りついた急斜面にいきなり阻まれ、100m足らずで早々に尻尾を巻いて敗退した山。
角蔵山は、鍋冠山のすぐ北隣の山で、小さいながら独立峰です。
鍋冠山の計画を立てた時、瞬時に角蔵山の名前が思い浮かんだのは因縁です。
あの急登はどうなっているか気になっていました。
まだ里山に雪が降る時期ではないし、凍りつく心配もない、好機到来です。
雪の上を歩いた時にはわからなかったけれど、
車で通ると(無論、未舗装)川の流れた後が溝となり、深い轍になった凄い道でした。
やっとのことで見覚えのある杉林付近の登山口に到着。道路脇の草地に駐車。
昨日同様、人も車もありません。今日の山もお一人様歓迎の山なのでしょうか?
住吉神社に参拝してきたという単独の男性に、あの日林道で行き会いました。
雪の上に続いていた足跡はその男性のものでした。
その足跡にどれだけ勇気付けられ、励まされて登山口まで歩いたことか!
今考えると、あの方は何かとても大切なお願い事があってお参りしたように思えます。
字も消えかかった標柱の入り口は雑草が生い茂り、道があるとは思えないくらいです。
同じ山でも季節によって全く違う雰囲気!まるで別の山。
雑草を掻き分けて進むとすぐ、暗い杉木立の中に小さな鳥居。
うっそうと茂る木々の間でとても可愛らしく見えました。
つづれおりならまだしも、胸つき八丁のごとき直登もあり、心拍数が一気に上がります。
でも、あの雪の日の恐怖とは比べようがないほど楽に感じます。
あの日、あの方が何をお願いしに雪の中をいらしたのか知る由もないですが
散歩などの気軽な感覚で凍った登山道をアイゼンなしで登られたのではないと思います。
いつのまにか、人間の祈るという行為について思いを巡らします。
どんなに願っても決して思い通りにいかない、人間の運命。
大波に翻弄される小船の梶を取る自分に何が出来るか、やはり祈りではないかと…
住吉神社奥宮は杉林の広がる平らな場所に祭られていました。
立ち寄って、往復の無事をお願いしました。
里宮はどこにあるのでしょうか?
分岐まで引き返し、角蔵山山頂を目指します。
笹薮が道を覆い、結構うるさくなっています。手で掻き分けて進みます。
登り返しもありますが、短く、すぐにくだりの繰り返し。
三つ目のピークに向かう登りは殆ど歩かれていないような箇所もあります。
切り開かれて見通しがきくので迷う心配はありません。
三つ並んだ峰の一番南が三角点と山頂標識の地点です。
2m位の木で組んだ簡単なやぐらの下に三角点らしき石があります。
その数メートル先に「角蔵山・観音寺跡」と標柱が建っています。
山頂にかつて寺があったのでしょう。知りませんでした。
すっかり無くなってしまって、土台も残っていないのでしょうか?
周囲は笹薮の海が広がるばかりです。
更に南に進むと刈り払いが途切れ、常念岳を写真に収めるポイントがありました。
あまりにものどかな里山、気がついたら一時間も休憩していました。
帰りの、急斜面の加速度ときたら申し分なし、あっというまに下山してしまいました。
雪の日のリタイアはなんだったのかと拍子抜けです。
林道入り口まで下ってくると、付近の道路は朝とは様変わり!
「おひさま」ロケ地観光案内所の回りは、観光客・車で溢れているではありませんか!
ドラマが終わってひと月以上ですが、依然として人気があるようです。
信州へようこそ!有り難うございます。
ロケ地のセットの裏山が角蔵山だったんですね!
コメント
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角蔵山・・・う〜ん・・・渋いですね
昨年、鍋冠山から大滝山をピストンしましたが、角蔵山を
視野には入れていませんでした
やはり、地元の方のレコは貴重ですね
しかし、今年も熊さん、多いのでは?
ちなみに昨年、知らずに熊目撃の翌日、歩いてしまいました
後になって怖い!と思うことってありますね。最近はラジオと熊鈴3個必携です。鍋冠山は絶対いますよね。鉢盛山の林道斜面に居たそうですが、ゲートで会った登山者に言われるまで知らなかった時は逃げ帰りました!妙義山系は熊はどうなんでしょうか?昨年11月頃だったか、角落山に行ったんですが、熊の感じはなかったような気がしました。霧積温泉〜角落山も歩いてみたいルートです。
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