氷瀑R2 石空川北精進ヶ滝上流北沢
- GPS
- 16:39
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,295m
- 下り
- 2,296m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
御座石鉱泉の駐車場を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
精進ヶ滝林道はうっすら雪が積もっているところはあるが概ね路面は見えていた どこもかしこも危険個所です 御座石鉱泉のところにトイレあり(冬季でも使えました) GPSのログは暴れているところもあるので参考程度に観てください |
写真
感想
本人史上最長の日帰り行程。。。
昨年10月にアタックした北沢大滝(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-138321.html)
今回は滝仲間のすうじいさんが北沢大滝(行者滝)の冬季アタック計画をしていましたので参加しました
当初12月に偵察に行く予定でしたが、事情があり中止
1月本番はぶっつけでアタックすることになった
前日の秩父の氷瀑巡り(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-161244.html)を終えて帰宅せず雁坂トンネルを抜け集合場所の中央道境川PAで就寝
8日1時に集合し韮崎ICへ向かう。途中コンビニで食糧を調達
小武川林道〜御座石林道を通り御座石鉱泉の駐車場には3時前に到着
準備を済まし3時過ぎに出発
この日は満月だったので舗装されたところはヘッデンなくても歩くことが出来た
心配していた積雪はほとんどなく路面凍結もそれほどでもなかった
4:00 北精進ヶ滝林道分岐に到着
ここからは崩落個所もあるので要注意
4:45 地蔵大橋到着。月明かりに浮かぶ八ヶ岳のシルエットがカッコイイ。夜景もなかなかのものです。。。っが、のんびり撮影する余裕はありません
5:02 梯子到着。ここで休憩。装備をチェックしアイゼン装着
まだ日の出には時間があるが少しでも先に進まないと厳しいので真っ暗の中目印を探しながら登る。やがて東の空が明るくなってきた
途中でアイゼンをひっかけつんのめる。。。左ひざを思いっきり岩にぶつけてしまう。。。これが痛いのなんの!激痛が脳天まで突き抜けゲロ吐きそうになった。。。この痛みが後々まで尾を引く。。。
7:00前 下降地点到着。明るくなってきたので降下するのも安心。朝焼けに染まる八ヶ岳がカッコイイねぇ。。。
前回は目印もなくなんとなく行けそうなところをガンガン降下して沢床に下りましたが、前回のように下りてしまうと2俣までいくつか滝を越えなくてはならない。無雪期ならともかく凍結しているであろうS字滝を越えるのは容易ではないのですうじいさんが秋に通ったルートで2俣まで向かう。
8:20 2俣に到着。南沢F1が見事に結氷していた。北沢のF1は姿を見ていないが、ここも凄いことになっているのだろうなぁ。。。北沢のF1は10月の時のルートではなくちょっと高巻き。1か所いやらしいところがあるのでザイルを残置して通り抜ける
9:40くらい F2三段滝到着。凍っていなければ滝左側をヒョイヒョイ登れるのだが、とてもじゃないが登れる状況じゃない。。。左岸ルンゼを登り水平トラバースをするのだが、思った以上に手間かかった。ここで電話が・・・今朝叔父が亡くなったとの知らせが来た。。。
1時間くらい架かってしまいここからペースアップ。F3(堰堤滝)も登れないので左岸巻。
11:50くらい 前衛滝が見えてきた。前衛滝上の左岸岩壁から巨大な氷柱が垂れ下がっている!こりゃスゲー!
左岸から前衛滝を巻く予定でしたが、とてもじゃないが凍結していてそんなルートは取れない。。。手前から右岸巻きで北沢大滝まで進む
大滝の姿が見えてきた
素晴らしい!!そして、素晴らしい!!(このフレーズわかる人はタイバニ通w)とにかくスゲー!としか言いようがない
到着予定時間は大幅に遅れてしまったが何とか大滝に到着!
間近で見るとその姿に圧倒される
こんな素晴らしい空間を堪能できるなんてオレはなんて幸せモノなんだろうwww
時間が無いので急いで撮影し食事を摂る。。。ポットのお湯は温くなってしまったがそれでも体が温まる。。。夜明けに食べるつもりだったおにぎりがカチンコチンに凍ってしまっていた。ポカリスウェットもシャーベット状態。。。こんなのでも水分摂取しとかないと・・・腹が下りそう。。。(-_-;)
12:40くらい 急いで撤収。来た道を戻る。すうじいさんが途中で落としたストック1本無事回収w
14:00前にF2上に到着。ここは40mザイルを2本つないで懸垂降下。順番待ちしている間に指先が冷たくなってきた。。。
15:00すぎ 2俣出合に到着。休憩をしながら装備チェック。
立木にザイルらしきものが引っかかっているのでみてみた・・・ザイルとガチャモノ装備されたハーネスが引っかかっていた。。。こんなのあったかな?っとWATAさんに訊いたら、あの時もテントらしきものと一緒に引っかかっていた・・・ああ!思い出した!あの時のヤツかぁ・・・この持ち主はどうなっちゃったのだろう?流されちゃったのかなぁ?
15:20くらい アイゼンを外し下りの時に設置したアブミを使って登り返す。。。アブミって使った事無いのでコレが意外と難しい。。。半ば強引に登る。再びアイゼン装着。アイゼンがあるとどこでも登って行けそうだwww
16:50くらい 下降地点到着。八ヶ岳が夕日に染まってきていた。。。まだ明るいうちにトラバースを終えたい。。。薄暗くなってしまったが一番きびしい部分は突破できた。林道までは暗くなってしまったのでGPSのログを頼りに下って行く
17:40くらい 梯子を下り林道に到着。ここでアイゼン等の装備解除。ポットのお湯もすっかり冷めてしまい微かなぬくもりで体を温める。ポカリは相変わらずシャーベット。。。
18:45くらい 林道分岐に到着。行きしにピッケルをゲートに引っかけた際キャップを落としたので回収。満月(今夜が満月だったのかな?)に照らされた林道をやや下り気味に歩く
19:35 御座石鉱泉P到着!無事帰ってくることが出来ました。。。約16時間半・・・今までの最長日帰り行程は東沢〜甲武信ヶ岳〜徳ちゃん新道降下の14時間半でしたが記録更新しました(汗)
片づけしている最中に犬を連れて散歩しているおばさんが話しかけてきた。
「今朝出掛けた人たち?どこ行ってきたの?」っと訊かれる
御座石鉱泉の女将さんのようだ。。。北精進ヶ滝の上流へ行ってましたっと言うと
「凍っていたでしょ?あそこは・・・」っといろいろと言ってくる
おかみさんは幼いころからここで育ち、昔は北沢南沢に行ったことあるそうだ(今でも行っているのか?)
印象に残ったのは「観音岳も北精進ヶ滝も私の宝物だわ」っと。。。なんか羨ましいなぁっと思ったw
何度も何度も「また来てね〜」っと言って去って行った
すっかり体が冷えてしまったので何とか温泉に浸かりたい!
この辺の温泉施設は何時までやっているのかわからんが、ちょっと離れた(ちょっとどころじゃないか)道の駅「蔦木宿」なら22時まで営業しているので2人に断り先に帰らせていただく。。。なんとか入浴。閉館時間までどっぷり浸かりました
帰りの道中は力尽き、帰宅したのは翌日の明け方でした(汗)
すうじいさんの技術力に助けて頂きましたのでなんとかなりましたが、これが前回の2人での行動だったらこうはいかなかっただろうなぁ。。。w
すうじいさん、WATAさん ありがとうございました
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