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Yamareco

記録ID: 1544508
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

扇沢〜針ノ木峠〜針ノ木谷古道〜平ノ小屋〜黒部ダム

2018年08月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
11:15
距離
25.2km
登り
2,333m
下り
2,281m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:04
休憩
1:09
合計
11:13
5:11
51
6:02
6:02
109
7:51
7:57
105
9:42
9:44
11
9:55
9:55
86
11:21
11:21
21
南沢出合
11:42
11:42
4
11:53
12:20
14
12:34
12:55
27
13:22
13:23
112
中ノ谷
15:15
15:18
30
御山谷
15:48
15:57
19
16:16
16:16
5
16:21
16:21
3
16:24
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
<行き>
●クルマ
扇沢第4駐車場
(1000円/24h・5時前に市営無料駐車場はすでに満車でした)

<帰り>
●立山黒部アルペンルート(関電トンネルトロリーバス)
黒部ダム〜扇沢(1540円)
時刻表:https://www.alpen-route.com/access_new/timetable/
 
コース状況/
危険箇所等
●扇沢〜針ノ木峠
扇沢の登山口からは針ノ木自然遊歩道トレッキングコースを進みます。
途中林道を3〜4回ほどショートカット後、登山道に入り、赤沢、鳴沢を通過して
小一時間で大沢小屋に到着。
大沢小屋からしばらく左岸を進みます。
標高1840m付近の雪渓の末端手前で木橋を使って右岸へ渡り、
2170m付近までは雪渓歩きとなります。
ここから針ノ木峠までは夏道が完全に露出していました。

●針ノ木峠〜針ノ木谷出合
針ノ木峠から左岸の樹林帯を九十九折に下っていきます。
2200m付近まで下ると沢伝いの道になり、
古いペンキマークを拾いながら右岸と左岸を行ったり来たりして標高を下げていきます。
2000m付近から水流が出始め、1950m付近で靴を履き替えました。
徐々に傾斜が緩くなり1860mまで下ると針ノ木沢出合で針ノ木古道とぶつかります。
出合には標識の他、ピンクテープやペンキマークも豊富に付いていました。

●針ノ木谷出合〜平乃小屋(針ノ木谷古道)
針ノ木谷から船窪出合まではマーキングが少なく進めるところを見つけていく感じ。
1750付近から1600付近までは右岸を大きく高巻いて、樹林帯の中を進みます
(足場が悪くけっこうアップダウンもあり)。
1600m付近で崩落して堆積した木々でルートが寸断されているところがありました。
最後から2番目の渡渉(1530m付近)はロープが渡してありますが、
この日の水量では靴を濡らさずに渡るのは無理でした。
最後の渡渉(1500m付近)は木橋が渡してあり左岸に渡るとしばらく
河原脇の平坦地を進みます。
針ノ木谷出合から計9〜10回ほどの渡渉があります
(ジャブジャブ進みたくてムダに渡ってるところもあったかもしれません)。
黒部湖東岸に近づくとこの付近で特徴的な水平道になり、
避難小屋(ドアも窓もなくかろうじて雨が凌げるシロモノ)を経て、
平ノ渡場の船着場まで至ります。

※黒部川対岸連絡船の時刻表
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=9335

●平乃小屋〜黒部ダム
渡し船で黒部湖西岸に渡ったあと、
平乃小屋からロッジくろよんまでおよそ8km黒部湖畔沿いに進みます。
等高線では表せないこまめなアップダウンの連続で、平坦なところはほとんどありません。
崩落箇所の高巻き、谷筋を通過するところにはハシゴが設置されています。
ロッジくろよんから黒部ダムまでは舗装された道となり、
かんぱ谷橋、遊覧船乗り場を通過し、
ダム堰堤を渡って黒部ダム駅に到着です。
 
その他周辺情報 【温泉】
大町温泉郷 薬師の湯(700円)
扇沢よりスタート
2
扇沢よりスタート
ミヤマシシウド
林道をショートカットしながら進みます
林道をショートカットしながら進みます
岩ゴロの足元と先には赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳の稜線
岩ゴロの足元と先には赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳の稜線
針ノ木とスバリが見える広場から本格的な登山道になります
針ノ木とスバリが見える広場から本格的な登山道になります
ブナ林を進みます
ブナ林を進みます
朝日を浴びながら
朝日を浴びながら
大沢小屋に到着
オトギリソウ(photo komemame)
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オトギリソウ(photo komemame)
ハシゴを登ります
3
ハシゴを登ります
ミソカワソウ(photo komemame)
ミソカワソウ(photo komemame)
針ノ木雪渓が見えてきました
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針ノ木雪渓が見えてきました
コバギボウシ
シモツケソウ
しばらく左岸を進んだ後…
しばらく左岸を進んだ後…
河原のくさむらに下ります
河原のくさむらに下ります
クルマユリ(photo komemame)
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クルマユリ(photo komemame)
木橋で右岸に渡った先から雪渓が始まります。みさなんここでアイゼンを付けてました
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木橋で右岸に渡った先から雪渓が始まります。みさなんここでアイゼンを付けてました
しかし、ボクたちはツボ足で頑張ります(ここまで雪がしっかり残ってるとは思わず、油断して持ってこなかっただけ)
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しかし、ボクたちはツボ足で頑張ります(ここまで雪がしっかり残ってるとは思わず、油断して持ってこなかっただけ)
要所要所でベンガラ引いてありました
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要所要所でベンガラ引いてありました
ま、これくらいならアイゼンなしでも大丈夫でしょ
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ま、これくらいならアイゼンなしでも大丈夫でしょ
時折生ぬるい風も混ざりますが雪渓の上は涼しい風が吹いています
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時折生ぬるい風も混ざりますが雪渓の上は涼しい風が吹いています
雪渓の背後には鳴沢岳〜岩小屋岳の稜線
雪渓の背後には鳴沢岳〜岩小屋岳の稜線
だいぶ登ってきました
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だいぶ登ってきました
針ノ木雪渓の名物?鯉のぼりの道標
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針ノ木雪渓の名物?鯉のぼりの道標
雪渓は涼しくて快適。だいぶラクできました。2170m付近から夏道へ
雪渓は涼しくて快適。だいぶラクできました。2170m付近から夏道へ
夏道にはミヤマキンポウゲのお花畑
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夏道にはミヤマキンポウゲのお花畑
ミヤマキンポウゲ
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ミヤマキンポウゲ
アップで(photo komemame)
アップで(photo komemame)
マヤクボ沢と針ノ木岳
マヤクボ沢と針ノ木岳
ツボ足が苦手なkomemameも夏道で少しスピードアップ
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ツボ足が苦手なkomemameも夏道で少しスピードアップ
手前にモミジカラマツと奥にミヤマキンポウゲ
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手前にモミジカラマツと奥にミヤマキンポウゲ
ワシワシ登り
振り返ると岩小屋沢〜爺ヶ岳。奥に双耳峰の鹿島槍
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振り返ると岩小屋沢〜爺ヶ岳。奥に双耳峰の鹿島槍
針ノ木峠が近づくとザレ場の九十九折
針ノ木峠が近づくとザレ場の九十九折
ザレの先にスバリ岳
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ザレの先にスバリ岳
振り返って。手前左から赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳
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振り返って。手前左から赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳
奥は旭岳〜白馬、鹿島槍、右端は爺ヶ岳
奥は旭岳〜白馬、鹿島槍、右端は爺ヶ岳
鹿島槍アップで(photo komemame)
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鹿島槍アップで(photo komemame)
針ノ木峠が見えてきました
針ノ木峠が見えてきました
針ノ木峠に到着。本日の最高地点
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針ノ木峠に到着。本日の最高地点
予定よりも遅れているためすぐに先に進みます
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予定よりも遅れているためすぐに先に進みます
トリカブト
手前左から北葛〜七倉。奥に唐沢〜餓鬼〜燕〜大天井
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手前左から北葛〜七倉。奥に唐沢〜餓鬼〜燕〜大天井
手前左が七倉、真ん中が船窪、右が船窪第2ピーク。船窪の奥に不動〜南沢〜烏帽子。最奥に槍〜奥穂〜前穂
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手前左が七倉、真ん中が船窪、右が船窪第2ピーク。船窪の奥に不動〜南沢〜烏帽子。最奥に槍〜奥穂〜前穂
南沢〜烏帽子の奥に野口五郎〜水晶〜赤牛
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南沢〜烏帽子の奥に野口五郎〜水晶〜赤牛
手前に七倉と奥に燕〜大天井をアップで(photo komemame)
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手前に七倉と奥に燕〜大天井をアップで(photo komemame)
槍〜奥穂〜前穂アップで(photo komemame)
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槍〜奥穂〜前穂アップで(photo komemame)
野口五郎アップで(photo komemame)
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野口五郎アップで(photo komemame)
水晶〜赤牛アップで(photo komemame)
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水晶〜赤牛アップで(photo komemame)
樹林帯を下って行きます
樹林帯を下って行きます
ハクサンフウロ(photo komemame)
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ハクサンフウロ(photo komemame)
北アルプスオールスターズの眼下には針ノ木谷
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北アルプスオールスターズの眼下には針ノ木谷
開けた山腹
北葛と七倉を正面に。足元が見えづらいところもありスピードが上がらない
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北葛と七倉を正面に。足元が見えづらいところもありスピードが上がらない
ここから見る七倉岳はそのイメージに反して尖ってます
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ここから見る七倉岳はそのイメージに反して尖ってます
ショウマ系?
やがて登山道は涸沢をたどるようになります
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やがて登山道は涸沢をたどるようになります
右岸と左岸を行ったり来たりして標高を下げていきます
右岸と左岸を行ったり来たりして標高を下げていきます
針ノ木峠を挟んで南側はまったく雪はありませんでした
針ノ木峠を挟んで南側はまったく雪はありませんでした
ヤマホタルブクロ(photo komemame)
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ヤマホタルブクロ(photo komemame)
標高2000m付近から水流が出始めます
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標高2000m付近から水流が出始めます
渡渉を繰り返します
1
渡渉を繰り返します
1960m付近のこのロープの付いた箇所での渡渉を終えてから靴を履き替えました
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1960m付近のこのロープの付いた箇所での渡渉を終えてから靴を履き替えました
ロープの付いた高巻き
1
ロープの付いた高巻き
へつります
徐々に傾斜が緩くなり1860mまで下ると針ノ木谷出合にぶつかります
2
徐々に傾斜が緩くなり1860mまで下ると針ノ木谷出合にぶつかります
出合には標識の他、こんなペンキマークやピンクリボンも豊富に付いていました
1
出合には標識の他、こんなペンキマークやピンクリボンも豊富に付いていました
出合から進路を西にとり、針ノ木谷古道に入ります
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出合から進路を西にとり、針ノ木谷古道に入ります
上流部を振り返ります
1
上流部を振り返ります
本谷は川幅が広がって気持ちいいわ
1
本谷は川幅が広がって気持ちいいわ
ほどなく船窪出合へ
ほどなく船窪出合へ
こちらも念入りに標識や目印が付いていました
2
こちらも念入りに標識や目印が付いていました
黒部湖に向かって下ります
1
黒部湖に向かって下ります
木漏れ日の中を進みます
1
木漏れ日の中を進みます
シナノナデシコ。初めて見たぞ
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シナノナデシコ。初めて見たぞ
右岸をメインに進んで…
右岸をメインに進んで…
たまに左岸に渡渉
1
たまに左岸に渡渉
暑いのでもうバシャバシャいっちゃいます
2
暑いのでもうバシャバシャいっちゃいます
右岸の高巻きに入ると基本は樹林帯の中をアップダウンしながら…
右岸の高巻きに入ると基本は樹林帯の中をアップダウンしながら…
支沢のガレ沢を何本か横断します
支沢のガレ沢を何本か横断します
バランス
水がキレイで冷たくて楽しい
2
水がキレイで冷たくて楽しい
南沢出合の渡渉はロープが付いていました
4
南沢出合の渡渉はロープが付いていました
もはやロープも使わず…
もはやロープも使わず…
浅いところを選んでジャブジャブ(photo komemame)
2
浅いところを選んでジャブジャブ(photo komemame)
最後は針ノ木谷古道唯一の橋で左岸に渡ります
1
最後は針ノ木谷古道唯一の橋で左岸に渡ります
左岸に渡ると…
河原脇の歩きやすい道へ
1
河原脇の歩きやすい道へ
ヤマハハコの大群落
1
ヤマハハコの大群落
快適です
おおっ!剱と立山三山が見えています
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おおっ!剱と立山三山が見えています
オオハナウドかな?
オオハナウドかな?
振り返って歩いて来た針ノ木谷
3
振り返って歩いて来た針ノ木谷
黒部湖東岸に近づくとこの付近で特徴的な水平道に入ります
3
黒部湖東岸に近づくとこの付近で特徴的な水平道に入ります
黒部湖の末端
高巻きの木階段
黒部湖に到着。水少なくね?
2
黒部湖に到着。水少なくね?
そして、12時前に平ノ渡に到着しました。ひと安心
3
そして、12時前に平ノ渡に到着しました。ひと安心
時間が読めないので、休みなしで進み続けて、ここでようやくお昼ゴハン
4
時間が読めないので、休みなしで進み続けて、ここでようやくお昼ゴハン
対岸から渡し船がやって来ました。船がクルーザーみたいなやつから質素なボートタイプに変わりました
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対岸から渡し船がやって来ました。船がクルーザーみたいなやつから質素なボートタイプに変わりました
乗船します。この日平乃小屋から対岸へはゼロ。平乃小屋へは釣りの方とボクたちの二組のみでした
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乗船します。この日平乃小屋から対岸へはゼロ。平乃小屋へは釣りの方とボクたちの二組のみでした
水の上は涼しいと思ってたけどゲキ暑
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水の上は涼しいと思ってたけどゲキ暑
(photo komemame)
船上から五色ヶ原が見えました
3
船上から五色ヶ原が見えました
五色ヶ原アップで(photo komemame)
1
五色ヶ原アップで(photo komemame)
黒部湖より赤沢岳かな
2
黒部湖より赤沢岳かな
なんだか疲れてしまって平乃小屋でひと休み
1
なんだか疲れてしまって平乃小屋でひと休み
さて出発です。でも、ここから黒部ダムまでがツライんだよなぁ
さて出発です。でも、ここから黒部ダムまでがツライんだよなぁ
対岸のスバリを眺めながら
1
対岸のスバリを眺めながら
崩落箇所を通過。しっかり整備されています
2
崩落箇所を通過。しっかり整備されています
ハシゴで沢に下り…
ハシゴで沢に下り…
沢を渡ったのちに再びハシゴを登り返します
沢を渡ったのちに再びハシゴを登り返します
すごい根っこ
軽く熱中症気味になってきました
軽く熱中症気味になってきました
黒部湖と赤沢岳
天然シャワーで頭を洗って冷やします
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天然シャワーで頭を洗って冷やします
ロッジくろよんがすぐそこに見えますが…
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ロッジくろよんがすぐそこに見えますが…
その手前で深い入江に道が回り込んでいて…
その手前で深い入江に道が回り込んでいて…
なんと1時間ほどかかるんです
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なんと1時間ほどかかるんです
涼しい沢の上でひと休み(photo komemame)
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涼しい沢の上でひと休み(photo komemame)
黒部湖と赤沢岳
ハシゴで河原まで下ります
ハシゴで河原まで下ります
河原より針ノ木とスバリ
2
河原より針ノ木とスバリ
ロッジくろよんに到着
1
ロッジくろよんに到着
ロッジくろよんで甘い水を補給。生き返りました
3
ロッジくろよんで甘い水を補給。生き返りました
ダムの堰堤とレストハウスが見えてきました
ダムの堰堤とレストハウスが見えてきました
カンパ橋が見えて来ました
カンパ橋が見えて来ました
カンパ橋を渡ります
1
カンパ橋を渡ります
真ん中が針ノ木岳、左がスバリ岳
1
真ん中が針ノ木岳、左がスバリ岳
地下道は涼しい
誰もいない堰堤。この日は人が少なかった
誰もいない堰堤。この日は人が少なかった
観光放水を眺めます
1
観光放水を眺めます
黒部湖と奥に赤牛
2
黒部湖と奥に赤牛
黒部ダム駅に到着。お疲れ様でした!(photo komemame)
3
黒部ダム駅に到着。お疲れ様でした!(photo komemame)

感想

昨年、五色ヶ原から繋ごうと平乃小屋まで下ったまではよかったのですが、
午後からの大荒れ予報で断念した針ノ木谷古道。
やっぱり気になり、日帰りで行けないか検討した結果、
ピークをひとつも経由しないちょっと変則的な感じになりました。

ここのところの猛暑にヤラレて山への意欲も低下気味。
雪渓歩きと沢歩きがメインで暑さを凌げそうだし、渡し船が気持ち良さそう。
そして人が少なさそうなことでヤル気が出ました。

駐車場の空きスペースを探すのに手間取り出発が遅れ、
針ノ木谷の雪が思いのほか残っていて(涼しい風が吹いていて快適だったけど)
アプローチシューズでのツボ足(アイゼン持たず)が苦手なkomemameがペースダウン。
予定よりも遅れ気味で針ノ木峠に到着。

12:20の渡し船を逃してしまうと次は14:20。
トロリーバスの最終が17:20のため、12:20の船を逃すと、
平乃小屋からかなり急がないと間に合わない。
ということで、ここからは少しペースを上げて進むことに。

針ノ木峠から先で出会った方は2名のみ。
途中からは靴を履き替えて渡渉しながらの沢下り。
気持ちよくてムダにジャブジャブ。
足が冷えると体全体のオーバーヒートを防いでくれて高巻きも頑張れた。
渡し船の定刻30分前に平の渡場に到着。ひと安心。
休憩なしで歩いたためかドッと疲れが押し寄せ、
対岸の平乃小屋に渡ってからも動く気にならずしばし休憩。

13時前に重い腰を上げて黒部ダムへと向かいます。
平乃小屋から黒部ダムへの道のりは3度目だけど何度歩いてもツライんだよなぁ。
ルート全体が等高線には現れないアップダウンの連続で
体力的にシンドイというのもあるけど、大きいのは気持ち的な部分かも。
どうしても消化試合的な感じになってしまうので。
例えるなら雷鳥沢から室堂まで戻る道のりのような…。

それにしても夏の夕暮れの薬師の湯が気持ち良すぎて。
誰もいない露天風呂の微温いお湯に浸かりながら、セミの鳴き声にそよぐ風。
ツバメが追いかけっこしている空をボッーと眺めて。
住んだこともないのに感じる里山ノスタルジー。
その後は、テンホウで餃子。
通過直前で小仏渋滞は解消しスムーズに帰宅完了。
土曜日の山行は行きはツライけど、帰りは心に余裕があってよし。
 

今回は、一泊で行ったんじゃないかと
錯覚してしまうほどの疲れと空気感。
「針ノ木への登り」「沢あるき」「渡し船」「黒部ダムへの道」…
それぞれ変化に富んでいて、一日が長く感じました。
黒部ダムへの道は、いつもテント泊の最終日に歩いているので、
何度となくそんな気分になり、疲れを感じたのかもしれません。
日帰り装備で、身軽なはずなのに。

それにしても、沢は気持ちがいい!
最初は登山靴だったし、濡れたくなくて、飛び石使って渡っていましたが
靴を履き替え、一回水に入ってしまえば、冷たくて、涼しくて
ムダにじゃぶじゃぶ入ってしまいました。
濡れてもいいってわかると、渡渉も楽しい。
本格的なのはムリとしても、沢をやりたくなりました。
夏山のうちに、いちど行きたいなぁ。

充実の一日、おつかれさまでした。


おしまい。

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訪問者数:8054人

コメント

初めまして
前日に針ノ木谷を下った者です。
写真も豊富で懐かしく拝読しました。
暑い時の沢は気持ちいいですね。
私は替え靴を持って行ったのですが面倒で飛び石で済ませましたが、最後の南沢出合付近で靴が完全に水没してしまいました。
じゃぶじゃぶ水の中を歩いたら気持ちよかったかと多少残念です。
更なるご活躍を願っています
2018/8/8 7:45
Re: 初めまして
bumpkinさん

はじめまして。

前日同じルート歩かれていたんですね。
針ノ木雪渓と針ノ木谷古道は比較的涼しくて、
猛暑の隙を突いた良いルート選択だったなぁとニンマリしていたのですが、
その後の黒部湖畔歩きがお互いタイヘンでしたね〜。

ボクたちはクルマの日帰りだったので、お預けでしたが、
到着後のビール、さぞ美味しかったでしょうね。うらやましい。

コメントいただき、ありがとうございます!
 
2018/8/8 13:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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