小野健さんの話を聞きつつ栂海新道を歩く! 北又小屋〜朝日岳〜栂海山荘〜坂田峠
- GPS
- 22:54
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,674m
- 下り
- 2,748m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:51
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:21
天候 | 快晴〜 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
市振駅⇒泊駅 泊駅⇒北又小屋(タクシー) |
コース状況/ 危険箇所等 |
一部に痩せ尾根、鎖場はありますが、大きな危険個所はなし。 暑さ対策、水場の状況確認など保水計画をしっかり。 |
その他周辺情報 | 親不知交流センター まるたん坊 入浴料300円(火曜定休) |
写真
感想
栂海新道開祖の故小野健さんの遺志を継ぎ、登山道整備を続けている山岳会が3団体あるそうだ。私は、昨年北岳の登山道で30年ぶりに偶然すれ違った先輩のご縁で、「栂海山遊同人」のヤブ刈りに今年7月初めて参加させていただいた。
5kgの草刈り機を抱え、ザックに荷物を背負いながら、アップダウンのつづく栂海新道のヤブ刈りは、予想を超えたハードな作業だった。
初めて参加した今年は、雨で靴がぐちょぐちょになり足裏全面が水ぶくれ。そして噂通り急斜面の連続でバテバテになり、ほとんど戦力にならなかったのだが、先輩たちはサクサクと急斜面を登り、ガンガンやぶを刈っていく姿を見て、本物の山屋と縁をいただいたんだと感動した。
今回、その現場を知り尽くした先輩たちの案内で、栂海新道を縦走する企画に参加させていただいた。その内容が、超豪華! あのやぶ刈りをサクサクこなす実力者たちは、今回はとんでもない重量のザックを背負って、参加者10名分のケアを準備してくれてた。沢の水で食べる昼食そうめん、バテた頃に支給するための命の水「冷えたビール」や熱中症対策の特製行動食、2日目の自炊小屋泊では生野菜とハンバーグ、そしてわざわざ3時間以上背負って運び込んだ雪渓で冷やしたビール・・・・。
健脚者向けの厳しい栂海新道ではあるが、疲れにくいペース配分と縦走中のイベント続きで、初めての自分でも楽しみながら歩ききることができた。
今年は雨不足と猛暑で、例年とは違った状況だったようだが、奥深い山域の尾根道をひたすら歩く栂海新道を体験できたことは、素晴らしい思い出になった。
下山後に、故小野健さんの自宅を訪問し、お部屋の山道具や書籍を拝見したり、奥さんにご挨拶できたのもサプライズなイベントとなった。
現在、栂海新道を整備している各山岳会とも高齢化が進み、世代交代が課題となっている。自分はまだ入会したばかりで何も分からないが、今後もヤブ刈りに参加しつつ、他にもできることはないか模索していきたいと強く思った縦走だった。
ともかく・・・、自分らがヤブ刈りした道を歩くのは、気分が良かった!(笑)
※動画付きリポートは下記ブログを!
http://yamanoyeahman.hatenablog.com/entry/2018/08/07/233310
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