土沢三ノ沢 沢登り講習

2018年09月22日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.2km
• 登り: 509m
• 下り: 521m

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

神奈川県・山梨県境／三国峠
・県道脇に7台程度駐車可
・トイレなし
・登山届は近くにないので神奈川県警HPからオンライン提出
　（松田警察署管轄）

コース状況／危険箇所等

■土沢　三ノ沢
　　世附川の一大支流である土沢の上流部は三国峠上から発する一ノ沢、
　　東側に順に二ノ沢、三ノ沢、四ノ沢と続いている。
　　一ノ沢は上流部に7m滝があるのみで他は平凡であるが
　　三ノ沢はナメが発達し小滝のみで大きな滝もない沢初心者向きの渓だ。
　　二ノ沢ほかはナメもあるが倒木がありちょっと煩わしい。
　　詰めはガレが多いので適当なところで右岸尾根に上がり三国林道へ出る。
　　遡行グレード　1級

・アプローチは神奈川県と山梨県山中湖村の境である三国峠のスペースにする。
　ここは三国山への登山口でもある。縦置きで詰めれば7台程度は可。
　少し神奈川県側に戻りゲートのある三国林道へ入る。
　地形図をよく読み二ノ沢と三ノ沢の中間尾根を下って、明神峠から続く
　水ノ木林道に下りればすぐに三ノ沢橋（橋名は掲示されていない）。
　三ノ沢へは左岸側から容易に入渓できる。（三国峠から1.5〜2時間）

・堰堤を左から巻いて少し歩けばナメが断続的に続いて楽しめる。
　時々現れる2〜3m程度の小滝も脇を登れるし、高巻きも左右見た目で選択すれば
　それほど苦労もない。

・沢が北西に再び向き堰堤を右側から巻いていけば925m二俣で、両岸とも人工芝を
　敷いたような平らな段丘が作られている。
　これより上流はガレ場の渓相となり堰堤だけになってしまうので、この二俣から
　右岸尾根を詰める。西南西向きを弱点付いて登っていけば、左から反対側が植林
　となった尾根が合わさり1055mの斜度がほぼ平らとなって少しで三国林道へ
　戻れる。

※遡行図ほか詳細は『丹沢の谷200ルート』（2017年山と溪谷社刊）に掲載

■マウントファーム登山学校
　　http://mt-farm.info/

写真

9/22 8:57

三国峠で地形図情報の共有
リーダーに付いていくだけではだめなので、主体性を持って登山は行わなければならない。

9/22 9:15

県道を神奈川県側に少し戻る

9/22 9:16

三国林道ゲート

9/22 9:43

林道途中には伐採された木材

9/22 9:51

皆さん尾根の下降点を地形図を読みながら特定しました。
他人任せでなく全員が意見を出して参画する。

9/22 9:51

下降尾根は東電作業路になっている

9/22 9:52

9/22 9:52

9/22 9:55

地図は黙々と眺めて一人で納得しているだけではダメ。
パーティ全員に言葉に出して情報共有する。

9/22 9:58

下りま〜す

9/22 10:09

小尾根が左に分派しているが、果たして第一目標の尾根分派点なのか？
100％思い込んではいけない。疑念の余地も持つことが大事。
PDCAサイクル思考で検証し後で確定させよう。

9/22 10:40

地形図に表記されている送電線が尾根と交わる箇所には大抵鉄塔が立っているので現在位置がわかりやすい

9/22 10:40

9/22 10:57

太った尾根では植林帯と広葉樹のコンタクトラインが尾根であることが多い。植林は自然の地形で区切られていることが多いため。

9/22 11:08

地図を読み切り下部の水ノ木林道へ

9/22 11:09

尾根末端は切通しのため下りられないことが多い

9/22 11:10

三ノ沢橋着

9/22 11:29

入渓しまーす

9/22 11:30

最初の堰堤は右岸（左側）から

9/22 11:33

するとナメが出てきました

9/22 11:33

9/22 11:36

9/22 11:37

9/22 11:55

9/22 11:56

ちょっとだけゴルジュ

9/22 11:57

ゴルジュを右折すると小滝の連瀑

9/22 11:59

9/22 12:01

9/22 12:03

へつってから（このあとドボンして皆の笑いを誘ってくれました）

9/22 12:03

再度へつり

9/22 12:04

次々と皆さん登ってきます

9/22 12:05

9/22 12:05

9/22 12:10

いつも居座ってくれている大好きな玉子石

9/22 12:11

平水ならば2条V字状滝なんだろうけどね

9/22 12:13

左岸側をへつって越えます

9/22 12:13

わーいホトトギスだ

9/22 12:15

805m二俣
読図ナビゲーション中

9/22 12:35

9/22 12:36

805m二俣
右に入ります

9/22 12:49

9/22 12:50

ナメが続きます

9/22 12:50

左岸側の支流にはスラブ滝

9/22 12:51

右岸側の本流は幅広ナメ

9/22 12:55

お、滝だ

9/22 12:57

左側から登ってきます

9/22 12:57

9/22 12:58

9/22 12:58

9/22 12:59

高い堰堤登場
左側から巻いて

9/22 13:01

堰堤落ち口に出ます

9/22 13:07

9/22 13:10

910m辺りの堰堤は右側から

9/22 13:11

堰堤の上は人工チックな草地段丘

9/22 13:18

さてどうします？
皆さん右岸尾根へ詰めますとの総意

9/22 13:51

9/22 13:52

右岸尾根を詰めて三国林道へ
この尾根も東電作業路なのです

9/22 14:05

三国林道戻ります

9/22 14:06

岩場に咲くホトトギスも石垣を岩場に見立てて咲いている

9/22 14:07

ヤマトリカブト

9/22 14:39

9/22 14:39

9/22 14:39

9/22 14:41

可憐だねぇ

9/22 14:47

9/22 14:47

9/22 14:48

県道へカムバック

9/22 14:48

おつかれさまでしたー

撮影機器：

FinePix XP90 富士フイルム

感想

kamog

神奈川県と山梨県の国境／三国峠からナメがよく発達した初心者向けの土沢三ノ沢へ講習。
前線が近くにいる際は、いつもこの峠から神奈川県側はガスが溜まる。でも視界不良の方が地図読みは面白い。
今日は初めて沢に入るという人も。
「やばい」「まじ楽しい」らしい。
沢登り初めての人にはそれが何よりだと思う。
リスクを多分に含んだアクティビティだけど、それは次に知ればいい。
（知らなければならない、けどね）