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Yamareco

記録ID: 158344
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ハイキング
甲信越

武田の杜遊歩道(愛宕山こどもの国〜要害山〜小松山園地〜湯村山)

2011年12月25日(日) [日帰り]
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GPS
06:20
距離
22.4km
登り
1,164m
下り
1,292m

コースタイム

愛宕山こどもの国 09:20 (県立科学館バス停前)
丸山       09:55
樹木見本園    10:05-10:20
躑躅ヶ崎園地   10:25
要害山      11:50-12:00
天神山園地    12:35-12:40
古湯坊入口    12:45
一の森園地    13:20-13:25
小松山園地    14:20-14:25
鳥獣センター手前 14:40
湯村山      15:05-15:15
北中入口バス停  15:40
天候 曇りときどき晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
甲府駅 09:00-(山梨交通バス)-09:20 県立科学館バス停
(帰り)
北中入口バス停 15:42-(山梨交通バス)-15:51 甲府駅
コース状況/
危険箇所等
武田の杜遊歩道は、甲府市の北側に連なる山々の山腹を縫って、甲府市街地をぐるりと囲むようにして続いている22kmのトレイルです。
一部の資料で東側の起点とされる愛宕山こどもの国からスタートし、半時計周りに武田信玄の父信虎が築いた山城跡のある要害山を踏んでいき、湯村山の山麓にある西側の起点に下って、その全体を踏破してきました。

コースの状況としては、その一部の資料の記載とは異なって、愛宕山こどもの国と樹木見本園の間には遊歩道など存在せず、その区間は車道を歩くしかありませんでした。
しかし樹木見本園の先で遊歩道に入れば、あとは最後までずっと穏やかな傾斜の歩きやすい道が続いて、歩きにくい箇所も分かりにくい箇所もなく、終始快適に歩くことができます。

ただ、長いトレイルの中で、要害山と湯村山だけは頂上まで登り詰めますが、大半の区間は山腹を縫って等高線に沿うようにウネウネと歩いているだけなので、ピークハンターさんにとっては満足度の低いトレイルになろうかと思います。
武田の杜遊歩道の案内図。東側の起点は愛宕山こどもの国とされています。
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武田の杜遊歩道の案内図。東側の起点は愛宕山こどもの国とされています。
GPSの軌跡を地形図(少し縮小)に転記しました。測位精度が低そうな箇所もありますが、武田の杜遊歩道のルート図としてそこそこ正確だと思います。
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GPSの軌跡を地形図(少し縮小)に転記しました。測位精度が低そうな箇所もありますが、武田の杜遊歩道のルート図としてそこそこ正確だと思います。
スタートの県立科学館バス停。
2011年12月25日 09:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:18
スタートの県立科学館バス停。
山梨県立科学館。左上の天体観測ドームは遠くからも良く目立ち、行く先々でスタート地点を確認できる格好のランドマークとなりました。
2011年12月25日 09:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:15
山梨県立科学館。左上の天体観測ドームは遠くからも良く目立ち、行く先々でスタート地点を確認できる格好のランドマークとなりました。
県立科学館のすぐ隣が愛宕山こどもの国。振り返るとカラフルな遊具がたくさん。
2011年12月25日 09:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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12/25 9:21
県立科学館のすぐ隣が愛宕山こどもの国。振り返るとカラフルな遊具がたくさん。
歩き始めは、こどもの国園内の歩道を進みます。このあたりは砂利道でした。
2011年12月25日 09:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:23
歩き始めは、こどもの国園内の歩道を進みます。このあたりは砂利道でした。
展望が開けると、朝靄に煙る甲府市街の先に富士山。冬の朝らしい情景です。
2011年12月25日 09:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:26
展望が開けると、朝靄に煙る甲府市街の先に富士山。冬の朝らしい情景です。
こどもの国の園外に出ると、車道の歩道帯を進むしかなくなります。
2011年12月25日 09:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:34
こどもの国の園外に出ると、車道の歩道帯を進むしかなくなります。
車道の途中の「見晴らし平」からは、南アルプスがきれいに眺められました。
2011年12月25日 09:37撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:37
車道の途中の「見晴らし平」からは、南アルプスがきれいに眺められました。
「丸山遊歩道」を発見。事前には何の情報も得られていませんでした。
2011年12月25日 09:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:47
「丸山遊歩道」を発見。事前には何の情報も得られていませんでした。
ほんの1分ですぐに頂上です。意外にも立派な東屋がありました。
2011年12月25日 09:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 9:49
ほんの1分ですぐに頂上です。意外にも立派な東屋がありました。
樹木見本園の入口。
2011年12月25日 10:04撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:04
樹木見本園の入口。
樹木見本園の先の分岐。右の木段を下ってきて、左がいよいよ武田の杜遊歩道。
2011年12月25日 10:08撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:08
樹木見本園の先の分岐。右の木段を下ってきて、左がいよいよ武田の杜遊歩道。
すぐに落ち葉を踏みしめて歩く気持ちの良い道に。新緑や紅葉の頃が良さそうです。
2011年12月25日 10:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:14
すぐに落ち葉を踏みしめて歩く気持ちの良い道に。新緑や紅葉の頃が良さそうです。
何やら道の左手が騒がしいので見てみると、なんとワナにかかったイノシシが!
2011年12月25日 10:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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12/25 10:16
何やら道の左手が騒がしいので見てみると、なんとワナにかかったイノシシが!
躑躅ヶ崎園地(つつじが崎園地)は展望の良い場所でした。
2011年12月25日 10:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:20
躑躅ヶ崎園地(つつじが崎園地)は展望の良い場所でした。
まだ少し朝靄の残る甲府市街の先には、櫛形山(右半分)などが見えています。
2011年12月25日 10:25撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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12/25 10:25
まだ少し朝靄の残る甲府市街の先には、櫛形山(右半分)などが見えています。
鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳。「見晴らし平」にいた頃より、雲が増えてきたようです。
2011年12月25日 10:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:26
鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳。「見晴らし平」にいた頃より、雲が増えてきたようです。
躑躅ヶ崎園地の案内図では、遊歩道の起点は樹木見本園(または武田神社)でした。
2011年12月25日 10:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:20
躑躅ヶ崎園地の案内図では、遊歩道の起点は樹木見本園(または武田神社)でした。
躑躅ヶ崎園地を過ぎると、しばらくは緩やかな登りが続きます。ただし周囲は植林。
2011年12月25日 10:33撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:33
躑躅ヶ崎園地を過ぎると、しばらくは緩やかな登りが続きます。ただし周囲は植林。
ふと見た足元に、シモバシラの氷華が。この冬初めて見るシモバシラでした。
2011年12月25日 10:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 10:44
ふと見た足元に、シモバシラの氷華が。この冬初めて見るシモバシラでした。
一旦下って車道に降りた所が深草園地。この日唯一見掛けたトイレがあります。
2011年12月25日 11:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 11:11
一旦下って車道に降りた所が深草園地。この日唯一見掛けたトイレがあります。
すぐにまた山に取り付きますが、要害山への道は急登で始まりました。
2011年12月25日 11:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 11:15
すぐにまた山に取り付きますが、要害山への道は急登で始まりました。
頂上が近付いてくると、山城の史跡らしく、こんな解説板が数多く見られます。
2011年12月25日 11:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 11:34
頂上が近付いてくると、山城の史跡らしく、こんな解説板が数多く見られます。
主曲輪となっていた要害山の頂上には、平坦地が広がっていました。
2011年12月25日 11:48撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 11:48
主曲輪となっていた要害山の頂上には、平坦地が広がっていました。
山梨百名山の標柱(右)と、「武田信玄公誕生之地」の石碑(左)。
2011年12月25日 11:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 11:47
山梨百名山の標柱(右)と、「武田信玄公誕生之地」の石碑(左)。
再び車道まで下って、ここからまた山道へ。
2011年12月25日 12:19撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 12:19
再び車道まで下って、ここからまた山道へ。
天神山園地からの展望は、限られた方角のみが得られていました。
2011年12月25日 12:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 12:35
天神山園地からの展望は、限られた方角のみが得られていました。
この稜線の上に顔を出すはずの南アルプスは、すっかり雲に隠れてしまった模様。
2011年12月25日 12:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 12:32
この稜線の上に顔を出すはずの南アルプスは、すっかり雲に隠れてしまった模様。
またまた車道に降りて、積翠寺温泉「古湯坊 坐忘庵」の前を通って行きます。
2011年12月25日 12:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 12:44
またまた車道に降りて、積翠寺温泉「古湯坊 坐忘庵」の前を通って行きます。
古湯坊前の案内図では、遊歩道の起点が愛宕山こどもの国となっていました。
2011年12月25日 12:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 12:45
古湯坊前の案内図では、遊歩道の起点が愛宕山こどもの国となっていました。
一の森園地は老朽化したベンチがいくつかあるのみ。眺めもパッとしませんでした。
2011年12月25日 13:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 13:17
一の森園地は老朽化したベンチがいくつかあるのみ。眺めもパッとしませんでした。
次の休憩適地はこの北山園地。東屋はあるものの、ここも展望は今ひとつでした。
2011年12月25日 13:36撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 13:36
次の休憩適地はこの北山園地。東屋はあるものの、ここも展望は今ひとつでした。
たくさんのベンチがある小松山園地は、開放的で気持ちの良い場所でした。
2011年12月25日 14:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 14:15
たくさんのベンチがある小松山園地は、開放的で気持ちの良い場所でした。
小松山園地では広範囲の展望が楽しめます。松の木が少々邪魔ではありますが・・・
2011年12月25日 14:15撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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12/25 14:15
小松山園地では広範囲の展望が楽しめます。松の木が少々邪魔ではありますが・・・
鳥獣センター付近の車道は交通量が多くて、その割に歩道がありませんでした。
2011年12月25日 14:33撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 14:33
鳥獣センター付近の車道は交通量が多くて、その割に歩道がありませんでした。
鳥獣センター手前の分岐から湯村山への道へ。ここからがこの日最後の登りです。
2011年12月25日 14:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 14:38
鳥獣センター手前の分岐から湯村山への道へ。ここからがこの日最後の登りです。
湯村山は頂上部には何もなく、南側に僅かに下るとこの東屋が建っています。
2011年12月25日 15:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 15:06
湯村山は頂上部には何もなく、南側に僅かに下るとこの東屋が建っています。
その東屋からは、甲府市街の先にドーンと富士山、となる予定でしたが・・・
2011年12月25日 15:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 15:05
その東屋からは、甲府市街の先にドーンと富士山、となる予定でしたが・・・
烽火台の前まで戻って右折すると、あとは舗装された道路に変わります。
2011年12月25日 15:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 15:14
烽火台の前まで戻って右折すると、あとは舗装された道路に変わります。
九十九折りの道路で、遊歩道の西側の起点・緑ヶ丘スポーツ公園へ下ってきました。
2011年12月25日 15:26撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
12/25 15:26
九十九折りの道路で、遊歩道の西側の起点・緑ヶ丘スポーツ公園へ下ってきました。
少し歩いた所にある北中入口バス停で、甲府駅行きのバスを待ちました。
2011年12月25日 15:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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12/25 15:35
少し歩いた所にある北中入口バス停で、甲府駅行きのバスを待ちました。

感想

■ 前置き ■

武田の杜遊歩道は、甲府北部の低山へのアクセスに利用価値が結構あって、過去何度かこのエリアの山を登った時に、断片的には歩いたことがあります。
ところが、今ひとつ正確なルートが明らかにされていなくて、山行計画に盛り込みにくい面があるのが否めませんでした。
というのも、いくら探しても出てくるのは低縮尺の略図やイラスト程度のものばかりで、ある程度以上の縮尺の地図にルートをきちんと落とし込んだ物が見つけられないのです。
 (「山と高原地図」でも、要害山の山麓〜山頂間と、千代田湖〜湯村山間の僅かな区間を除いて、大半の区間では道の存在が完全に無視されています)
そこで、今回はルートの調査も兼ねて、愛宕山こどもの国から要害山・湯村山を経て緑ヶ丘スポーツ公園に至るまでの全区間を歩いてきました。

ところでこの遊歩道、正確なルートが明らかでないばかりか、東側の起点がどこになるのかすら、正確には掴めませんでした。
公式サイトに近いと思われる「武田の杜」の案内図(先頭の写真)では、愛宕山こどもの国が起点とされているのですが、それ以外にはこどもの国を起点とする情報が一切見当たらないのです。
それだけならば、単に情報が少ないだけと考えられなくもないのですが、こどもの国を起点として歩いた人の記録まで全く探せないとなると、どう見ても不自然です。
しかも、こどもの国の案内図を見ても、もしも園内から園外へ遊歩道が延びていれば無視できないはずなのに、何も触れられていません。
最初から、実はこの区間には遊歩道など存在しないのではないか、と疑っていたのですが、それを確認するためにも、今回のスタート地点を敢えて愛宕山こどもの国としています。

思っていた通り、愛宕山こどもの国には、武田の杜遊歩道の案内図等その存在を窺わせるものは何もなく、園内には普通の歩道が巡らされているだけです。
そして園外に出るともう車道を歩くしかなく、樹木見本園までの間に遊歩道が存在しないことを確認したのが、今日最初の収穫となりました。

車道を歩いている途中には、「見晴らし平」という地点で南アルプスがきれいに眺められたり、「丸山遊歩道」を寄り道して登った知られざる小ピークに、意外にも立派な東屋があって景色も良かったりしましたが、車道歩きの退屈さと釣り合うほどではありませんでした。
道理でこんな所を歩いた記録が見つからないわけです。

■ ここからが遊歩道自体の記録です ■

樹木見本園の先でようやく遊歩道らしい山道に入ると、落ち葉を踏みしめて歩く気持ちの良い道が続いていました。
そしてすぐに躑躅ヶ崎園地(つつじが崎園地)に着くと、そこは解放的で展望の良い場所です。甲府市街やその先に連なる南アルプスがきれいに眺められました。

躑躅ヶ崎園地の先は、しばらくは穏やかな道で少しずつ高度を上げて行きます。
山腹を縫う道にありがちな無駄なアップダウンが全くないので、一貫して緩やかな登りが続くよう、良く考えて付けられた道のようです。
体力的には楽に歩ける反面、道の周囲は植林のやや薄暗い森が多くなって、あまり楽しんで歩ける区間ではありませんでした。

積翠寺の集落が近付くと、道は下りに変わって深草園地で一旦車道に降ります。
そしてすぐ向かいの山に取り付きますが、要害山への道は急登で始まりました。あまりの傾斜に、地面はコンクリートで舗装され、さらに手すりが付けられています。
その急登を終えると一旦下り、積翠寺温泉側からの道を合わせてから、改めて頂上を目指します。
かつての山城らしく、数多くの遺構を見ながら登り着いた要害山の頂上は、元々主曲輪となっていた平坦地が広がっていました。

再び車道まで下って、次の山道区間も、一貫して緩やかな登りが続く歩きやすい道でした。この区間は天神遊歩道という別名もあるようです。
天神山園地からの展望は、限られた方角のみとなりましたが、一応は南アルプスが見られる模様(この時は雲の中でしたが)。

またまた車道に降りて、今度は積翠寺温泉「古湯坊 坐忘庵」の前を通ってから、登り返します。
するとこの先は、しばらく等高線に沿って山ひだを縫うような道になりました。
登ったと思えば下り、かと思えばまた登る、といった具合が長く続くようになりますが、「○△園地」と名付けられた地点を除けば展望はほとんどなく、道自体の雰囲気も特別なものではないので、ひたすら前を見て歩くのみとなって、人によっては退屈かもしれません。

そんな中でいくつかの園地を通過していきますが、一の森園地は老朽化したベンチがいくつかあるのみで、樹木に遮られて景色もパッとしませんでした。
次の休憩適地は北山園地で、そこも東屋はあるものの、展望は今ひとつでした。
その後は、「武田の杜」の案内図で「金子峠口」「中峠口」とされている地点を通りますが、どちらも単なる山道の分岐点というだけで何もないので、スルーしていきます。

小松山園地は遊歩道のメインルートからは少し外れて、ちょっとしたアップダウンのある寄り道となりましたが、そこは大きく開けた気持ちの良い場所で、広範囲の展望も楽しめました。
休憩用にたくさんのベンチが置かれているほか、歩いてきた遊歩道以外にも麓から登ってくる道が複数あるなど、良く親しまれている場所のようです。

その先で久々に車道に降りると、そこは2車線の県道で交通量が多く、歩道がないので車には要注意でした。
しかも、車道を歩く距離は短いのですが、その間にどこかで横断しなければなりません。ここは何かしらの安全対策が欲しいと感じました。

そして次の分岐点で、鳥獣センターへの道を見送って湯村山への道に入ります。
この日最後の登りは、しばらくは緩やかな坂が続いて、かなり疲労が溜まっている状況でも楽に歩けましたが、530m圏のピークに登り詰める手前になると急な木段が続いて、最後の試練となりました。

湯村山は530m圏のピークから下って行くとその先にあるという感じで、今回の方向に歩いていると、あまり頂上を極めたという印象にはなりません。
しかも最高点には何もなく、市街地に向き合う南側に少し下ったところに東屋が建っているだけ。
それでもこの東屋からは、甲府市街の先にドーンと富士山が大きく見られるのが魅力なのですが、この頃には富士山の上部はほとんどが雲に覆われて、下のほうに山裾が少し見られる程度という、ちょっと残念な眺めとなっていました。

湯村山は頂上直下まで舗装道路が通じていて、緑ヶ丘スポーツ公園へは九十九折りのその道路を下るだけです。
緑ヶ丘スポーツ公園からは、甲府駅まで歩ける距離にありますが、今回は近くの北中入口バス停へ向かって、甲府駅行きのバスを待ちます。

実は帰りは甲府駅16:10発のかいじ号に乗りたくて、朝からずっと早歩きに近いペースで歩いてきました。
ですので、一般的なペースで歩いた場合には、所要時間は今回の記録の何割増しかになるかと思います。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_10_12/mt2011_10_12.html#20111225

写真主体のブログ版 (ヤマレコと同じ写真しか使用していません)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-12-25

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