弾丸北海道富士(羊蹄山〜比羅夫から
- GPS
- 12:55
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,618m
コースタイム
- 山行
- 11:56
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 12:53
天候 | 濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 13時間 標高範囲 300m〜1900m 気温 朝19度 帰り20度 翌日14度 やっぱり涼しい 山で会った人 70人 展望 1600mから ハイマツ 1200mから 日帰り温泉 プリンス比羅夫 スマホカウント 34000歩 25キロ 熊対策 笛 雰囲気 濃霧は滅入る 満足度 40% 観光 千歳〜倶知安 ニセコ外人タウン |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO232
弾丸北海道富士(羊蹄山)比羅夫(倶知安)ルート
羊蹄山は涼しいかなと思って、土曜の昼過ぎに出て夕方到着。4日前は晴れ予報だから予約したのに、どうも曇り〜雨らしくてトホホ。空港レンタカーですでに日暮れて、夜間に100キロ走るのも仕方ねえと、倶知安には22時頃着いた。曇りで何も見えなくて、寝る。
3時起きしたが、ガスで見えない。帰ろうかとも思ったが、雨は降っていないから、降ったら下山で登り始める。気温19度。標高差1500m、5時間かなあ。なのにタイムは3時間と出ていて、最近は早すぎる案内が気になる。途中1200mくらいでハイマツ出てきて、でも湿度が高くて暑い。濃霧で直射がないだけ、マシと思うか。20分くらい昼寝している間に、30人くらいが通り過ぎた。比羅夫(倶知安)登山道は人気だね。団体ツアーとは、飛ばして歩く割には、小刻みに休んで、割と迷惑なもんだ。
だんだんガスが濃くなって、雨はないのに、ハイマツやダケカンバはびしょ濡れで、風が吹くと雨だれしてくるのに、やっぱり雨はない。これって露点越えた飽和水蒸気が、固形物にぶつかって水になるという、霧氷とかモンスターの現象の夏バージョンかしらん。
だから最悪で視界10mの中でも、濡れないからと、どんどん皆と同じように登ってしまって、外輪山からとうとう頂上まで出てしまった。そこで強風濃霧の中でも、女子一人で弁当休憩なんてしている人もいて、何だか怖い。頂上には20人くらいが、岩に好き好きに点々として休んでいる。みんな猿か。ここには4ルート道があるから、悪天でも結構客がいるもんだ。
写真数枚とって、戻らずに頂上外輪山周遊しようとさらに進むと、頂上〜真狩(岩場ルート)というのが案外悪くて、数度間違いながらも、時間かけて真狩分岐に出た。ここから小屋方面に下ってもよかったが、そんなルート知らずにさらに進んで、旧小屋跡から比羅夫下山に進んで、ハイマツの狭いところから下山にした。
下りも何だか元気なく、途中でまた昼寝して、ようやく下に出て、晴れだした、何だか。下では倒木多いのに、手入れしていなくて、しゃがんだり登ったりして、疲れてガックリ。倒木にものこ入れられないという、園児の自然保護か。
降りた頃から晴れて、ニセコ外人タウン経由したころに、山容全部見えて、見えたのはいいが、あれに本当に登ったのか疑わしい自分がそこにいて、人格障害な気分に。
再度倶知安泊で早々に寝て、翌朝は、3時起きでさっさと帰京するのだが、今度は朝焼けの羊蹄山が快晴のなか現れて、対岸にはニセコも出て、倶知安とはその鞍部の谷底平野にいることが分かって、動揺する。千歳に向かって、京極とか、喜茂別からも見たが、どこから見ても羊蹄富士で、威圧感が大あり。過去冬に見た、こんな空前絶後にふもとの過疎に、カルチャーショック。威圧するような羊蹄山に、濃霧の中でもちゃんと登ったのだという自覚が少しだけ出て、不吉な気持ちになった。夏山とは、どんな天気でも、ガツガツとみんな登るのだ(けっしていいとは思わないが)。
ニセコの夕方に、ほとんどシャモニにいる気分になって、外人も散歩しているが、避暑とスキーに来るのはいいが、一年中ここに住んでいたら、本当の田舎人になると思ってくる。同じような山を比べれば、やはり羊蹄山はニセコアンヌプリの、数倍は泰然とした山であることに違いない。標高も山容も。
忘れないでいよう。また冬に来よう。
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