熊本空港から肥前鹿島へ

2018年10月16日(火) 〜 2018年10月20日(土)

• GPS: 39:48
• 距離: 140km
• 登り: 217m
• 下り: 404m

コースタイム

1日目　10：08 熊本空港-12：34 光の森駅-15：21 四方寄
2日目　5：18 四方寄-7：16 田原坂公園-10：42 玉名駅-13：46 長洲港-15：56 荒尾駅
3日目　4：34 荒尾駅-6：55 みやま市境-9：07 塩塚駅近傍-13：07 新田大橋-16：48 大隈重信旧宅-18：00 佐賀駅
4日目　5：21 佐賀駅-8：03 久保田橋(嘉瀬川)-10：37 住ノ江橋(六角川)
5日目　7：01 肥前鹿島駅-8：57 只江川-10：51 住ノ江橋(六角川)-12：16 肥前山口駅

写真

10/16 10:19

飛行場に徒歩でアプローチしたり、歩き始めることはあるが、滑走路の下を歩くのは八丈島空港以来かも。
ここは少し長い。

10/16 11:15

鼻ぐり井手公園。子供たちに人気があるようで、園児が多数来援していました。”井手”は用水路のことですが、”鼻ぐり”とは？
”牛の鼻輪を通す穴”のようです。ここで水流が強まり、土砂が堆積しにくくなるようです。
迫力があり見応えがありますが、橋の上からの見学だけでした。時間があればゆっくり堪能したいところです。
加藤清正公による農業遺産です。

10/16 11:16

豊かな水。

10/16 11:26

整地された大地。人が黙々と働いています。

10/16 11:38

何かわかりませんが、ニンジンでしょうか？

10/16 12:02

寺院の入口に多い整列した六地蔵と違い、塔になっていて、六面に地蔵が彫られています。

10/16 14:27

熊本の土産と言えば、私は陣太鼓です。
合志市須屋の直営店です。

10/16 15:06

御馬下の角小屋。島津、細川家が参勤交代で休憩された庄屋の堀内家です。

10/16 15:07

阿蘇宮神社。東日本における浅間神社のような存在です。

10/16 15:12

御馬下の角小屋に入館しました。

10/16 15:15

乗っている人より駕籠を担ぐ人に関心があります。
何人で担いだのでしょうか？

10/16 15:16

実際の庄屋さんの竈はもっと立派だったと思います。

10/17 5:24

昨夜のうちに調達した朝食をホテルで食べて出ましたが、近くに”おべんとうのヒライ”がありました。
私はこの店が大好きです。

10/17 6:28

田原坂の案内がでました。でも4Kmもあります。

10/17 7:01

官軍墓地や薩軍墓地の案内が出てきます。

10/17 7:23

田原坂公園にある松下家の土蔵です。
西南戦争で無数の銃弾を受けています。

10/17 7:25

周辺には日赤発祥の地が数か所あります。
日赤と皇族の関りが少し判るような気がします。

10/17 7:27

この界隈で日本最後の内戦が行われたのです。

10/17 7:28

戦没者の慰霊碑です。

10/17 7:28

官軍は全国から召集あるいは志願されています。
幕府に仕官していた人たちは薩摩憎しで志願したかもしれません。

10/17 7:29

薩軍は殆どが薩摩、あるいは九州の人々です。

10/17 7:33

田原坂崇烈碑です。官軍の立場から勝利の意義が記されているようです。

10/17 7:35

部落の中に両軍が陣を張り、戦ったことが判ります。
官軍が発射した弾丸は一日平均32万発です。日露戦争当時で一日平均30万発です。

10/17 7:59

越すに越されぬ田原坂ですが、三の坂、二の坂、一の坂と私は下って行きます。

10/17 8:09

一の坂まで下りました。

10/17 8:29

官軍病院跡

10/17 8:41

ここも日赤発祥の地です。

10/17 9:16

玉名市は来年の大河ドラマの主人公『金栗四三』の故郷です。

10/17 10:14

上手く撮影できていませんが、高瀬眼鏡橋の下部です。

10/17 10:15

周辺は素晴らしい散歩道です。

10/17 10:18

高瀬七天神の一つ、造町天神です。

10/17 10:25

繁根木八幡宮。当地の地頭が石清水八幡宮から勧請したもので、領家は福岡の筥崎八幡宮です。

10/17 10:41

大梵鐘「飛龍」の実物大レプリカです。本物の鐘の音は海を隔てた島原の人たちの目覚ましになっているそうです。

10/17 11:25

立派な屋敷です。

10/17 11:25

地方の名士でしょうか？

10/17 12:23

写真では納まりきれないですが、多数の白鷺がいました。

10/17 13:57

少し高さの低い鳥居です。笠木まで簡単に手が届きます。

10/17 14:20

手入れの行き届いた和風の素晴らしい民家です。

10/18 4:35

昨夜、泊ったAZホテルです。一昨日もそうでしたが、九州では良く利用します。徹底した標準化で、建物は大型、小型の2種類しかありません。大型の店舗数は少ないようですが、これは大型です。全て大和ハウスが建築しているようです。建物自体が広告塔になっています。
因みに降網レスのジョイフルも同族です。

10/18 7:19

朝日を浴びた畑が美しい。遠く見えるあの橋を渡るのだろうか？

10/18 8:09

目立っていた橋は矢部川を渡る有明沿岸道路の物でした。一般道は浦島橋を渡ります。

10/18 8:24

少しみすぼらしいですが、昭和を感じる柳川の街並みです。

10/18 8:36

当地の庄屋が天草の石工に作らせた大地蔵です。
熱心にをお経を唱える老婆がいました。

10/18 8:55

塩塚領と鷹尾領の境に垣があって、領地を分けていたので「間垣橋」と言われるそうです。

10/18 9:13

一里石があります。
柳川まで、あと4Kmです。

10/18 11:18

三柱神社の神橋です。

10/18 11:19

柳川の川下りです。

10/18 11:22

両岸の建物は変わっていますが、北原白秋も同じ景色を見て育ったと思います。

10/18 11:23

柳川藩の関連する碑が各種あります。

10/18 13:07

筑後川の新田大橋からです。

10/18 15:24

自転車専用道路です。

10/18 15:50

廃線になった佐賀線の南佐賀駅です。
先ほどの自転車専用道路は、佐賀線の軌道だったものでしょう。

10/18 16:46

大窪重信記念館。一部展示替えのため、入場無料でしたが、入館は4：30まででした。

10/18 16:47

大隈重信公の生誕地

10/18 17:03

佐賀場内を通過して佐賀駅前に向かいます。

10/18 17:13

『肥前さが幕末維新博覧会』と長い名称のイベントが開かれていますが、この時間のためでしょうか、何もそれらしいものはありませんでした。

10/19 5:44

夜明け前に護国神社を通過します。

10/19 6:08

これは難読地名です。
「道祖」を”さやの”と読んでいます。

10/19 6:18

明神鳥居の中に”肥前鳥居”と言う括りがあるようです。
柱が下に行くほど太くなるので、重厚感があります。

10/19 6:24

佐賀に多い恵比寿さんですが、場所柄、災難にあっていると思われて、防護されています。

10/19 7:48

江藤新平所縁の地。
明日、R444が悲劇に呼びます。

10/19 7:49

有明の幸を得られたのでしょうか。

10/19 7:51

この近くは「本庄江」「八田江」など中国風に”川”を”江”で表しているのが目立ちます。

10/19 8:51

瓦屋が生業かと思わせる屋敷です。
今朝から腰が痛み始め、思うように歩けない。腰がくの字に曲がっているのがわかる。10：35、六角川の傍で歩行を断念。今後の作戦を練り、歩き始めたところ、啐啄同時、「大丈夫ですか？」「送りましょうか？」の優しい声がかかりました。事情を話したところ、「郵便局で荷物を送り、最寄り駅まで歩く」予定が、ホテルまで送ってもらいました。何度もお礼を述べましたが、「困った人を助けることが出来たことに、感謝しています」と言われた。50歳前後と思われるご婦人でした。
こんな出会いも徒歩旅の喜びです。

10/19 14:21

11時頃ホテルに着いても、チェックインができない。荷物を預けて少し離れたジョイフルで昼食を摂り、時間を過ごした。荷物がなければ歩行はかなり楽でした。
地元の祐徳薬品工業の”パスタイムZX”を九州を代表するドラッグストア”コスモス”で購入し、祐徳温泉に浸かり、翌朝には相当回復しました。
荷物を最低限にして、下着の替えも1着にして、他は宅急便で返送しました。様子見をしながら、旅行は続行です。

10/20 6:33

今日は予定していたコースを断念して、昨日、車で救援してもらった地点まで歩き、最寄り駅から電車で佐世保にに向かいます。従ってホテルでゆっくり日の出を拝みます。

10/20 8:20

恵比寿さんにも感謝。

10/20 9:10

佐賀牛用のロールと思いますが、牛には出会いません。

10/20 9:32

この地区には”搦”の付く地名が多いです。

10/20 9:47

蓮根畑です。

10/20 10:04

地名は「福富」ですが、R444の44.4キロポイントです。

10/20 10:09

広い蓮根畑です。

10/20 10:47

六角橋の住ノ江橋からです。

10/20 10:50

昨日は、路側帯の少し広がった地点で親切な御婦人から声を掛けられ、助けられました。
鹿島からここまで歩いたので、赤線は無事に繋がりました。

10/20 10:50

肥前山口駅を目指して計画外コースです。
住ノ江橋を戻ります。

10/20 10:55

有明海で生計を立てている人が多数です。
左奥に六角川河口堰が見えます。

10/20 11:05

道を尋ねたら、『あの橋を渡ります』と明快な回答でした。

10/20 11:20

『あの橋』は『新渡大橋』でした。

10/20 12:11

肥前山口駅。徒歩旅はここまでです。
佐世保まで電車で移動します。

10/20 13:43

佐世保駅です。
今夜の宿まで市内をブラブラします。

10/20 13:44

五と列島への旅では、お世話になったフェリーターミナルです。

10/20 13:50

19-21日は”YOSAKOIさせぼ祭り”で、今日は中日です。

10/20 14:07

昼食は佐世保バーガーにしました。

10/20 14:15

アメリカ海軍では佐世保バーガーは有名なのでしょう。
アメリカ全土から、この店に来店しています。

撮影機器：

サイバーショット DSC-W810 SONY

感想

ア?ドッポ

今回の旅は熊本空港から玉東、玉名を経て、有明沿岸沿いに諫早市の湯江駅までの5日間の予定でした。4日目に腰痛のため小城市(住ノ江橋)で歩行断念し、救援の声を掛けてくれた50代位のご婦人の車で鹿島の宿まで送ってもらうことになった。本当に優しい方に出会えて助かりました。連絡先を聞くのは、却って失礼で怪しまれると思い出来ませんでした。何度も何度もお礼を言いましたが、『困っている方のお役に立てたことに感謝しています』と言われ、本当に感激です。先方から握手を求められたので、しっかりと握りしめて別れました。
旅としては、何といっても「田原坂」です。幼馴染で兄弟のように信頼しあっていた西郷と大久保が、戦争までしなければいけなくなった定めに想いを馳せます。誰でも知っている西郷と、あまり知られていない大久保ですが、その功績に甲乙は付けられません。西郷の死の翌年に大久保も暗殺されます。天国では二人で仲良くやっていると思います。
田原坂の激しい攻防や両者の死があってこそ、明治時代の礎が出来たと思います。日本赤十字社もこの戦いがきっかけで誕生したようです。

コメント

うみさま

こんにちは
肥前鹿島駅の文字に おおっ！と思い 食いつきました
我が父の故郷なもので

で、揚げ足取りですが、79番画像は見慣れた肥前鹿島駅ではないので、肥前山口駅ではないですか？

小城には従姉夫婦が住んでますし、見慣れた地名が多く楽しめました

ア?ドッポ

Re: こんにちは
umisamaへ
ご指摘ありがとうございます。肥前山口駅の間違いです。
体調不良で祐徳稲荷にも行けなかったし、海沿いの市町村で太良町もパスしたので、肥前鹿島はいづれ再挑戦のつもりです。来年かも？

itoo

Re: こんにちは
さすが,umi兄貴

うみさま

66番画像は
鹿島駅前のスカイタワーホテルからの風景では？
私のこれと同じかなと
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=1366230&pid=0ace5e9a3479bc216817b7700b0d18c1

ア?ドッポ

Re: 66番画像は
そうです。スカイタワーホテルからです。
祐徳温泉の宝の湯と系列なので温泉も送迎付きで楽しめました。
再訪時も、ここに泊まってから出発になると思います。
救援してくれたご婦人に近くの郵便局へとお願いしたら、ホテルのすぐ近くにありますと言って、ホテルまで送ってくれました。