大天井岳〜横通岳(中房温泉〜大天荘泊〜一ノ沢)

2018年11月02日(金) 〜 2018年11月03日(土)

• GPS: 30:30
• 距離: 19.1km
• 登り: 1,934m
• 下り: 2,073m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 1:48
• 合計: 8:12

7:45 中房温泉登山口
8:16 8:16 第１ベンチ
8:39 8:48 第２ベンチ
9:43 9:43 富士見ベンチ
10:09 10:35 合戦小屋
11:38 12:24 燕山荘
12:48 12:48 蛙岩
13:12 13:12 大下りの頭
14:41 14:41 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
15:16 15:33 大天荘
15:41 15:51 大天井岳
15:57 大天荘

2日目

• 山行: 5:07
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:07

7:16 大天荘
8:04 8:04 東天井岳
9:09 9:09 横通岳
9:46 9:46 常念小屋
10:17 10:17 最終水場
11:37 11:37 王滝ベンチ
12:12 12:12 山ノ神
12:23 12:23 一ノ沢登山口
12:23 ゴール地点

ヤマプラCT14時間30分/18.1km

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

■JR大糸線穂高駅から穂高無料駐車場1分(バス停留所)
(往路)
　06：33穂高駐車場始発バス
　07：35中房温泉着
　※中房温泉定期バス中房温泉行
　http://www.nan-an.co.jp/modules/tozan/hotakaparking/
(復路計画)
□一ノ沢登山口〜穂高駅徒歩3時間30分(googlemap)
(復路実際)
　12：30一ノ沢登山口徒歩開始
　13：50頃ホテルアンビエント安曇野入口徒歩終了(1時間20分)
　13：50頃乗車
　14：05頃穂高駐車場下車(15分)

コース状況／危険箇所等

■中房温泉〜燕山荘は合戦小屋手前から氷化した積雪の凍結有り。6本爪アイゼン使用。燕山荘〜大天荘は大天井岳直下に凍結有り6本爪使用。大天荘〜常念小屋は凍結無し。一ノ沢は長い区間で薄らの積雪、凍結有り。12本爪アイゼン・ピッケルは持参したものの不使用。
■中房温泉〜燕山荘登山者多数。燕山荘〜大天荘1名。大天荘〜常念小屋7〜8名、雷鳥猿7〜8頭。一ノ沢多数。

写真

11/2 6:32

JR穂高駅近くの穂高駐車場から始発バスで中房(なかぶさ)温泉へ

11/2 6:46

バス車中から有明山、中房温泉は山の裏手

11/2 7:36

【1日目】中房温泉の燕岳登山口、公衆トイレで用を足して7：45スタートhttp://www.nakabusa.com/

11/2 8:42

【1日目】8：40車中でバナナ、プリン、ヨーグルト、ここでマルチビタミンとバナナ追加

11/2 10:09

【1日目】10：10合戦(かっせん)小屋から軽アイゼン装着、まんじゅう追加投入http://www.enzanso.co.jp/gassengoya/

11/2 10:44

槍の穂先が見えて嬉しい

11/2 10:53

燕山荘が見えて来た

11/2 11:08

左上に白い大天井岳と本日の宿も見えるが遠そう

11/2 11:24

最後の登り

11/2 11:38

11：40燕山荘(えんざんそう)http://www.enzanso.co.jp/gassengoya/

11/2 11:40

燕岳は眺めるだけ

11/2 11:40

右後ろに鹿島槍ヶ岳→

11/2 11:40

→

11/2 11:41

有明山→

11/2 11:41

奥に八ヶ岳→

11/2 11:41

富士山→

11/2 11:41

槍ヶ岳

11/2 11:42

笠ヶ岳→

11/2 11:42

裏銀座の山々→

11/2 11:42

→

11/2 11:42

→

11/2 11:42

→

11/2 11:42

→

11/2 11:49

燕山荘の骨付チキンカレーが美味

11/2 12:14

12：15次は1日目の目的地大天井岳へ

11/2 12:27

気持ちいいなだらかな稜線

11/2 12:48

蛙岩(げえろいわ)

11/2 12:50

静かな稜線独り占め！、じゃなくても結構なので誰かいてほしい

11/2 13:00

13：00

11/2 13:12

13：10

11/2 13:12

大天井岳は雪が載って白い

11/2 13:22

燕山荘からは一人っ子一人会わず、足跡は本日数名分のみで寂しい

11/2 13:31

13：30燕山荘でホバリングしているヘリの音が良く響く

11/2 14:13

大天井岳への登りが厳しそう、この前にやっと1名と遭遇

11/2 14:33

鞍部への下り階段

11/2 14:34

鞍部からの登り階段

11/2 14:41

14：40槍ヶ岳への分岐

11/2 14:52

山荘まで400mくらいで辿ってきた稜線を振り返って

11/2 15:11

振り返って、一見なんてことはないけれど高度感あり

11/2 15:13

傾斜のトラバースで時々凍結があり緊張、山荘の人が長靴でスタスタ下るので驚く

11/2 15:15

15：15登り切って、後光射す大天荘(だいてんそう)着

11/2 15:47

15：45受付済ませてすこぶる見晴らしのいい大天井岳(おてんしょうだけ)2922m頂上

11/2 15:44

S字型のてっぺんが燕山荘

11/2 15:45

槍穂高の稜線

11/2 15:46

立山

11/2 15:46

後立山

11/2 15:51

寒いので一旦山荘に戻ります

11/2 16:38

16：40夕日待ち

11/2 16:39

16：40

11/2 16:41

16：40

11/2 16:49

落日

11/2 16:49

11/2 16:50

11/2 16:51

11/2 16:54

涸沢

11/2 16:57

陽が沈むとすぐに雲が這い出してきて

11/2 16:57

あっという間に全体がガスに覆われました

11/2 17:29

品数豊富な豪華晩御飯、魚を選択してローストビーフや(たぶん)山形の芋煮汁も嬉しい

11/3 6:08

【2日目】日の出

11/3 6:10

【2日目】6：10

11/3 6:16

【2日目】

11/3 6:17

山荘と頂上http://www.enzanso.co.jp/daitenso/index.html

11/3 6:18

本日はずっと雲の中

11/3 6:18

一瞬頂上が現れ

11/3 6:21

慌てて撮ります

11/3 6:22

6：20

11/3 6:23

燕岳への稜線

11/3 6:24

後立山

11/3 6:24

11/3 6:25

油断しているとすぐ隠れてしまいます

11/3 6:26

立山

11/3 6:27

最後にはっきり見えたので安心して朝食へ

11/3 6:35

朝も美味しく頂きました

11/3 7:16

7：16今日も快晴で気持ち良くスタート、事前にユンケル投入

11/3 7:35

7：35振り返って、やはり稜線上は冷たい風が吹きます

11/3 7:36

時々雲から槍の頭

11/3 7:41

東天井岳への登り

11/3 8:04

8：05標識ないけれどたぶん東天井岳(ひがしてんしょだけ)2814m

11/3 8:07

振り返って

11/3 8:23

横通岳

11/3 8:45

横通岳手前の鞍部で鳴き声がすると思ったら猿の群れ

11/3 8:46

こちらに気付いて逃げて行きます

11/3 8:47

7〜8匹いました、まさか雷鳥を狙っているのでは

11/3 8:47

猿がいたのはちょうど真ん中あたりの崖の上

11/3 9:07

本日最後の登りで標識ないけれどたぶん横通岳(よことおしだけ)2767m

11/3 9:07

振り返って、大天井岳も遠くに

11/3 9:07

燕山荘はたぶん少し右のピークあたりか

11/3 9:10

ほんの一瞬だけ

11/3 9:14

9：15

11/3 9:20

常念小屋を上から目線でhttp://www.mt-jonen.com/

11/3 9:27

常念岳は大きくて登る気になりません

11/3 9:44

見納め

11/3 9:46

常念乗越から一ノ沢への下り

11/3 10:02

雪の付き具合

11/3 10:28

胸突き八丁下りは右下の沢まで見えてちょっと怖かった

11/3 10:50

時々アイスバーンがあるので気が抜けません

11/3 12:12

山の神に無事下山のお礼

11/3 12:23

12：25登山口着

11/3 12:24

穂高駅まで5100円、うーん悩むところ

11/3 12:28

駅まで3時間超歩いてみるか、時給換算1500円くらいならいいバイト料か

11/3 12:37

11/3 13:03

景色眺めながら

11/3 13:06

写真撮って

11/3 13:20

途中山小屋で一緒だった京都の方の車が運よく停車

11/3 13:39

穂高駅近くまで乗せて頂きました

11/3 14:03

無事駐車場着！、ありがとうございました

11/3 14:03

駐車場にバス停http://www.nan-an.co.jp/modules/tozan/hotakaparking/

11/3 15:25

中房温泉へ行く途中の山のたこ平の日帰り温泉は弱アルカリの単純温泉500円https://yamanotakohei.com/spa/

11/3 15:41

その先の有明山神社横のくるまやでそば二人前、宇多田さんのサインもありました

11/3 16:01

くるまやの屋根の上でお目当ての銀杏の木の前に猿、お願いだから雷鳥は食べないでね

撮影機器：

D7000 ニコン

FinePix XP90 富士フイルム

感想

hiroyanagi

【雷鳥食猿軍団の仕業か、雷鳥には会えずじまい】
　北アルプスの多くの山荘が営業終了になるこの時期、山は静かだし山小屋も空いているしということで、駆け込みで大天井岳に行って来ました。一昨年は白馬岳、昨年は蝶ヶ岳と3年連続の小屋閉め時期山行となります。
　中房温泉からのいきなりの急登には苦しめられたものの、その甲斐あって稜線に上がってからの景色には大満足。燕山荘で美味しい骨付きチキンカレーを頂いてからは体の元気も(たぶん)回復しました。大天荘のカイコ棚でお隣になったプロ魂カメラマンは、営業時間前で燕山荘のカレーを食べれなかったことをかなり悔しがっていました。ちなみにその方は4kg以上の(高級)機材一式を担ぎあげてこられたそうで、日の出撮影には1時間以上前から用意周到準備されていて、その心意気からプロ級と認定させて頂きました。燕山荘までは、人気の燕岳へと思しき登山者は多かったものの、大天井岳方面では登山者1名にしか会いませんでした。ちょっと心細かったものの、いい景色独り占めの贅沢な時間を過ごせました。
　大天井岳への最後のキツい登りの果てに辿りついた後光を浴びた大天荘は、山頂まで10分弱とロケーションよく、館内清潔で食事も豪華でした。朝日も夕日も山荘間近で眺められたのもverygoodです(楽できるので)。食堂で一緒だった方は、山荘の居心地の良さに2週連続で大天荘に泊まりに来られたそうで納得です。いつもなら山荘ではご飯を1〜2杯お代わりさせて頂くものの、おかずが多くてご飯はお代わり少々でも満腹でした。誠に具だくさんな芋煮もGoodで、こちらは通常通り2杯お代わりさせて頂きました。ちなみにおかずはお肉か魚を選択できるようになっていて、魚を選択しました。夕日を眺めた後体の芯から冷え込んだものの、燗して頂いた日本酒で生き返りましたが、アルコールのまわりが早く食事中から半ば夢の世界に入ってバタンキューとなりました。
　2日目も予報通り快晴で、厳しい冷え込みでしたがいい日の出を拝むことができました。前日以上になだらかな稜線は誠に気持ち良く、槍穂高連峰頂上付近は終始ほとんど雲が覆い被さっていたものの全く気になりませんでした。
　好天のせいもあってか雷鳥には出会えませんでしたが、東天井岳と横通岳の間で猿の群れに遭遇したのには驚きました。雪が降る時期に高山の頂上付近に猿の餌となりうる植物はほとんど無いと思われるものの、7〜8頭の猿の群れが徘徊していました。実際ハイマツ帯で何か植物をついばんでいる様子もありませんでした。横通岳頂上あたりに着いた時に、先ほどまで猿が居たあたりで大きな鳴き声が聞こえたのが気になります。猿どうしの呼び声だったか、雷鳥の警戒の鳴き声だったのか、あるいは捕まった雷鳥の断末魔の叫びだったのか。私の後に同じところを通過した方もやはり猿達を見かけたそうで、雷鳥のことを心配していました。地元では絶滅危惧のある雷鳥を増やすべく人工飼育に力を入れているようですが、雷鳥を減少させているかもしれない動物の捕獲にこそ力を入れるべきだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=r9QKzTmf_ao
https://www.youtube.com/watch?v=4gmM4Tmee18
　それはさておき雪の薄化粧をまとった槍穂高連峰を間近に、しかも日の出日の入りまで楽しめ満足満足。

■燕岳(残雪＆急登、中房温泉〜頂上、燕山荘泊)
2013年05月18日(土)〜19日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-299918.html
■常念岳(一ノ沢登山口1260m〜常念岳2857m)
2012年06月23日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-200974.html