栂海新道を登る 親不知から朝日岳−北又小屋
- GPS
- 31:50
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 3,529m
- 下り
- 2,926m
コースタイム
- 山行
- 12:25
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 13:50
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:00
天候 | 晴薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下駒ヶ岳手前の西側が大きくガレ,犬ケ岳山頂は狭いヤセ尾根上にあり注意 |
写真
感想
昨秋蓮華温泉から朝日岳往復の際に吹上のコルから見えた湿原や池を見て興味がわいたが,奥に進むには栂海新道を通過する必要がある.下りは苦手なので栂海新道は親不知から登り有人の朝日小屋に宿泊,翌日北又に降りる予定とした.ただしいきなりは無謀なので一か月前の酷暑の海の日,坂田峠と栂海山荘を往復し水場の位置,アップダウンや疲労の程度,通過時間の確認をしてみた.往復どちらも4時間半を要し復路を朝日岳方向に向けると長栂山付近.ここから朝日小屋まで,また親不知から坂田峠までの区間を加えるとプラス3-4時間の計12-13時間.休憩と疲労でのペースダウンを考慮すると朝日小屋を午後3時までに到着するには朝1時出発が必要との結論に達した.暑さや風通しの悪さは想定内であったが白鳥小屋,栂海山荘どちらも晴天では陽光を遮るものがなく休憩不可.中で休ませてもらうか登山道で風の通る木陰を見つけて休むしかない.水場はシキ割が登山道脇で便利,黒岩平は雪渓からなので枯れることはないはず.黄連の水場も登山道から2分もかからないほど近く,この時は行水できたほど水量は豊富であった.(当日は寄らなかったがほぼ枯れてしまっていたらしい)
当日は久しぶりの降雨の後で坂田峠まで霧がかかっており湿度は高く早々と1ℓの飲料水は切れてしまった.ここから先は先月通った道なので暗闇の急坂も登ることができ間もなくシキ割に,ここで水を2.6ℓ満タンにしたがペースは落ちず白鳥小屋へ.このすぐ先も初見では谷底に下ったはるか先に下駒岳を見て呆然としてしまうところだが一度通過しているのでそのまま前に進めるのは大きい.但し栂海山荘は見えてから到達するまでが白鳥小屋より時間がかかる.
犬が岳頂上は予想に反してヤセ尾根上にあり強風や暗がりでは注意が必要.その先もしばらく同様で前だけを注視していたため北俣の水場を見過ごしてしまった.稜線上で日差しが強くなるがサワガニ岳より先からはアップダウンは減り黒岩山が近づいてくると景観の単調さはなくなってくる.黒岩山から先は遠方から見えるように湿原や池塘が段々に存在しこの間の坂を登る.この辺で幸か不幸かガスがかかってきて涼しくなり体力を消耗せずに済んだ.長栂山に1時15分に到着し先が見えた気分になったが最後の朝日小屋までの下りが予想外に難儀であった.
このコースはアップダウンが多く累積標高差が大きいのは事実であるが,コースタイムが長いのは明らかに水平移動距離も長いためで,時間短縮や疲労軽減を図るには荷物を減らす,登山靴を軽量なものにするか或いは危険でないところは走ってしまうかということになりそうである.
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する