生瀬水路道〜赤子谷左俣〜縦走路〜岩倉山〜宝塚
コースタイム
- 山行
- 2:52
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 3:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)東六甲縦走路を下山して徒歩で阪急「宝塚」駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
「赤子谷左俣」について → 赤子谷左俣の登りでは、堰堤や滝を巻くためのロープ場が多いが、足場を確保しながら慎重に進む。特に「赤子滝」の巻き道と、ゴルジュ直後の最初の滝(多段滝)の岩場の巻き道には最大限の注意を。 今年に入ってからの豪雨・台風の影響はあまりなかったが、以下に変化点をまとめてみた。 (1)「赤子滝」を高巻きする右側(=左岸側)の岩斜面一帯は崩れがやや進行しており、以前は滝のすぐ右の岩壁をロープ伝いで登ったが、今回はさらに右に位置する土砂の急斜面を少し登ってからロープをたぐり寄せて越えていく格好になる。危険度は特に変わらない。 (2)「ゴルジュ」は水量が多めだが一過性のものだろう。足場となる丸太は以前からだいぶ不安定になっているので頼り過ぎないように。 (3) ゴルジュ通過後の二つ目の分岐点(多段滝のさらに上流)を左折してすぐの滝は、左側(右岸)から越えるのだが、足場となりそうな丸太は崩れて使えないうえ、木にくくりつけてあったロープも完全に根元から切れてしまっていて何もない。段差のある岩を掴んで腕の力で身体を引っ張り上げる必要があるので、単独行なら要注意。二人以上なら助け合って越えていくのが良い。 (4) そこから先は谷筋を忠実に遡行していくが、上流ではけっこうな倒木箇所があってやや通り抜けづらかった。また岩や石が増えていた。 (5) 貴重な水場の手前のケルンがなくなっていたので、進路の目印がひとつ減ってしまった。(さらに上流の二番目のケルンはかなり前の段階でなくなっている) (6) 水場に至る迄の谷筋には、いつもは流れていないはずの水が小川のように流れていて、やはりここがちゃんとした谷筋であることを認識できた。 (7) 水場以降の、鉄塔下に通じる長い急登道は以前より踏み跡が明確になっていてので、逆に迷いづらい感じ。 岩倉山・塩尾寺を経て宝塚に至る「縦走路」について → 今の時点では特に荒れている箇所もなく、歩きやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
|
---|
感想
今回は、同行者が初めてとなるルートを歩いてみるというテーマで、「赤子谷左俣」を遡行することにした。私としてもなんと9ヶ月ぶりの再訪となった。
「赤子谷左俣」は、六甲山系随一の規模の壮大な「ゴルジュ」を歩けるということで非常に魅力的な谷だ。ゴルジュは何度訪れても感動的で、短時間で充実感を味わえる。訪れる時間によって谷にさす太陽光の加減が変わり、その表情も刻一刻と変化するので、晴れた日は楽しい。同行者もきっと満足したことと思う。
同行者は高所恐怖気味で高い位置にある狭い崖路が苦手(=実はかくいう私も全く同じなのだ!)なので、ゴルジュ直後の「多段滝」の岩壁のロープ場の高巻き道で少々怖い思いをしたようだが、本人が思う以上にしっかりと着実にクリアできていたので、良く頑張ったね〜と褒めてあげたい気分。むやみに怖がり過ぎず、油断せずに集中して慎重に進めばクリアできるんだ、ということだろう。年齢的にまだそれだけの集中力が維持できて、相応の体力も脚力もあるうちに、いろんなところを歩いておくのがいいのかなと思う。(いずれはしんどくなってくるんだろうから・・・)
「赤子谷左俣」を無事にクリアして鉄塔に辿り着いたら今回の山行のメインイベントは終了。体力よりも気疲れのほうがあるだろうから、鉄塔の展望地でくっきりと見える下界の景色を眺めた後は、少し東に歩いて「岩倉山」山頂の木陰でおにぎり休憩。
落ち着いたら宝塚へ下るのだが、塩尾寺を過ぎたあたりで脇道に入り、ほとんど誰も立ち寄らないであろう「水行場」へ行ってみることにした。
ほんの1〜2分で「水行場」に着くが、小屋から流れている水が冷たくて気持ち良い。そこからは東西にわりとはっきりした踏み跡が続いていたので、東のほうへ下れるかなと思って進んでみたら、すぐに踏み跡が消滅。行ける道はないかとあれこれ周囲を探索してみたが、どこも行き止まりの雰囲気で、行けそうなルートがなさそうだったので諦めて元の水場まで戻ってきた。残念。
寄り道&新ルート開拓を諦めた後は、普通に舗装道を宝塚の宝来橋交差点まで下って、いつものように「宝塚ナチュールスパ」の金宝泉・銀宝泉で汗を流してさっぱりして、抹茶ソフトクリームを頂いてから帰宅した。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する